7月10日 本日は 語呂合わせで納豆の日なのだそうです

ひょっとしたら 昨年の同じ日にも同じことを書いたのかもしれませんが まあいいでしょう 兎に角私は納豆が大好物です。なのにここ十年くらいは 一粒も納豆を食べておりません。私は心臓病を患っております。具体的には 不整脈なのです。つまり心臓が正常ではない動き方をしております。その為に心臓内で血液が スムーズに一方通行してくれておりません。その結果 血液に血の塊ができやすい状態が 恐らく死ぬまでずっと継続するようです。

血の塊が 例えば心臓に流れる血管で詰まってしまった場合 心筋梗塞と言う事になります。脳の血管で詰まってしまえば 脳梗塞と呼ばれる状態になります。その為に私は 血液が固まりにくくする薬 昔からあって結構有名な薬ですがワーファリンを死ぬまで飲み続けねばなりません。ワーファリンの薬理作用は ビタミンKが関わる 血液凝固作用を阻害することによって 血液をサラサラに 即ち血液が固まり血栓になりにくい状態を保ってくれるのです。

納豆は 何故か知りませんが ワーファリンが阻害してくれるビタミンKを非常に沢山含んでいるのだそうです。ですから 納豆を食べてしまうと ワーファリンによる血液凝固阻害作用が 十分に発揮されなくなってしまうのだそうで その為に私はワーファリンを飲み始めてから 一度も納豆と 同様にビタミンKを大量に含む青汁も禁じられております。まあ阿蘇汁は一般的には 健康にとって望ましい食品なのかもしれませんが 私は全然飲んだことがないし 飲みたいと思ったこともありませんから 全然苦痛ではありませんが 納豆が食べられないのは 慣れるまでは相当に辛い日々でした。

スーパーでは色んな種類の納豆が 安い値段で大量に販売されています。一昔前までは 関西人は一般的に納豆を苦手とする方が殆どだったように思います。うちの家庭は両親ともに九州出身ですから 朝食にちょくちょく納豆が登場しておりました。ですから昔から 納豆自体の販売はされていたのでしょうが 現在ほど色んな種類の商品が それもかなりの低価格で 販売されてはいなかったように思います。自分が食べられなくなってしまったからかもしれませんが 尚更納豆売り場が拡大されているような気がしてしまいます。

まあ私の場合 糖尿病も抱えておりますので 病院で検査を受けるたびに 血糖値の指針となるヘモグロビンA1cをなるべく正常値である6.0以下にするために 検査の一月前から 炭水化物を食べないようにして しっかりと運動して 何とか血糖値が低い状態を維持するように心掛けております。その時期に正直に体重が落ちるのですが 病院で検査が終わるたびに ホッとしてほんの少しの時期だけ 食べたいものを食べてしまい また体重が増加してしまって ここの所体重がなかなか減少してくれないのが悩みの種です。

頑張ってダイエットするのだけれど リバウンドを繰り返す 愚か者の極みのような私の生活ですが 検査後締め付けを緩める時期に 少しぐらいなら 納豆を食べてもそんなに次回の血液検査に響いてこないでしょうから 一度や二度なら大好物の納豆を食してもいいのではないかと ずっと思い続けてはいるのですが 何故か実行には移しておりません。納豆なんて 価格の安いものですから けつの穴の小さなけちん坊の私でも たっぷりと購入して 思う存分食べてみたいのですが 何故か自分でストップをかけてしまいます。理由は 一度か二度でも 大好きな納豆を食べてしまうと これまでできていた辛抱が出来なくなってしまうのではないか と不安があるのかもしれません。まあとにかく意志の弱い 自分に甘い人間ですから 恐らく次回の検査が終わっても 納豆には手を出さないだろうと思います。

医学は日夜進歩していますから ワーファリンと同じように血液をサラサラにして 血栓ができにくくする薬が 新しく開発されました。新しくとは言っても もう開発されて実用化されてから そこそこ年月は経ちますが その新薬のお値段が かなりお高いのです。基本的に毎日ずっと飲み続ける訳ですから ワーファリンを止めて新薬に切り替えると 薬代が今までの二倍くらいに跳ね上がってしまうのです。けつの穴の小さなけちん坊の私は もう少し年月が経って 新薬の薬価が下がったら切り替えを考えますが 現在の所は 納豆を辛抱してワーファリンを続けようと思います。

まあ薬の効果が同じなら 安い方がいいと考えてしまう 本当に器の小さな男でお恥ずかしいのですが 持って生まれた性分ですから 今更変えようがないので 上手にお付き合いしていくしかありません。但し 一週間後に死ぬことが もしも分ったら 納豆を思いっきり食べるだろうと思います。最後の最後まで安上がりにできた お粗末な男の人生を どうぞお笑いください。

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