7月15日 乃木坂の映画「悲しみの忘れ方」を観てきました

残念なのは 乃木坂の認知度の低さが 浮き彫りにされたかのような上映されている映画館の数の少なさでした。関西では京都で一か所、大阪で二か所、兵庫で一か所の 全部でたった四か所でしか上映されていない事です。遅かれ早かれAKBグループの各団体も似たような内容のドキュメンタリー映画が公開されるはずです。その上映されている映画館の数で ある程度客観的な各団体の認知度が測れるのかもしれません。

本家のAKBを上映する映画館は相当数に上ると思いますし、NMBも一応地元ですから そこそこの映画館で上映されるのかもしれません。ただしSKEやHKTが乃木坂よりも多くの映画館で上映されていたら 少なからずショックを受けるように思います。

私は京都の二条城の近所にあるシネコンに出かけました。車で出かけましたが 駐車場代が一日700円でしたので 少なくともバスや電車を利用して出かけるよりもずっと安上がりでした。朝八時前に出発して第一回目の上映、9時20分からの分を観に出かけました。朝早い方が到着までの時間も短いでしょうし お客さんも少ないでしょうからゆったりとした気分で見られることを期待したからです。

水曜日の朝一の上映なんて 私たち以外にお客さんがいないかもしれないと予想して入室しましたが 予想に反して既に数十人のお客さんが座っていました。もしも奥様と二人きりなら 一番後ろの席を指定しましたから すきを見て奥様にキスをしようと計画していましたが すぐ近所にまで結構人がいましたので 私の野望は遂げられませんでした。

こんな時間帯だし まだ夏休みにも入っていない時期でしたから 座っているお客さんの年齢層はかなり高めになるのは致し方のないことかもしれませんが いわゆるおじさんとかおばさんが多かったのには驚きました。乃木坂のコンサートでは半分近くが女性客ですから アイドルグループとはいえ 女性のお客さんが多いのは不思議に思いませんが こんなにたくさんの人がいたのには正直驚きました。まあ上映館の数が少ないので 私たちもわざわざ枚方から遠征したように 皆さん結構遠方から集まってこられたのかもしれません。

主要メンバーのお母さんのコメントがナレーション代わりに使われていましたが 女優の西田尚美さんが吹き替えをしていました。出来たらお母さんご本人の声だったら ずっと感動的だったのかもしれませんが お母さんは素人さんなのですから無理な注文かもしれません。

生駒里奈、白石麻衣、生田絵梨花、西野七瀬、橋本奈々未この五人の主要メンバーのお母さんのコメントから本人が紹介されて それぞれに乃木坂に入る前に抱えていた問題が明らかにされます。乃木坂というアイドルグループでも 特に人気のある五人の事ですから それぞれに学校で人気の的であり チヤホヤされてきたのかと思いきや 苛めにあったり 不登校状態に陥ったり、自分の将来の方向性を見つけられずに立ち止まり途惑いまくっていたりと 意外にもごく普通の高校生が悩むようなことで落ち込み 挫けそうになっていたのは 予想外でしたが反って親近感がわきました。

この五人については家族も登場したりして 結構深く掘り下げられていましたが その他のメンバーについては カズミンやマイマイは一応名前が紹介されていましたが 殆ど掘り下げられてはいませんでしたし、二期生に至っては最後の最後で堀が少しだけいじられていた位でしたから 物足りなさを感じました。

松村のスキャンダルについては 一応正面から取り扱われていましたが 今考えても松村の処分は軽すぎると思います。というよりも選抜落ちもせず ただ二列目から三列目にポジションが下がっただけでは処分とは言えない扱いでしょう。AKBのさしこが 昔付き合った男に暴露ネタをばらまかれた事件は AKBに入る前に完結しているいわば過去完了の事件です。なのに一応さしこが九州出身であるとはいえ 出来たばっかりのHKTに左遷されたのです。

私はさしこは非常に不細工で アイドルを名乗っていること自体が腹立たしいぐらいに思っていますが 左遷されたことに腐らずにHKTで地道な努力を続けたことで とんでもない大量得票によって二度もセンターに選出されたし、HKTは後発なのにNMBよりも選挙でずっと優秀な成績を収めたのは さしこの功績が非常に大きいと評価しています。

話を松村に戻すと 乃木坂の場合は左遷するにも他に系列グループがないから無理ですが せめて世間がスキャンダル事件を忘れてしまうまでは 選抜から外す処置は取るべきだったように思います。私は松村の起こした事件の方が 現在進行形であったわけで さしこよりもずっとずっと責任が重いと考えるからです。AKBグループでも乃木坂でも問題を起こして 除名処分されたケースも少なからずありますから どうして松村の場合だけ異例に処分が軽いのか納得がいきません。映画の中で生駒が発言していましたが 「乃木坂という純白なイメージのグループに 黒い混ざりものが生じてグレーになってしまいました。これからどんなに努力して黒い混ざりものを取り除いても 元の純白には戻れない」という言葉は凄く正しいと思います。

奥様と二人で夫婦割引で2200円でこの映画を鑑賞しましたが 一応それ位の値打はあったように思います。乃木坂の事をあまりご存知のない方が見ても それなりに楽しめる内容だとは思いますので 京都なら二条城、大阪なら梅田と難波 上映館が少ないのは難点ですが 是非一度ご覧いただいて 乃木坂のファンになっていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。

 

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