7月18日  本日は光化学スモッグの日だそうです

1970年 私が中学一年生の時ですが 本日東京で初めて光化学スモッグが発生したのだそうです。高校で体育の時間にグラウンドでの授業中 生徒が目の痛みや頭痛を訴えて数十人が病院へ運ばれたのだそうです。最初は耳馴れない言葉でしたが それ以来ちょくちょく光化学スモッグの注意報が発令されて 放課後のクラブ活動などでグラウンドの使用が禁止されました。

当時私はバレーボール部に所属していました。本来バレーボールの練習は体育館でやりたいのですが その頃私の通う中学校ではバトミントン部が凄く強くて 近畿大会の常連でした。その為に体育館は半分以上がバトミントン部が独占していました。残りの時間をバスケット部や卓球部などいくつもの運動部で取り合っていましたので 体育館で練習できるのは一月にほんの数回でした。

ですから グラウンドが使用禁止になると 練習が休みになってくれるとうれしいのですが 校舎内の老化を使ってボールを使わない練習が待っていました。腕立て伏せやバレー部ですから指立て伏せ、今ではひざを痛めるとして禁止されているうさぎ跳びなどが延々と続きました。グラウンドが使えたら土の上とはいえコート上でボールを使っての練習、サーブやレシーブ、アタックの練習をするのは それなりにしんどいけれど楽しい練習でした。

雨の日にグラウンドが使えなくて 体力強化のための校舎の廊下で練習はある程度覚悟していましたが 天気が良い日に急に光化学スモッグの予報が出てグラウンドが使えなくなっての 体力強化練習は 非常に辛かったです。そういう意味で 光化学スモッグの直接の被害を受けたことはありませんが 光化学スモッグそのものが凄く嫌いでした。

光化学スモッグの正体は大気中に排泄された窒素酸化物や 炭化水素が 光化学反応を起こして 光化学オキシダントという有害物質になるために 白いもやがかかったような状況になって 屋外での人間の活動を妨げる状態をいうのだそうです。当時はかなりその警報だか注意報だかが発令されて 私たちは迷惑を被りましたが いつの頃からかさっぱりその警報だか注意報だかも発令されなくなり 光化学スモッグという言葉さえ全然耳にしなくなりました。若い方にとっては 光化学スモッグなどという言葉は既に死語になっているのかもしれません。

一時期 公害についてはかなり厳しい規制が徹底されましたから 日本では存在しなくなったのかもしれません。中国の空がどんよりしているのは 案外光化学スモッグに似た現象が起こっているのかもしれません。中国人なんて自分さえよければいいのだから 排気ガスなどの規制を強めても 全く効果がなくて 大気がひどい状態になっているのだろうと思います。中国人が中国で問題を起こして被害を受けるのはむしろ微笑ましい光景ですが とのとばっちりで日本が被害を受けるのは 本当に迷惑な話です。世界の鼻つまみ国は一日でも早く衰退する日を待ち望みます。

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