7月8日 午後から有馬温泉に出かけました

午前中は普段通りに診察をしました。旅行に出かけるときには たいてい私が車中で食べるお弁当を作ります。もてない男は料理を作ってもらえる女性がなかなかできないので自然に料理が上手になるのだと思います。私はいわゆる家庭料理ならほとんど自分で作れる自信があります。

早起きをしてご飯を炊いて まずはおにぎりを作りました。以前はしゃけやタラコの具を入れていましたが 出来あいのの具材をご飯に混ぜ込む方が簡単にできて美味しく思えてきたので 最近は混ぜ込みごはんでおにぎりを作ります。おにぎりには必ず海苔をたっぷりと巻きます。私はとろろ昆布が嫌いなので とろろ昆布は絶対に使いません。

お弁当のオカズには必須アイテムだと思う玉子焼きをまず作りました。私は玉子に結構たっぷりのおだしと味醂をくわえて 結構味の濃い甘めの卵焼きが好きなので 自分好みの卵焼きを作ります。玉子焼きの味は 各家によって微妙に異なるようで 奥様には味が濃すぎてあまりお気に召されないようなので なるべくそのご要望にちかづけるように思っているのですが なかなか美味しいとは言ってもらえません。

続いて冷凍の餃子とウインナーをオーブントースターで焼きました。健康のためになるべく油を使わないようにと配慮してフライパンは使いません。トースターで焼くとカリッと焼きあがりますから お弁当のおかずにはちょうどいいと思います。

次に竹輪の穴にきゅうりとチーズを詰めたものを並べてみました。きゅうりはオカズで唯一の野菜なのでできるだけキチキチに詰めました。レトルトのウズラの卵を包み込んだ肉団子を一応加熱してから十分に冷やして詰め込んでお弁当が完成しました。もう少し時間があればオレンジなどのフルーツを切って詰めるのですが デザートにまでは手が回りませんでしたので ヨーグルトを買ってきました。。麦茶や紅茶は冷凍庫で半分凍らせて 保冷剤代わりに弁当と一緒にくるみました。夏なので弁当を冷やしてくれるし程よくのけて飲みごろになりました。

十二時になるとすぐに病院を閉めて 奥様を迎えに上がり 旅行が始まりました。先ずは第二京阪に乗り 近畿自動車道から中国自動車道などを乗り換えて 約一時間で有馬温泉に到着しました。あっという間についてしまったのでお弁当が食べ切れなかったのでお風呂に持ち込みました。

当初は有馬温泉の旅館かホテルに宿泊しようと思っていましたが どうも料理の内容や部屋の広さとかなり高い料金設定に納得がいきませんでした。そこでとりあえず有馬にある日帰りの温泉を探したら「太閤の湯」というスーパー銭湯が見つかりましたので とりあえずそこで温泉を楽しむことにしました。

やはり有馬温泉にある銭湯なので かなり料金設定は高いのですが 諦めて入浴しました。かなりいろんな種類のお風呂があり蒸し風呂や無料で岩盤浴も楽しめました。食事をする場所も広いのでその隅っこで持ち込んだお弁当をこっそりと食べました。勿論お店に申し訳ないので かき氷とソフトクリームは注文して美味しくいただきました。

夕方までゆっくりと温泉を楽しみ 寛いだので 再び車に乗り込みました。本日宿泊するのは車でほんの三十分で移動できる六甲山の山頂近くにある六甲スカイヴィラホテルです。温泉旅館の部屋で食べる懐石料理はまあ、それなりに見た目は豪華かもしれませんが おつゆや天麩羅は冷めているし 刺身はぬるくなっているし とても美味しいとは感じられそうにありません。作ってから部屋に運ばれて実際に食べるまでに相当な時間がたっているはずだからです。

六甲山からの一千万ドルの夜景を楽しみながらのフルコース料理の方がずっと美味しいだろうと思いました。一番高い部屋を予約しましたが 一泊二食付いて二人で四万円でした。日ごろの行いが悪いからなのか 昼間温泉にいたころは露天風呂で日焼けしそうな位にいいお天気だったのに 雲に隠れて全く夜景が見えませんでした。近所の展望台まで出かけてみましたが 全く見えませんでした。たまたま居合わせた方が 「ほとんど毎日この展望台に来ていますがこれだけ雲に隠れて全く夜景が見えない日は逆にすごく珍しい」と仰ってました。

残念ながら夜景は楽しめませんでしたが その料理は食いしん坊の私たちが満足するぐらいにボリュームがあり 凄く美味しかったです。メインは神戸牛のローストビーフでした。私はこれまでローストビーフをそれほど美味しく感じたことはありません。普通に焼いてステーキにしてくれた方がよほど美味しいのにと思っていました。所がここで出てきたローストビーフは ソースが一般的なグレービーソースではなくて 辛子をベースにしたソースで斬新であり凄く美味しかったです。正直これほど美味しいローストビーフに巡り合えただけで このホテルに宿泊してよかったと思いました。

七夕の願いこととして 「カズミンと巡り合えること」と書きたいなどと申しましたが このローストビーフとの巡り合いにもすごく感動しました。お料理はデザートに至るまで 細やかな心遣いが感じられて 非常に美味しかったです。ただ返す返すも夜景を楽しみながらなら 更に感動できたのかもしれないと思いました。目の前にはただ白い霧が広がるばかりで どんどん視界が悪くなってきているみたいでした。

部屋に戻ると ツインルームなのでベッドが二つ並んでいますがその一つの横幅が150センチ以上もあってすごく広いのです。私がダブルベッドと間違えたふりをして 奥様のベッドに潜り込もうとしたら 思いっきり蹴飛ばされてしまいました。そんなに真剣に蹴飛ばさなくてもいいのにと思いながら 自分のベッドにもぐりこむと疲れていたらしくてすぐにぐっすりと眠ってしまいました。

 

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