9月11日 掃除の不思議

私は ズボラな人間です。お恥ずかしいですが 本当にだらしのない人間です。普段掃除というものを 殆どいたしません。自分の生活している部屋でも 本当に汚れてしまって 普通に生活するのに 支障が生じるような状態にならないと 掃除をいたしません。性格的に 生活でできるゴミ 例えば生ごみや 食品を購入した時についてくるパッケージや包み紙 などは 直ぐ匂いがするし かさばるので 週に二回のごみ出しの日の朝に 大きなごみ袋にまとめて ゴミ置き場に持ち込むことだけは 割とこまめにやっております。それから 洗濯も面倒なのですが 夏場は特に下着やポロシャツなどは 毎日必然的に着替えますので 普段使いしているシャツやパンツが大体七枚ずつありますので 一週間に一度 洗濯機を回します。
私の洗濯機は 乾燥機付きの上等のものではありません。普通の全自動タイプの洗濯機ですので 毎朝シャワーを浴びるときに 洗濯物を洗濯かご代わりにしておりますので 一週間分で程よい量になりますので スイッチを入れて洗剤と柔軟剤を放り込んで 洗濯してもらいます。知識としては 洗濯機を洗濯かご代わりにしていること自体 凄くよろしくない事だと認識しておりますが まあお許しください。大抵 朝シャワーを浴びた時にスイッチを入れますので お昼に午前中の仕事が終わって 二階にあがった時に 風通しの良い廊下がありますので そこに洗濯物を干します。ズボラなので ハンガーや洗濯ばさみが並んでぶら下がった干し台にぶらさげます。タオル類はタオル掛けにかけて干します。洗濯後の服は 毎日必要になりますので 面倒でも 自分でやりたくはないけれど 毎週洗濯をします。
所が 掃除は 例えば床に細かいゴミが少なからず散らばっていたとしても 歩くときに足の裏に張り付いたりして 不愉快な思いはしますが 足の裏をパタパタしてごみを落とせば済むと思っているので こまめに掃除機をかけたり致しません。こまめに どころか一月ぐらいほったらかしにしておいて あまりにゴミが増えてしまったと感じた時に 仕方なく 掃除機をかけます。その掃除機だって 昔はちゃんと物入にしまってあって 必要に応じて 引っ張り出してかけておりましたが 最近は 掃除機をかけてから 丁寧に物入に片づけないで 部屋の隅っこに置きっぱなしになっているので 電源を繋いで スイッチをオンにすれば 簡単にかけられる状態なのに 凄く久しぶりにしか 掃除機をかけません。
昨日 凄く久しぶりに 床のゴミの量が 限界に達したと判断しましたので 掃除機をかけました。ズボラなのですが 仕事としてはきっちりとしないと気が済まない性格なので 隅々まで徹底的に 掃除機をかけました。更には 何故か気分が乗っていたので 雑巾で 床が汚れていると思われるところを 奇麗に拭き掃除までしてしまいました。まるで私としては 季節外れの大掃除をしたようなものです。でも それだけ徹底して掃除をすると 幾らズボラな私でも 良い気分だし 快適な生活が しばらくは出来るはずなので ウキウキしてしまいました。こんなだらしのない私でさえ 本当に何となくですが 嬉しい気分になれました。
掃除をする楽しさが ほんの少しだけ分かりかけたのかもしれないと 思ったりもしました。一夜が明けて 昼頃になって ふと床を見ると まだ掃除をして半日しかたっていないのに小さなゴミが 床に散らかっていました。今朝はチリ一つない位に 清潔だった床が またいつものように 量は半日分ですから極僅かですが 汚れているのです。普段の私なら そんなこと一切気にせずに生活していたはずなのですが 昨日で 掃除をする楽しさ 奇麗になった床で生活する快適さを 知ってしまったためか 何故か掃除機をまたかけたくなったのです。なので 直ぐに掃除機を持ってきて 丁寧に掃除をしました。
本当にズボラで だらしのない私ですが 何故か二日も続けて掃除機をかけるという ひょっとした人生で初めての 快挙かもしれないくらいに頑張ってみました。掃除好きな人にすれば 毎日掃除機をかけるなんて 当たり前すぎる事なのかもしれませんが 私のように筋金入りの だらしない人間にしてみれば 滅多にない頑張った出来事なのです。掃除というのは しなくても生きてはいけるけれど こまめにやった方が 快適に生活できるのだな という事を65歳になって やっと知る事が出来たのかもしれません。
今日は 更に これまたすごく久しぶりに 掃除機をかけたついでに 敷布団のシーツを引っぺがして 洗濯して日当たりの良いベランダの手すりに干しました。ついでに敷布団も本当に久方ぶりに 干しました。多分 今夜はいい夢が見られるだろうと思います。掃除や洗濯は 頑張っても誰に褒めてもらえるわけではありませんが 結局は自分にいいことが返ってくることなのだと 一寸だけ分かったような気がします。これからは少しだけだらしなくないように生きて生きたらいいのになと 思いました。

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