7月30日 夜中に何気なくテレビをつけたらエアレース世界選手権を放送していました

正式にはレッドブル・エアレースと言うのだそうですが、高速で機動性に優れたレース専用の飛行機を使用し最高時速370キロメートル以内、最大重力加速度10G以内で、操縦技術、判断力、体力そして精神力の限りを尽くして3次元でタイムを競う世界最速のモータースポーツなのだそうです。具体的には高さ25メートルのエアゲートで構成されたスラロームコースを決められた順序と飛行方法に沿って次々と通過してタイムを競うのだそうです。

基本的には決められたコースを飛行した時間を競う競技なのに 速度制限があるのは ちょっと不思議に思いますが 尚更コース取りや飛行テクニックが要求されるのかもしれません。最高速度を超えてしまうと ペナルティーとして一定時間が飛行時間に加算されるルールみたいです。重力加速度にも制限がありますが 制限を超えてしまうとすぐに失格になってしまうのだそうですから よく意味合いは分りませんが相当に重大な過失を意味するのでしょう。

2009年からはアジア人初の選手として室屋義秀がエントリーしているのだそうです。昨年からパイロットとして初めてアジア人が参加したからか 日本でも世界選手権が開催されるようになったのだそうです。室屋さんのコメントによると このスポーツはテレビで見るのと実際に現場で観戦するのでは その迫力や面白さなどが丸っきりテレビでは伝わらないので 是非実際に観戦に来てほしいと言う事でした。

今年は千葉の海岸で開催されましたが だだっ広くて直線的な海岸が無ければコース設定が難しそうなので 開催できる地域は日本の場合かなり限定されてしまいそうです。昨夜 何気なく観戦しましたが 室屋さんが初めて優勝した記念すべき試合を観戦できてラッキーでした。私は子供の頃から目が悪かったので 飛行機乗りは無理 と諦めていましたが こんなアクティブでカッコいい操縦テクニックを競う競技があるのなら 勿論操縦は望みませんが 二人乗りの飛行機で体験してみたいと思いました。多分絶叫マシーンとは比較にならない位に恐ろしいのだろうと思いますから恐らくおしっこ位はちびってしまうのでしょうが その独特の浮遊感みたいなものを是非一度味わってみたいものだと感じました。

それにしても室屋さんの初優勝が決まった時に 観戦に来ていたファンが結構泣いていました。悲願がかなったのかもしれませんが 本日初めてこのような競技があることを知った私としては 取り敢えず優勝できてよかった とサラッと思った位でした。観戦するのには チケットが必要になりますが このチケット代が想像以上に高い価格設定だったので 驚きました。予選と決勝と二日間にわたって競技が行われるみたいですが 一番いい席だと二日間通しのチケットで三万円もするのにはビックリしました。

世の中には 私が全く知らない様な競技が結構あることにたまに驚かされてしまいます。特にアメリカ人の遊び心から始まったような競技が目につくような気がします。競技名さえ全然知りませんが 4WD車にでっかいタイヤをつけて モトクロスのようなアップダウンのあるコースを走る競技や スカイダイビング中に 様々なパフォーマンスをしてその難易度を競うスポーツなんて 初めてみた時には唖然としてしまいました。そしてそのおのおのに打ち込んでいるプレイヤーや 熱狂しているファンが結構沢山いるる事にも 驚いてしまいます。

この歳になってから 新しいジャンルのスポーツにチャレンジしようとは思いませんが 全然知らない競技にも結構興味深いものがあるみたいなので その辺りを調べてみて楽しんでいこうと思っています。

 

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