8月1日 本日は語呂合わせで 麻雀牌(パイ)から麻雀の日なのだそうです

麻雀というゲームは 私は小学生の頃におぼえました。その頃団地に住んでいて 近所の友達のお母さんが麻雀に興味があるので覚えたいのだけれども そのご主人が麻雀をやった事の無い方だったために うちの父親が 先生役を引き受けました。そのお母さんとうちの両親合わせて三人なので 人数合わせに小学生だった私まで駆り出されて 実戦を経験しながら ゲームの進め方や役を覚えていきました。

そのお母さんを教えたのはほんの数回でしたが 私がその面白さにはまってしまって 両親に麻雀をせがむようになってしまいました。人数合わせに二歳年下の妹まで駆り出して 土曜日の夜にときどき麻雀をするようになってしまいました。家族でやるので勿論賭け事にはなりませんが 負けるとそれなりに悔しくて 大きな手を振り込んだりすると 泣きそうになっていました。

麻雀とは不思議なゲームで 大の大人が一晩でもずっと遊び続けられる位に面白いと思います。他人同士の大人がやる場合には多少は賭け事の意味合いも含まれてくるのでしょうが 別にお金など賭けなくても凄く楽しいと思います。私たちが中学生の頃には ませた男子が麻雀を覚え始める年齢でした。中学時代に友人たちと土曜日の昼から集まってワイワイ楽しく卓を囲んだことを覚えています。私は覚えたての友人とは経験が違いますから 勿論麻雀は運で勝負が左右される面もありましたが 殆ど楽勝していました。

高校生になると 土曜日の晩に誰かの家に四人で集まっては卓を囲んでいました。中学生の頃には負け知らずの私でしたが 高校の友人には やはり子供の頃におぼえて 経験も十分にあり それなりにテクニックにもたけていて 全然歯が立たないぐらいに強い友人もいました。

一つ目の大学に入ってからも 当然麻雀はよくやりました。当時は男の大学生で麻雀をやらない奴は少なかったと思います。千点三十円ぐらいの賭けマージャンが普通でしたが 勝率は悪くありませんでしたから 多少は小遣い稼ぎにもなりました。何しろ一晩ずっと同じゲームをやるのですから マナーの悪くない奴とはすぐに仲良くなれました。

ただし 注意しても悪いマナー 例えば先づもを直さない奴とか イカサマ紛いの行為 例えば簡単な積み込みを繰り返す奴とは 二度と卓を囲みませんでした。そんな奴がごく少数でしたから 結構麻雀を通して友達も増えました。当時は血気盛んなガキでしたから 多少はお金のかかった勝負事ですし 勝ちたい一心で 麻雀必勝法なるものを書かれた本を貪るように読みました。阿佐田哲也さんとか 小嶋武夫さんの著書をバイブルのように読み返しては見ましたが その効果がどれだけあったか疑問です。

本来必勝法などというものは門外不出のはずです。本として出版されてしまったら 世間の誰もが知りうる範囲の事になりますから そのやり方がいかに優れた必勝法であったとしても 世間に広まった瞬間に必勝法ではなくなってしまうはずのものです。ただし麻雀をより論理的に分析できるようにはなった気がします。

ただ、麻雀は理論だけでは勝てなくて 運に左右される部分がかなりあります。とは言っても 長い目で見れば 人が持っている運、不運なんていうものは 結局は殆ど平等にできているはずですから やはり麻雀の知識や経験値の高い人が勝つ確率が高くなるはずです。高校時代に出会った友人は 本当に強くて 幾らこちらがついていても一晩トータルしたら勝てませんでしたから 麻雀はやはり技術というかテクニックに支配されているゲームだと思います。

以前なら 大学生の男子の人気のあるゲームといえば 個人でやるのならパチンコ 四人でやるのなら麻雀が 一番人気だったと思います。所が二つ目の大学 岐阜大学に通っていたころには いわゆるテレビゲーム世代の子たちですから 麻雀をする子もいましたが どちらかといえば少数派だったのかもしれません。

以前はテレビでもCSなどでは 結構麻雀の番組も放送していましたが 最近はその類の番組も少なくなっているような気がしますから 相対的に麻雀の人気も 遊ぶ人数も少なくなっているのかもしれません。大人が徹夜であそべるぐらいに面白いゲームですから ルールを覚えれば 興味を持つ人も多くなるはずですが その細かいルールやマナーをきちんと身に着けるのには 結構時間と労力がかかりますから テレビゲーム世代の人には めんどくさくて広まっていかないのかもしれなくて 少し残念な気がします。

久し振りに麻雀がやりたくなりましたが 四人の人数をそろえることから始めるとなると けっこうたいへんです。 結局はゲームで麻雀を楽しむしかしょうがないのかもしれません。寂しい世の中になったようです。

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