8月1日 本日から予定されていた弘前のねぷたまつりと明日から予定されていた青森ねぶた祭が 今年も中止になったのだそうです

ねぷたまつりとねぶた祭がある事さえ私は知りませんでしたが 地元青森では 天と地ぐらいに異なるのかもしれません。青森市は 青森県の県庁所在地としても有名だし ねぶた祭りには 全国から毎年百万人以上もの方たちが集まる すごく有名なお祭りです。私は「今日は何の日カレンダー」で 本日から弘前ねぷたまつりが始まる予定でした という情報をえて 名前が似ているけれどどうも異なるお祭りのようだという事に気づきました。遠く関西に住む人間にしてみれば 青森県というのは 死ぬまでに一度でも足を踏み入れるのかどうか という辺鄙な場所にあります。ですからその県内事情など全く分かりませんが 同じ青森でも 西部の元津軽藩があった地域と東部の南部藩があった地域は 険しい八甲田山によって 今でも物理的に隔てられていて その感情的な対立は ひょっとしたら大阪人と京都人の対立に似た 絶対に相いれないほどの距離があるのかもしれません。
「ねぷた」と「ねぶた」と 響きも見た目も似通っている祭りですが どうして同じ青森県で 同じようなお祭りをしていて 微妙に表現の異なる祭りになってしまったのかは 地元の人たちでも 諸説が沢山あるので 分かり易く簡潔に説明するのが 難しいと言われているのだそうです。立体的な人形の灯篭「人形ねぷた」(組ねぷた)が登場するのが「青森ねぶた」、ねぷた絵が描かれた扇型の灯篭「扇ねぷた」を運行するのが「弘前ねぷた」なのだそうですが あんまりピンときません。要するに立体的な組ねぷたの方が 扇ねぷたよりも 製作費が十倍ぐらいもかかるのだそうです。
青森ねぶた祭の場合 観光資源として 全国に名前を売りたかったのかもしれませんが より迫力のある組ねぷたを作成するために 地元の有力な企業などから寄付金を募って 潤沢な資金で高価な組ねぷたを作成したのだそうですが 弘前ねぷたまつりでは 祭りは原則的に地元の地域が盛り立てるものという所に重点を置いたために どうしても費用が安くて済む扇ねぷたが主流になっていったのだそうです。そのために 青森ねぶた祭は全国的に有名になり 人出もすごいのですが 弘前ねぷたまつりは 地元での盛り上がりは負けていないのかもしれませんが 全国的な知名度で 相当に後れを取ってしまったようです。
私は 地方のお祭りは あくまでも地元で盛り上げていくべきだという 筋を通した弘前ねぷたまつりの方を応援したくなりますが どちらもほぼ同じ時期に一週間ほど開催されますから わざわざ関西から出かけて行ったら 両方のお祭りを楽しませていただくことになると思います。但し青森と弘前を直通する高速道路は八甲田山のおかげで 現在も開通していないのだそうですから その隔たりは 狭い大阪に住んでいる人間が想像するよりも ずっと大きいのかもしれません。
今日たまたま「今日は何の日カレンダー」を見ていて 同じ青森県内で 似たような名前であり 灯篭を引き回す似たような内容のお祭りがある事を知りました。本当に 関西人は 東北地方とは縁遠い存在です。北海道は有名な観光地ですから 未だ出かけたことがありませんが いずれは必ず訪れると思います。でもその手前にある東北地方は 訪れる機会が 少ないのかもしれません。でも東北三大祭りと言われる 仙台の「七夕まつり」 秋田の「竿灯まつり」青森の「ねぶたまつり」は やはり日本人としては じっくり腰を据えて 体験してみたい魅力的なお祭りです。キャンピングカーを購入したら のんびりとしたスケジュールを組んで ゆったりとした気分で 日本の有名であり伝統的なお祭りを楽しみたいです。
とはいえコロナ禍のために 昨年 今年と続けて中止になってしまうお祭りが多いのが とても残念です。岸和田の「だんじりまつり」は 長く中断してしまうと 文化の継承に支障が出る為に 今年は感染予防を徹底したうえで 実施することが決まったのだそうです。この事については 賛否両論あるみたいですが 前向きな取り組みは 立派なことかもしれません。このブログでは何度も書いておりますが 客観的にみて 本当にしょうもない病気である新型コロナ騒ぎが 一刻も早く終息して 極当たり前だった日常が戻って来てくれることを 切望致します。

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