7月10日 狂犬病の書類の提出期限日

 毎月10日は前月の狂犬病関係の書類を市役所さんに提出する期限の日です。提出する書類は 犬に注射して、その証明書を飼い主さんに渡した時にすでに作成してありますし、それらの合計枚数と書類の番号を一枚の書類に書き込むだけなので 提出物を準備するのは 全然大変ではありません。
 うちの病院は割と暇な方なので、難しい手術が立て込んで 提出に行く時間がなかったわけでも決してありません。なのに、毎月毎月提出期限ぎりぎりにしか 提出できないのは ひとえに私のルーズな性格と怠慢さによるものであることは 重々自覚しています。
 子供の頃から、夏休みの宿題も提出期限ぎりぎりに何とかやっつけ仕事で乗り切ってきました。宿題のうち 計算問題や 漢字の書き取りなど机に向かってできる類はそんなに苦労しないので7月中に殆ど片付くのですが、私は図工が苦手だったので 絵を描いたり、工作をしたり 自由研究の類が最後まで残ってしまい苦労しました。私の父は唯一の趣味が油絵で絵画に興味のない私に批評眼があるわけはありませんが、かなり上手だと思います。事実、何度もコンクールではいろんな賞を貰っています。何をやらせても不器用な私よりも 手先が凄く器用な人だと思います。だから、提出する絵や工作にも少しだけ父に手伝ってもらっていましたが たぶん先生には手伝ってもらったことがばれていたと思 います。
 大学時代のレポートの提出も同様です。獣医科の同学年にたまたま枚方出身の金井君がいました。彼とは大学のオーケストラに所属して彼はトランペット、私はファゴットという楽器で同じステージにもあがり、仲良くさせて頂いた友人です。金井君は非常に優秀な学生で試験に落第点を取ったことが無くて レポートも提出期限の最初の日に余裕を持って提出していました。それに比べて私は 落第点を取って追試を受ける常連メンバーでしたし、レポートも提出期限の最終日の期限ぎりぎりでやっと提出していました。今思うとよく仲良くしてもらえたものだと思います。
 私は今年、持ち回りで順番が来ただけですが 枚方市の獣医師会の代表になりましたので市役所さんと接する機会には、できるだけきちんとした態度で臨み、くれぐれもご迷惑をかけないようにしようと心掛けているつもりですが、どうも期限ぎりぎりにならないと行動しない習性は「三つ子の魂百まで」のように変わりようがないのかもしれません。
 近所で仲良くさせて頂いている小嶋先生は、私と対照的に非常に几帳面で細かい所まできちんとされているので、以前伺ったときに帳簿の記帳等前日の分までされていたのには驚きました。私なんて一年分まとめて2月に集中してやりますから、天と地ほどに違います。小嶋先生は数年前まで公務員として保健所にお勤めだったから、尚更きっちりとされているのかもしれませんが、人間の性格的な部分は持って生まれたものなので改善のしようがないのではないかと 自分を慰めながら、これからも頑張って生きていこうと思いました。

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