7月16日 本日は駅弁の日だそうです

1885年の本日 東北本線の宇都宮駅で 初めて駅弁が発売されたのだそうです。お握り二つに沢庵 というごくシンプルなものだったそうです。そんな弁当なら わざわざ買わなくても 自分で簡単に用意できそうな内容です。その後駅弁 駅で販売していて電車内で食べるお弁当は広まっていったそうですが 内容は似たり寄ったりで あまり人気がありませんでした。当然の事かもしれません。

私が駅弁と言われて 先ず思い出すのは「峠の釜めし」です。群馬県のJR横川駅で55年ぐらい前から ほとんど同じ内容で販売されています。今では結構出店が出来ていますしドライブの途中でも購入できるみたいです。益子焼のかまに入った炊き込みご飯に具材が盛ってあり かまの保温性によりお客さんが食べるときに 暖かいまま食べられたのが 人気の秘密だったそうです。私は関西の人間なので 関東地方を旅行したことがなくて 実際の駅で販売している釜飯を食べたことがありません。デパートが時々行う各地の駅弁大会みたいな催しごとの時に購入して食べてみただけです。もちろんあたたかくはありませんでしたが それなりに美味しかったと思います。

次に駅弁で思い出すのは「鱒寿司」です。塩野義に勤めていた時に 一年間富山で勤務したために かなり身近な駅弁でした。富山市内ではスーパーなどにも普段から売っていたように思います。たまに酸っぱいものが食べたくなった時などに買って帰って晩ご飯にしたこともありました。富山の人にとっては 大阪人のお好み焼きとまではいかなくても 結構身近な存在だと思います。押し寿司なので見た目はコンパクトですが 結構お腹に貯まりますから 丸い寿司一枚で十分に晩御飯になりました。

最近は旅行する時も殆どが車になってしまったので 鉄道を利用することが激減してしまいました。従って 駅弁を利用することも殆ど無くて デパートやスーパーの駅弁大会の時に買って帰って自宅で食べることばかりです。でも駅弁はやはり ちゃんと列車に乗って車窓からの流れる景色を見ながら食べなければ 本当の美味しさは味わえないように思います。

私も60近い年齢になりましたから そろそろ関東や東北地方にも出かけて 今まで接したことのない土地柄や人情に触れるのんびりとした旅行を楽しみたくなってきました。新幹線とかではなくて ゆっくりとしたのんびりとした列車に乗って その土地の名物の入った駅弁を味わうのも なかなかの贅沢だと思います。私も奥様も九州出身で 西日本はある程度行ったことのあるところが多いのですが 東日本は殆ど馴染みがありません。恥ずかしながらこの歳になって未だ海外旅行にすら出かけた事がありません。勿論外国の土地でも出かけてみたいところは少なからずありますが 狭い日本ですら行ったことのない県が半数ぐらいもあることは情けない事だと思いますので 今後 取り敢えず国内旅行を充実させようと思っています。東日本なら遠方なので 列車での移動になると思いますから その度に各地の駅弁をしっかりと楽しみたいと思います。

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