8月12日 東北の大雨による水害が 深刻なようです

東北地方それも北部となると 関西からは距離的にも遠いので どうしても対岸の火事のような 遥か彼方の災害という感覚であまりピンときませんが 大きな川が氾濫して 浸水被害がひどいようなので 心配な気持ちです。私は 有難いことに 六十年以上生きてきまして これまで地震や台風 大雨の実質的な被害を受けたことがございません。数年前の台風で あまりの風に信号機の方向がずれたことがありましたが その台風の時に 病院の入り口のテントが風で破れたことが ありました。まあ開業してから三十年近くが経っていましたから テントの寿命を迎えていたみたいで 一部にひび割れなどが生じているような状態でした。但し 直ぐにテント屋さんに頼んだので 割とスムーズに修理していただけましたし かかった修理代も 受け取った保険金額を下回りましたから どっちみち寿命がきていたテントを新品に取り換えて頂いて お釣りが来たような。ものでした
私の身内での被害も やはり数年前に 福岡県の朝倉市の杷木という地域が水害を受けた映像が 関西のニュースでも結構放送されていましたから 相当な被害のようでした。父の実家が杷木にありますので 恐らく大変な目にあったのだろうと 恐る恐る電話を掛けたら 数軒隣までは水に浸かったけれど 父の実家はそこそこ高台にあったので 被害を受けなかったのだそうです。何しろ地名が林田というのですが 父の名字が林なので 最初に土地を分配した時に 一番の高台を獲得したのかもしれません。そんなことで 私は自分の身うちも含めて 自然災害の深刻な被害を受けた経験がございません。
ニュース番組で流れている映像を見ると 相当な高さまで床上浸水した家屋が見受けられました。被害を受けた方々は いつも不思議に思うのですが 淡々とその深刻な被害を受け止めておられるのです。自然が引き起こしたものだから 自然に文句を言っても始まらないといった考え方に到達されているのでしょうか。私の様に 臆病で悲観的な人間が そんな状況に追い込まれて インタビューを受けたら 大の男が恥ずかしいけれど 涙をボロボロ流しながら 弱音を喚き散らしてしまうように思います。
台風の大風によって 収穫寸前の丹精を込めた農作物が 台無しにされた農家さんなども 普段から自然の恩恵を実感されているからかもしれませんが 大風を吹かせて大切な農作物を駄目にした台風に対して 一切恨みがましいことを口にされません。私は 自然災害を殆ど全く受けておりませんから もっと自然に対する感謝の気持ちを持たなければならないように思います。還暦をだいぶ過ぎた私が 心臓病と糖尿病というある意味深刻な成人病を抱えてはおりますが 定期的に通院して 薬を出来るだけきちんと服用して 何とか普通に近い状態で生活できております事を もっと感謝すべきなのだと思います。
現在の私はプライベートな面で 凄く寂しい思いをしておりますが 子供の頃から自分のやりたかった仕事に就けて 何とか人並みの生活ができるくらいには 稼がせていただいておりますから もっと有難いという気持ちを感じながら 生きていかねばならないのは間違いないように思います。何とか五体満足に暮らせて 慎ましくはありますが それほど不自由を感じない程度の暮らしが出来ております事を もっともっと感謝しながら生きていくべきだと改めて思いました。最後になりましたが 今回の大雨で 深刻な被害を受けた青森の方々に 心からお見舞いを申し上げます。実質的には 何の有効なお見舞いも出来ませんが 少しでも早く立ち直られることを 心よりお祈り申し上げます。

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