7月14日 東京女子医大病院の看護師さんのボーナスがなくなるのだそうです

病院を開業して三十年近くたちますので もう長いことボーナスなるものを受け取ったことがございません。時々思い出したら 奥様に 雀の涙程度の金額をお渡ししたことはあるように思っております。普通 勤め人の皆さんの場合 仕事を頑張って その企業が儲かった場合には 従業員に支払われるボーナスが 増額されるのが 相場だと思います。所が どちらの病院も コロナ禍によって 仕事が質的にも量的にも 増大したにもかかわらず 売り上げ そして当然利益も減少しているのが現実なのだそうです。利益が減少したために 看護師さんたちに支払われるべきボーナスがすべてカットされてしまうのだそうです。昨年まで五十万円以上が支払われていたのだそうで 今年はしんどかった分 増加されてもいいのかもしれませんが 大学病院サイドとしては ない袖は振れない という方針で ボーナスの支払いがカットされてしまいそうです。
人間 やりがいを感じて仕事を頑張っている方は多いのかもしれません。特に医療従事者の皆さんは 直接病人と関わっていますから 病気が快復した 元気になったという風に 自分の仕事の頑張りの成果が ダイレクトに感じられるお仕事のように思いますから やりがいを感じやすい職種と言えるのかもしれません。でも仕事は 誰しも食べるため 人間らしく生きていくために 頑張っているのです。勤め人の方々は 普段は固定給で収入を得ている場合が多いのだと思いますが 頑張った分が反映されるのが ボーナスなのかもしれません。今年は 病院で働いている というだけで ご近所さんから冷たい視線を浴びていたかもしれませんし、感染の危険性の高い職場であることは間違いない状況で 文句も言わずに頑張ってこられたのですから 当然ボーナスがアップされていても罰は当たらないように思います。それがすべてカットされてしまうのでは 働く意欲が低下もしくは喪失してしまっても 致し方のないことのように思われます。
看護師さんのボーナスカットだけが 取りざたされているという事は ドクターたちはひょっとして例年通りではないのかもしれませんが ボーナスを受け取っているのかもしれません。看護師さんたちの仕事を頑張る気持ちを維持していただくのは 至難の業のように思われます。今後も大学病院の仕事が非常に重要である状況は変わりないのでしょうから もし看護師さんたちが大量に退職してしまったら 大変な医療崩壊につながるのは明らかです。ゴートゥートラベル なんていう的外れの政策で一兆以上もの国民の血税を無駄遣いするのなら どうして感染症騒ぎの真っ只中で 一番頑張っていただかねばならない看護師さんたちのためにお金が使われないのでしょうか。確かに 飲食業や観光業の方々の状況も 悲惨であることは承知していますが 日本が辛うじて国家として存在できているのは 医療現場でドクターや看護師さんが 必死になって頑張っておられるからであるのは間違いありません。
日本各地で 大雨によって 被害を受けて 避難所で不安いっぱいの生活を送っておられる被災者が 凄く沢山いるこの時期に 恐らく第一波よりも大きな波になるであろう感染者の増大が懸念されるこの時期に 皆でどんどん旅行に出かけましょう 等とふざけ果てた主張をして 国民の神経を逆なでにするよりも 国民の血税の使い方を 慎重に考えて 有効に活用していただきたいと 強く希望いたします。

私は自営業の経営者なので 元々ボーナスとは無縁なのですが そして有難いことに このコロナ禍の中 それ程売り上げにダメージを受けずに仕事ができておりますが 奥様の体調があまりすぐれないようなので 今年は頑張って 少しまとまった金額のボーナスをお支払いしてみようと思います。奥様だって お金のために頑張ってくれているわけじゃないのでしょうが 予期せぬボーナスを貰えて 嬉しくないわけはないと思います。奥様には 生活費としても ぎりぎりの金額しか差し上げていません。まあ私自身が お金のかかる趣味もなければ 身に着ける服や靴にも殆どお金をかけません。相変わらず食いしん坊だし 外食する機会も多いので 食費は人並み以上にかかっているのかもしれませんが 一切無駄遣いをしていないつもりなので 奥様にも生活費をかなり切り詰めていただく分しか お渡ししておりません。たまに予期せぬお小遣いが入れば 普段辛抱している美味しいものを食べたり 買い控えていた家具でも購入していただけたら また気分よく 病院のお仕事をお手伝いしてもらえると思いますので 忘れずにボーナスを支給します。

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