7月16日 私は夏バテと無縁みたいです

梅雨が明けて いよいよ夏本番となりましたので 暑さが本格化してきました。私はとても太っていますから 凄く汗かきですが いわゆる夏バテとは全く無縁みたいです。よく耳にするのが 夏バテで体調を崩される方が少なくないような話です。私はありがたい話なのかもしれませんが 六十年近いこれまでの人生で 夏バテになったしまった記憶が一切ありません。

ここ数十年ずっと太った体型ですから 出来たら食欲不振にでもなってくれたら 正直嬉しいのですが どんなに暑い時期に暑い中で仕事をしても 食欲が衰えてくれたことは一度もありません。私はいい年をして恥ずかしいのですが 病院をPRするチラシをこの炎天下に 自分で歩いて自分で手配りしています。勿論病院の宣伝の為もありますが 少しでも運動不足を解消するため と言う意味合いも少なからずあります。

勿論炎天下に帽子もかぶらずに ひたすらテクテクと歩いてポスティングをして回りますから その前後には水筒にタップリと氷とともに麦茶を用意しておいて 歩き回る前後には十分すぎるほどに水分補給をします。あまりに汗をかくので 車の座席やシートベルトが汗臭くなってしまい いつも奥様に文句を言われています。昼間手術も往診もなくて カラオケなどに遊びに行く予定もない時に 二三時間配り歩いたら エアコンのよく聞いた車で病院に戻り 殆ど水ぶろ状態のお風呂に飛び込みます。

冷たいお風呂に15分位も浸かれば 直ぐに生き返ってしまい 散々歩き回った後なので 直ぐに健康的な空腹感がやってきてくれるのです。頑丈な体に産んでくれた両親に感謝すべきことなのかもしれませんが 相当に暑さによるストレスをこの身に与えてみても 直ぐに回復してしまうのです。昨今は 熱中症にはくれぐれも気を付けましょう 等と盛んに言われていますが 本当に熱中症になってしまう人が信じられません。

私が子供の頃には 夏休みなんか 捕虫網と虫かごを抱えて 炎天下に何時間も歩き回る事なんか 日常茶飯事でした。勿論水筒なんて気の利いたものは用意して出かけていませんから 水分補給は自宅に辿り着いてからしかしていませんでした。当時も日射病には気を付けて 帽子を必ずかぶりましょう、などと言われていましたが あまり帽子もかぶっていなかったように思います。そんな外出を繰り返していても 全くしんどくはなりませんでした。

中学生になってからは 運動部に入部しましたから 最初はテニス部 転校してからはバレー部で活動していました。テニスは勿論炎天下に練習していましたし バレー部も弱小だったので 体育館は殆ど使わせてもらえず もっぱら炎天下で特に夏休みなどは 数時間練習を繰り返していました。当時はそれが当たり前でしたが 練習中は一滴の水を飲むことも許されませんでした。そんな暑さの中で結構過酷な練習をしていましたが 熱中症にかかるようなひ弱な奴は 一人もいませんでした。当時は光化学スモッグなんていうものがありましたから その注意報には気を付けていましたが。

若い頃に 炎天下で動き回ることを繰り返していましたから 熱中症とは全く無縁の 夏バテ知らずの人間になってしまったのかもしれません。若い頃には勿論各家庭にクーラーなんて言う代物は 皆無でしたから 尚更暑さに対する免疫が出来上がってしまったのかもしれません。最近やたらと熱中症で病院に運び込まれる方が続出していますが 私に言わせれば 一種の贅沢病に過ぎないように思います。

子供の頃に 炎天下で活動を繰り返していれば 確かに私が子供の頃よりも夏の平均気温が上昇しているのは間違いありませんが 現在の暑さにも 少なくとも私は全然へこたれていませんから 全く平気な体質が培われるのではないでしょうか。現在の若い人は生まれた時からクーラーのある涼しい環境で育ち 小学校ですら各教室にクーラーが常備されていますから 厳しい暑さをほとんど経験していないために 暑さに対する免疫が殆ど出来上がっていないために ちょっとした暑さとの接触によって熱中症なんていう御大層な病気になってしまうのだと思います。

日本人も数十年前 私が子供の頃に立ち返って 子供の頃にしっかり暑さと向き合っておけば 現在の様にちょっとした暑さで病院に搬送されるような情けない状態から 立ち直れるのではないでしょうか。私は現在も病院内は致し方がありませんが 二階でプライベートな時間を過ごす際には 極力クーラーのスイッチを入れないように心掛けて 扇風機を活用して過ごしています。まあ私のリビングは何しろ30畳以上もありますから 一旦クーラーのスイッチを入れても 涼しさを感じるまでにはかなり時間がかかりますし 電気代も馬鹿になりませんから 辛抱しているのもありますけれど。

何度も書くと 夏バテでお悩みの方の神経を逆なでするのかもしれませんが 一度夏バテになって 食欲不振を経験してみたい気持ちが強い私であります。

ブログ一覧