7月29日 ベラルーシの大統領が新型コロナに感染していたのだそうです

ベラルーシと言われて どのあたりにある どのような歴史を歩んできた国なのか 直ぐにピンと来られる方は 社会が得意な人だと思います。国の名前ぐらいは 私も聞いたことがありますし 多分旧ソビエト連邦に所属させられていた国々の一つだろうと 想像はつきますが それ以上の知識はありません。位置としては ポーランドの東 バルト三国の南側にあり 面積は日本のほぼ半分 人口は一千万人足らず小さな国と言ってもいいかもしれません。未だに 旧ソ連時代の社会主義を政治の基盤にしており 大統領の独裁力がかなり強い国らしいです。この辺りの知識は 殆ど付け焼刃です。まあ日本とは これまでも そしてこれからもあまり密接なお付き合いはないのかもしれない 遠い存在の国であると言ってもいいのかもしれません。
その国の絶対的な権力を握っている 大統領が 新型コロナ感染症を軽視するような発言 例えば「ウォッカを飲んでおけばこんな病気は大丈夫」とか「わが国の感染者の殆どが無症状でこの病気を体験している」といった内容の発言を繰り返していたのだそうですが 最近受けた検査の結果 当のご本人が陽性であると診断されたのだそうです。この方は全くの無症状感染者なのだそうで「自分も無症状の感染者の仲間入りできただけの事である」と強気の発言を継続されているのだそうです。「やっぱり大して恐れるには足らない病気だったでしょ」と逆に声を大にして叫びたい心境なのかもしれません。
まあこの国の場合 絶対的な権力者がこの考え方ですから 感染症対策は殆ど実行されていないからでしょうが 人口は 一千万足らずですが感染を確認された人の数がすでに七万人近いらしいですから 相当な感染者の比率です。0.7パーセントを日本の人口に当てはめれば70万人に当たりますから その感染者率は すさまじい高さです。そのうちの重傷にまでなった患者の数や比率 死亡者の数までは 分かりませんが 一国のトップに立つ人物としては 軽視していい病気とは言えないのかもしれません。但し 小さな国ですし 経済的にそれほど恵まれているわけでも無さそうなのに 無症状の患者を それ程大量に確認できているというのは この病気に対して消極的な対策しか実施していないはずなのに 国民のかなりの数に 信頼性の高い検査が実施されているという事でしょうから 検査体制については 日本よりもずっと充実していると言えるのかもしれません。
私は このブログで 何度も何度も 新型コロナ感染症なんて それ程恐れることはない病気である と書いてまいりました。ですから 何時この病気にかかっても構わないと思っております。但し現在の所 もし感染者であると断定されてしまうと 当分の間は病院を閉めてしまわなければならないでしょうし 来院していただけた飼い主さんに対してもご迷惑をおかけすることになるのでしょうから かかりたいと思ったことはございません。感染確認人数が再増加するまでの数値で見ると 感染者のうち致死率は 約五パーセント 千人位 ですから 決して侮っていい病気ではないのは間違いありません。但し九割以上の人が無事に回復しているし 感染を確認された人のうち 全くの無症状の人がどれだけいるのか分かりませんが そういう人は検査を受けていないだけで 潜在的には相当沢山いると考えてもいいのかもしれませんから やっぱりそれ程大騒ぎをするべき病気だとは思えません。
私はこの病気が取りざたされてから 巷でよく言われるようになった 外出から帰ったら手洗い嗽を励行しましょう とか 人の多い所に出かけるときにはマスクを着用しましょう 等といった習慣は全く実行しておりません。病院などに立ち入るときには マスクの着用を強要されますので そんな場合以外は 一切マスクを着用しておりません。仕事中も 手術をするとき以外は マスクを使用しておりません。私が そんな態度を頑なに続けておりますので 奥様も私と行動を共にするときには 同様に振舞っています。ですから二人とも ひょっとしたら既にこの病気に感染しているのかもしれません。
もし発熱、咳やクシャミを自覚したり 倦怠感や味覚異常など それらしい症状を体感したら 重症化したくないので 直ぐに病院に駆け込んで 検査を受けることを希望しますが 有難いことに 発熱も咳もクシャミも半年以上全く縁がありませんし 病院が暇だからかもしれませんが 倦怠感も味覚異常とも無縁の生活を続けております。日本の検査体制では 精度の高い検査を受けたいと考えても 全くの無症状の場合 なかなか難しいという話を聞きました。それも私的に検査を受けるとなると 未だに相当な費用がかかるとも耳にしました。正直検査など受けるつもりが全くないので 検査についての正確な実情は掴めておりません。
このブログでやっぱり何度も何度も書いておりますが これだけ感染していたとしても 殆ど症状が現れない人が多い病気ですから 正確な日本人の感染者数を把握するためには 全国民を一斉に精度の高い検査を受けるしか把握できませんが そのような検査体制は 恐らく十年たっても確立されないでしょう。もしそんな検査が実現できたとしても 想像をはるかに上回る無症状の感染者数が確認されるのでしょうから 無症状の患者は結局自宅待機してもらうしかないでしょうし そんなことしたら 当然家庭内感染が起こるでしょうから 家族が外出して他人に感染させる機会が少なからずあるでしょう。ですから 結局この病気の正確な感染者数の把握なんてできないように思います。そして この病気を根絶やしにすることは不可能なのだと思います。
ですから 現在よく言われている言葉「ウィズコロナ」つまりこのウィルスと共存していくことを考えるしかないのでしょう。いわゆる普通の風邪やインフルエンザと似たような扱いをするしかないように思います。そんな時期が来たら あの時の大騒ぎはいったい何だったのか と振り返る時代が必ず来ると思います。そしてこの時代の虚しい大騒ぎを 笑い話に出来るときが 少しでも早くやってきてくれることを熱望いたします。

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