7月4日 もうすぐ参院選挙です

今度の日曜日には 参議院選挙があります。ご存知だとは思いますが参議院議員は任期が六年で 衆議院のように解散することはありません。三年ごとの選挙で全議員の半数ずつが入れ替わります。ですから 今回の選挙だけで 政局が大きく転換することはないのかもしれません。散々アベチャンにたぶらかされてきた国民が 幾ら頭が悪くてもいい加減諸悪の根源であるアベノミクスに見切りをつけて 自民党に投票することには一考する段階ではないかと期待していますが 肝心の自民党に代わる受け皿となる政党がサッパリ見当たりません。

テレビの自民党の宣伝を見ていると いかにもアベノミクスが有効で 国民の生活が改善されているかのような情報が流れています。まさかテレビで流す情報ですから 真っ赤な嘘ではないのでしょうが 数ある公的な数字から 多少は国民に耳触りのよさげな響きのある数字を探し出して 羅列しているだけでしょう。はっきり言って アベノミクスで確実に実行されたのは 円安に持って行っただけだと思います。それによって輸出関連の会社が息を吹き返しただけの事だと思います。所がこの所円高にスライドする気配が感じられますし イギリスがEUから離脱しましたから ポンドはほぼ間違いなく安くなるはずです。相対的に円の価値は上がりますから 表面的にアベノミクスを支えていた円安の効果は かなり薄れてしまうはずです。

先日のテレビ討論会で アベチャンにアベノミクスの効果は如何に と言う質問が浴びせられて その返答は「未だ道半ば」と平然と答えていました。アベチャンを信じてついていけば 何時かは一般庶民の生活が楽になるはずだと期待するから バカみたいに自民党に投票したのでしょうが さすがに最終段階であるはずの第三の矢が放たれてから 凄く時間が経っていますが さっぱり自分たちの生活が楽になっていない事には 以下に鈍感極まりない国民も気づかざるを得ないでしょう。

アベチャンの言い訳としては アベノミクスと言う政策がまだ途中の段階なので 庶民の生活が楽にはなっていませんが この政策が完結した暁には きっと明るい未来が待っていることを期待してほしいと言いたいのだと思います。円安によって 輸出業者は好い思いをしましたが 逆に輸入業者は凄く苦しくなっているはずです。食料のかなりの部分を輸入に頼っている現在の日本では 円安差損によって 輸入製品が値上がりしますから 毎日の買い物などで直接苦しさを痛感しているはずです。輸入製品が値上がりしたのはアベノミクスのせいなのです。

消費税の引き上げをきちんとした理由もなく 国民への機嫌取りだけの為に 先延ばしした位では 庶民の生活は苦しくなる一方なのです。ここ数年 国民年金や国民健康保険の掛け金として納める金額は確実に上昇しています。それに対して 年金支給額はかなりの額が減少しているのです。税金にしても 数年前までは納めなくてもよかったのに 何らかの理由で条件が改悪されて納めなければならなくなってしまいました。年金や税金についての変更がアベノミクスとは直接関係ないのかもしれませんが アベチャンが首相として日本の政治のかじ取りをしている以上は 庶民の生活をより苦しくしている責任をもっと自覚すべきだと思います。

我々庶民は 庶民の生活が少しでも楽になってくれるような政策を期待しますが まあ政治家の全てが庶民の方を向いて仕事をしているとは限りません。一部のお金持ちや権力者のほうを向いて政治をしている方々も沢山いらっしゃいます。アベチャンのお父さんは 福田派のプリンスと言われていて 結局首相にはなりませんでしたが そんな超サラブレッドを父に持つアベチャンが 一般庶民の感覚や苦しい生活など理解できるわけもないし 庶民のための政治をするわけなどありません。

予想としては 結局自民党の一人勝ちに向っているようですが この選挙からは 十代の若い人にも選挙権が与えられましたから 若い方たちのフレッシュな思いが反映された選挙結果になってくれることだけを期待しております。

ブログ一覧