8月5日 個人情報について感じたこと

今日は朝から 狂犬病の7月分の書類を保健所さんに提出に行きました。その時に言われたのですが 「先生の病院では広告のチラシを配っていますか」という事です。狂犬病を注射してもらって 保健所で登録された方の家のポストに 登録事務した直後にうちのチラシが投かんされていたのだそうです。保健所に犬の登録をしたことでその人の住所名前などの個人情報が預けられたわけですが その大切な個人情報を動物病院に流しているのではないかという 問い合わせが来たのだそうです。

常識的に考えて保健所さんが そのような個人情報を動物病院などに流すわけがありません。たまたまチラシを投函したタイミングがわるかっただけのことですが 保健所さんとしても一応事実関係を確認してから対応しようと思って私に確認されたわけです。昨今それがたとえ私の様な一般庶民の情報であろうと ある程度数がまとまると 結構なお値段で売り買いされているみたいです。例えば家族構成でお年寄りを抱えた家には お墓や葬式の業者からDMが送られたりするそうです。受験する可能性のある年齢の子供のいる家には 当然受験関係の宣伝活動がなされるのだそうです。お年寄りだけの家庭の情報は 悪質な詐欺を行う人たちにとっては とっても貴重な情報になるのかもしれません。

例え地位も名誉もお金もない我々のような一般庶民の情報でも 扱いようによっては 商売の促進材料として利用される可能性がありますから 名もなき一市民の情報も大切にしなければならないのは 事実だと思います。でも私が客観的に判断させて頂くなら 「あんた一体何様のつもりやねん」と言いたくなります。

よしんば保健所さんが個人情報を外部の人間に漏らすなんてありえない妄想を抱くのは個人の自由だけれども 自分の常識というストッパーを働かせるなら 普通は頭の中にとどめておいて わざわざ保健所にメールを送りつけてまで質問するというのは 如何なものでしょう。私にはそんな非常識な問い合わせを それもメールという形に残るもので送るなんて 信じられません。電話をかけての問い合わせなら その場限りで そんなことはありえません という簡単な返事だけで片付けられるのに メールの場合自分の名前やメルアドなどの情報が 保健所さんに記録されてしまうのです。

まあうちの病院がPRの為に チラシを配るなんて言う原始的な事をしていることにも 多少は問題がないでもないのかもしれませんがこれは勿論病院をPRする目的もありますが 私の運動不足の解消という目的も大きいのです。この暑いさなかにテクテク歩きながら一軒一軒のポストに投函していきますから たっぷりと汗をかけますから血圧が下がりますし 運動することで血糖値も下げてくれていることと信じています。

そして この原始的なPRが結構目に見えて効果があがりますから 猶更頑張って暑いさなかにせっせと歩いてしまいます。自分の健康の為が一番の目的でありますが 病院の売り上げにも多少は貢献してくれているのは 間違いないので 私ももうすぐ60歳になる いい爺さんではありますが 恐らくあと数年間 この仕事を続ける限りは チラシ配りを続けるだろうと思います。

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