7月1日 警察庁が 80歳以上の棄権が高い人の免許更新時に実技試験を採用することを検討しているそうです

高齢者による 危険度の高い交通事故が かなりの数起こっている昨今 随分のんびりした対応だと呆れてしまいます。私も60歳になってしまいましたから まぎれもない高齢者の仲間入りをしてしまいました。仕事に車の運転が関わることが多いので ほとんど毎日車は運転しています。少なくとも仕事をしている間は 車の運転は絶対に必要です。仕事を辞めてからも そこそこ立派なキャンピングカーを購入して 奥様と日本全国を旅してまわる予定ですので 引退してからも暫くは 車の運転はどうしても必要な技能になるでしょう。
私も自分を客観的に見直した時 先ず頭髪は相当にボリュームダウンしていますし 逆に白髪の割合は凄く高くなってしまっています。太っているのは 長生きしたいので 少しずつでいいから 減量していきたいと考えています。手術をするときなどに 視力の衰えや 集中力の持続時間が短くなっていることを痛感してしまいます。耳も遠くなっているみたいで テレビのボリュームが自然と高めに設定されているみたいで 奥様にうるさいとよく文句を言われてしまいます。足腰の衰えも 明らかで病院から二階への階段を駆け上がっただけで 息が切れてしまいます。
お年寄り一年生の私ですら 明らかに若い頃 別に若者だった頃と比較するつもりはありませんが 五年前 十年前と比べても 明らかに運転するために必要な 視力、聴力 注意力の持続時間 反射神経などに衰えを感じることを認めざるを得ません。とは申しましても 車の運転はある程度決まりきった動作の繰り返しですから 毎日継続している現在は それほど安全運転を意識するように心掛けているつもりですから それほど危険な行為だとは自覚しておりません。
しかし十年後には 私がどの様な状態で生活しているのか 想像できませんが 少なくとも他人のお世話が必要ではない状態で生きていたいと望んでおります。恐らく70歳を過ぎてしまったら 現在まで さんざん世の中にご迷惑をかけてまいりましたから 危険な運転をして 更にご迷惑をかけて 取り返しのつかない事故でも起こさないうちに 運転免許は返納するだろうと思います。私はどんくさい運動の苦手なタイプの人間だと自覚していますから 70歳を超えての免許の更新をしないことをここに宣言いたします。その年齢の時に既に車椅子の操作が上手になっているような事はないように願っております。
一般の方でも 70歳を超えてからは 免許の返納をされる事をお勧めしたいです。車は便利な道具ですが 一瞬の不注意で走る凶器となる可能性を常に秘めているのです。十年後なんてはるかに先の様に思っていますが 十年前に私が五十歳になった時 確かこのブログを書き始めた頃だったように思いますが この十年間は 過ぎてみればほんの一瞬の様にも感じますから これからの十年間も過ぎ去ってしまえば 恐らく一瞬に感じる位の短さなのだろうと思います。
自分の感覚から想定するとまともに運転できる限界年齢は 70歳ぐらいであろうと想定していますが 警察庁がこれからの高齢者対策としては 80歳を超えて 危険度の高い方については 運転免許の更新時に 実技試験を実施すると言う事なのだそうです。危険度の高い人の判定が難しいように思いますが 交通事故や違反を繰り返した人 と定義されているのだそうです。80歳を過ぎた それこそよぼよぼのお年寄りに どのような基準で 実技試験を行うのでしょうか。
若い人でも 普段運転しないいわゆるペーパードライバーは 不慣れなために例え若くても結構危険な運転をする場合があります。ましてやお年寄りのペーパードライバーなんて 危険極まりない存在だと思います。ですから60歳を超えて 違反はともかく 人身事故を起こした場合は 無条件に免許取り消しの処置を取ってもいい位に私は思いますが 厳しすぎるのでしょうか。交通事故の被害者にとっては 運転者が高齢者であったから 事故を起こされても仕方がない事だ 等と感じる人はいないと思います。
私の感覚では80歳を超えて 免許を更新するなど 言語道断の事に思えます。勿論厳しい生活環境の中では 車の運転が幾つになっても必要不可欠な場合もあるのかもしれません。しかしそんな高齢者になってまで そんな厳しい環境で暮しているのだとすれば それは己の意思による選択の結果だと思います。車の運転が出来なくても 普通に暮らせる環境は 捜せば幾らでもあるはずです。自分の意志でそんな不便な環境に暮らしているのであれば 車をつかえない不便さを受け入れるべきでしょう。
とにかくお役所は 高齢者の引き起こした重大な交通事故に対する認識が甘すぎると思います。私がもし被害者になった時に 相手がかなりの高齢者であったとしたら 若い人の不注意による運転ミス以上に不愉快な気持ちになると思います。免許を返納することによる何か魅力的な特典があれば 返納する方の割合は高まると思います。例えばタクシー料金を70歳までに返納すれば 一割負担、80歳までに返納すれば 五割負担つまり半額にすれば 返納する方の割合は確実に上昇すると思います。その財源としては 80歳を超えても返納しない人がタクシーを利用するときには通常料金の倍額を請求するのは如何でしょうか。あまり現実味の無い事を提案しても 笑ってもらえないでしょうから 本日はこのあたりで御開きに致します。

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