7月14日 プロ野球も前半が終わろうとしています

例年なら このブログでも結構頻繁に プロ野球ネタを書いていました。昨年までは高木守道監督の無能さを散々こき下ろしたりしていました。監督が谷繁に替わり落合さんがマネージャーとしてドラゴンズに戻っていただけましたから 今年から明るい気持ちで ドラゴンズを応援できると信じていましたが 結果は残念ながら私の期待通りには展開しませんでした。

そもそも開幕試合の先発ピッチャーからして納得がいきません。なんで川上やねん。大体自分の事だけを考えて チームの事情など顧みないで 勝手にメジャーリーグに挑戦して 全く鳴かず飛ばずで日本に戻ってきた時に 何でドラゴンズに迎え入れたのか さっぱり理解できません。大リーグに挑戦するのは 選手として可能性を試してみたい気持ちも理解できないわけではありませんが 夢破れておめおめと日本のプロ野球に復帰を望むのなら もっと謙虚な態度で臨むべきだと思います。

もともとドラゴンズに在籍していたころの川上の偉そうな態度からして気に入りませんでした。基本的には地方球場では絶対に登板しないし、自分の都合でローテーションをスライドするし 試合中の新球の要求がやたらと多いので 試合時間がかかるし 待たされている野手のリズムが狂うし 疲労は余分に貯まるし 全く自分本位の投球でした。まあそれを黙認する球団にも問題はあったのかもしれませんが とにかく川上が登板する試合はダラダラと時間がかかり きびきびとしたテンポの良さが全く感じられませんでした。プロ野球は 所詮見世物なのですから 試合運びにテンポの良いスムーズさが必要だと思います。

はっきり言って メジャーに挑戦して 失敗して日本へ舞い戻った選手で 以前に日本にいた頃ほど活躍した選手は誰もいないと思います。そんな川上をわざわざ手をあげて迎え入れたのは 無能な高木だから仕方がないにしても そんなほとんど期待のできない、本当だったら昨秋解雇しているはずの選手を 栄えある開幕投手に起用するなんて 谷繁の監督としての資質を疑います。開幕投手というのは その一年投手陣の柱として期待する投手を持ってくるべきだと思います。昨年ただ一人二ケタ勝利を挙げた 大野こそ開幕投手にふさわしいと思います。

本人もそこそこその気になっていたのに 蓋をあげたらロートル川上だったでは 大野の精神的なダメージは相当に大きかったと思います。その後の今シーズンの大野の低迷は開幕試合に起因していると思います。エースとしての活躍を期待するのなら 多少調子を落としても 絶対にローテーションの軸から外さなければ おのずとエースとしての自覚が芽生え エースらしい投手に育ってくれるはずです。

同様に期待はずれなのが 平田外野手の起用法です。開幕前はドラゴンズとしては久々に日本人で長期的に四番を任せられそうなバッターと思われた平田でしたが さすがに四番のプレッシャーからか スタートはあまりよくありませんでした。しかし四番を任せるつもりならば 多少調子が出なくても 使い続けるべきだと思います。所が谷繁は調子が出なければ直ぐに四番から外してしまいました。下位バッターとして起用したら 下位バッターにふさわしいバッターになってしまいます。巨人の坂本や日ハムの中田、広島の堂林等 監督が どんなに調子が悪かろうと 三振を続けようと エラーを続けようと 一年間使い続けたから ようやく一人前の看板選手に成長したのだと思います。

調子の出ない若手を使い続けるのは 周囲との摩擦も生じるでしょうが 辛抱強く使い続けることで 本人も結果を残そうと必死に頑張るでしょうし その頑張りが一年続けば 必ず大きな成長に結びつくと思います。大野にしても平田にしても 残念ながらスタートに躓いてしまいましたが 辛抱強く使い続けることで 今年は結果が出なくても きっと近い将来に大きな成長を見せてくれる事と思います。その様な起用法が出来ない 谷繁には本当にがっかりしました。

だけどそれ以上にがっかりしたのが キャッチャーの起用法です。ドラゴンズには現在チーム力が落ち込んでいて 足りないものばかりの状況ですが 一番の急務は キャッチャーの育成だと思います。谷繁は監督一年目なのですから 監督業に専念すべきだと思います。キャッチャーとして見込みのある選手を二人か三人ぐらいで競わせて 二三年後には一人前になってくれる選手を育てなければ いつまでたっても優勝を争えるチームになりえないのは明白なのに 自分の記録に色気を出して 中途半端に選手として出場しようとするから 監督業がおろそかになっているのだと思います。

谷繁も監督を引き受けたのだったら 先ずは監督としてチームをどのようにして強くしていくのか だけを考えて全力を尽くすべきだと思います。落合さんもマネージャーとしてドラゴンズに戻ってきたのなら もう少しそのあたりについて活躍してほしいと思います。

結局は勝率五割のラインで行ったり来たりなのは 戦力的に見て まあしょうがないと思います。ドラゴンズファンも今年の戦力で 優勝を争うのが難しい事はよく分かっているはずですから せめて二三年先に大いに期待のできるチーム作りをしていって欲しいと思います。

こんな面白味も楽しみもない戦いを続けるドラゴンズでは 今年もナゴヤドームへ応援に出かけようとは思いません。少しでも早く応援のし甲斐のあるドラゴンズに生まれ変わってほしいと思います。

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