8月6日 本日は語呂合わせで ハムの日だそうです

ハムの定義は 豚の腿肉(ももにく)等を塩漬け,熟成し、ケーシング(型)に詰め(更に燻製にし)て、湯煮(ボイル)又は蒸煮して作る加熱食肉製品の事だそうです。この加熱する過程を省いたものを 簡単に言うと生ハムというのだそうです。ハムによく似た食品としてベーコンというのがありますが 豚のばら肉を塩漬け,熟成し、低温で燻製[燻煙(スモーク)]にした保存食品で、原料の関係でハムに比べ脂肪分が多いのが特徴です。バラ肉以外の部位の肉を使うとショルダーベーコンやロースで作るロースベーコン(カナディアンベーコン)等もあります。ベーコンはスモークの時点で、ハムの様にケーシング(元はソーセージを詰める腸の事で、今は食肉加工時に使用する型や包み全般をいう)に詰めたり,さらし布で巻いたり,凧糸で縛ったりせず、裸で吊るして作ります。

両者の違いは 簡単に言うとつかわれる豚肉の部位が異なることと 燻製するときのやり方に微妙な違いがあるようです。肉の部位と製法の違いによって 味も見た目もそこそこ違うようです。私の好みからいうと ハムエッグよりもベーコンエッグの方が好きです。関係ない話ですが よく目玉焼きに欠けるのは醤油かソースかが話題になりますが 私は塩コショー派で 本来目玉焼きは塩コショーで食べるのが王道だと固く信じています。

ハムと並び称される食品にソーセージがありますが これは肩肉等を挽肉にし、塩漬け,熟成して、調味料・香辛料を加え、腸等に詰めて(更に燻製にして)、蒸煮した保存食品です。いわゆる腸詰食品ですが 使う腸によって羊の場合ウィンナー、豚の場合がフランクフルト、牛の腸の場合がボロニアンソーセージと呼び 大きさや味わいが異なります。

私はハム、ソーセージに何か調味料的なものを合わせるとなると 子供の頃からマヨネーズが鉄板だと思っていました。所がアルバイトに来た高校生の女の子はソースをかけるのだそうです。その子の友達には ソース派と醤油派に分かれるのだそうですが マヨネーズ派というのはほとんどいないと聞いてびっくりしました。

更に驚いたのが その子たちが竹輪や蒲鉾 といった和食系の食品に合わせるのが マヨネーズなのだそうです。竹輪や蒲鉾には 当然山葵を加えるか否かは好みの問題としても 当然醤油だと思って生きてきた私には 信じられませんでした。あくまでうちにアルバイトに来ていたほんの数人の高校生の意見ですから 今どきの若者の声を代表しているのかどうかは分りませんが 世代によって章句剤の食べ方 というか味わい方に大きな違いがあることに気づいて ある意味いい勉強になりました。

テレビドラマ「エイジハラスメント」は気に入って毎回楽しみに見ていますが やはり年齢が違うと 当然生まれてから生きてきた時代が 異なるのですから考え方や感じ方に大きな隔たりがあってもしょうがないのかもしれません。私の仕事もいろんな年齢の飼い主さんに対応しなければなりませんから 私にしてみれば当然の感覚のものが そのまま当てはまらない飼い主さんも時々いらっしゃいます。

若い頃なら 自分の感覚に合わない考え方の方とは すぐに決別していましたが さすがに年を取ってくると すぐに決別するよりも せっかく来院してくださったのだから 一円でも多くの支払いをしてもらう事に気持ちを切り替えられるようになってきました。こんなことを人として 成長したとは思えませんが 職業として動物病院を経営している以上は 病院が儲かるように対応するのは当然のことだと思えるようになってきました。この仕事を頑張ってもあと数年の辛抱ですから 豊かな老後のために 我慢すべきことは我慢できるようになってきました。

ハムの日なんだから ハムを使った料理のレシピを色々と書こうと思っていましたが もう疲れましたので本日はおしまいです。

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