7月7日 1930年の本日 コナンドイルさんがお亡くなりになられました

コナンドイルといえば 今の若い方でも一度ぐらいは読んだことがあると思うのですが「シャーロックホームズ」の作者です。私も小学生の頃に 一時期夢中になって推理小説の類を読みふけった時期がありました。ただどうしても題材として殺人もしくは人の死ぬ場面がよく登場しましたから 正直な気持ち怖くて あまり読みたくありませんでした。でも読みながら犯人やトリックを自分なりに推理していって 最後の謎解きの場面で 自分の読みが当たっていた時の快感が忘れられずに 何冊も読んでしまいました。

シャーロックホームズは探偵ですから 殆どの話が起こってしまった事件の真相の究明 若しくは解決を依頼されるところから話が始まります。友人のワトソン先生の語りで話が進行していくのが 私にはなんとなく不自然に感じましたが 一読者が文句を言っても しょうがありません。

別に怖い話を意図的に選んだわけではありませんが ホームズの小説として「マダラのひも」と「バスカビル家の犬」と言う話から読み始めてしまったので 何となくシャーロックホームズの話は気味が悪いような印象を持ってしまったのかもしれません。まあ推理小説の場合 色んなシチュエーションで殺人事件が起こる事が発端になっている場合が多いので 明るく楽しい話を期待して読み始めるわけではありませんが。

それから 推理小説のジャンルでは 立場は根本的に違いますが 怪盗ルパンの小説も結構読みました。ルパンは何某かのお宝を盗みに入るいわば悪者ですが 何故かこの小説を読むときには ルパンの鮮やかな盗みのテクニックや 逃亡のトリックにとても魅力を感じました。それからルパンの小説は 割と楽しい雰囲気で ウィットに富んだ発言も多くて 明るい気持ちで読み進められるのも 好きな理由だったのかもしれません。

コナンドイルの作品では もう一つのジャンル SF小説も凄く面白かったです。「失われた世界」は特にお気に入りで何度読み返したかわかりません。チャレンジャー教授を主人公にして別の舞台での小説もいくつか書かれていますが 私はこれらは あまり面白いとは思いませんでした。

地球所のどこかに 本当に失われた過去の世界が存在していてほしいと思っていました。勿論自分がそこを尋ねていきたかったからです。私はそれほど恐竜の類が好きなわけじゃないし 勿論考古学なんて全く興味がありませんが なんだか子供心にすごくロマンを感じました。

私がコナンドイルさんが凄いと思うのは 実は本業が医者であり 作家は副業から始まったことです。普通の人間は医者になりたくてもなかなかなれないのに 副業として小説を書いたら 大当たりしていずれそちらが本業になっていったのだと思いますが その恵まれた才能に 若干嫉妬を感じてしまいます。

アメリカの水泳選手でオリンピック二大会で金メダルを9個も獲得したマークスピッツと言う選手がいるのですが 彼も実は医者でしたから 勿論水泳では飯は食えないと思いますが やはり恵まれすぎた才能に かなり嫉妬を感じてしまいます。人間である以上は 一瞬でも輝いてオリンピックで金メダルを一つでも獲得できれば そのことを誇りに思って 金メダルに恥じないような人生を送ろうと頑張れそうに思いますから正直な気持ち羨ましい限りです。

人の人生をやっかんでも 情けなくて惨めになるだけなので 私は私のささやかな人生を 精一杯頑張っていこうと思います。

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