日本では何故か法的に制約があるために　他国ではごく当たり前のように行われているロックダウンと言う名の政策が実行できないのだそうです。国民のために　国民の健康を守るために必要であるのなら　他国並みのロックダウンを実行すればいいと思いますが　どうして実行できないのでしょう。他国でのロックダウンの実態は　食料品や薬品の買い出し以外は　原則として外出禁止、このルールを破ると罰則が　主に罰金刑みたいですが　科せられるといった形のようです。もし日本でも　ロックダウンに類する政策が実行されれば　動物病院も仕事が出来なくなるのでしょうか。ペットの緊急事態は　特例として外出を認められるのでしょうか、それとも認められないのでしょうか　見当がつきません。
もし病院を強制的に閉められるのであれば　当然仕事を休んだ分の収入は　幾らかでも保証されるのでしょうか。相当に高い割合の人が　仕事を休むのですから　その補償のために必要な金額は　莫大になると思いますが　きちんと支払ってもらえるのでしょうか。それもどれくらいの期間ロックダウンするのか分かりませんが　ただでさえ経済的に相当苦しいはずの日本政府が　かなりの割合を占めるであろう国民にちゃんと補償できるのでしょうか。人出を徹底的に抑え込んでしまえば　当面の感染確認人数は減少するのかもしれませんが　これまでも緊急事態宣言を解除した途端に　人出が増加してしまって　確認人数が増加しはじめていましたから　例えある程度の期間　ロックダウンに類する政策を実行したとしても　解除したらまた元の木阿弥になってしまうのは確実な話だと思います。締め付けの度合いを　きつくしたって　解除した時の反動による人出が少なからず予想されますから　リバウンドするに決まっていることに　どうして気付かないのでしょう。
日本の場合　これまでは　あくまでも仕事の自粛を要請しているだけであり　その要請に応えるか否かは本人の意思次第だから　きちんとした補償を伴わなくても　文句を言われずに済んでいる　と言うのが実態みたいです。だとしたら　仕事の中途半端な自粛要請ではなくて　政策として　仕事をする事を全面的に禁止して　その代わり収入の補償を過不足なく行ってもらった方が　納得しやすいし　助かる国民は多いはずですから　むしろ日本国民としても　強制的に仕事を禁止するロックダウンを　　案外すんなりと受け入れられるのかもしれません。勿論　十分な補償を伴えばの話ですけれど。
当院の近所にある　飲食店は　ここ一月以上ずっとお店を閉めっぱなしです。以前は緊急事態宣言が解除されると　待ってましたとばかりに営業していた飲み屋さんが　宣言が解除されている時期もずっと閉まったままでした。当院が開業するよりもずっと前から　恐らく四十年ぐらい　営業されていたらしいそれなりに歴史のあるお店が　力尽きて廃業されてしまったのでしょうか。私の妹夫婦が　枚方市内で楽器屋さんを営んでいましたが　九月いっぱいでお店を閉めるのだそうです。妹夫婦は　６２歳ですから　遅かれ早かれ仕事をリタイヤする予定でした。年金を受け取れるまでは　働こうかと思っていたけれど　諸般の事情もあり　ジタバタするよりも　潔く店をたたもうと決意したみたいです。ある程度経済的には　余裕があるらしいので　フリーになってからの生活を楽しみにしているみたいです。
小学校で音楽の授業で使用されるリコーダーを　殆ど独占的に販売していたらしいので　それが主な収入源だったみたいなのですが　少子化とともに　音楽の授業時間が減少して　音楽の授業に重点が明らかに置かれなくなってきていること状況を　真摯に受け止めていたみたいで　自分たちの仕事が先細りであることは　自覚していたらしくて　息子二人にも　後を継がせることなくそれぞれに仕事を見つけて自立させているのだそうです。それなりの覚悟と堅実な見通しが立っているみたいなので　さっさとのんびりした老後をスタートさせてしまおうという考えのようです。私の方が先にリタイヤするはずだったので　ちょっぴり悔しいです。
私も父が亡くなりましたので　なるべく早くリタイヤすることを目指しておりましたが　二つも年下の夫婦に先を越されてしまいましたが　充実した老後を過ごされることを期待しております。私は移住先が確定していたはずなのに　突然その夢が喪失してしまいましたので　途方に暮れている現在ですから　正直かなり焦っております。ジタバタして　今後死ぬまで過ごす終の棲家探しですから　自栗と腰を据えて　移住先探しを再開しようと考えております。
あちらこちらへ　出かけるにしても　コロナ禍が収まらないと　動き辛いし　ましてやロックダウンなんかが起こってしまったら　遠距離の移動が出来なくなってしまいますから　そういう意味ではこれ以上締め付けが厳しくなるのは　歓迎しませんが　病院をお休みしたら　移住先探しに専念できるのかもしれませんから　なるようになってくれと言う気持ちでおります。ただ日本の国民は　従順ですが　さすがにかなりの期間の自粛要請に　辟易としておりますから　たとえロックダウン並みの締め付けを行っても　どこまで効果的なのか疑問に思わないでもありません。