9月16日 観光客が ヤクシマザルに餌を与えて 被害が出ているのだそうです

世界自然遺産である 鹿児島県屋久島で 固有のサルであるヤクシマザルに観光客がお菓子や果物などの餌を与えるので 本来の食物であるはずの木の実や昆虫を食べなくなり 人里におりてきて 農作物に被害を与えたり 住民を襲って怪我人が出るなどの 重大な被害が出てきているのだそうです。条例で 野生の動物 特にヤクシマザルに餌を与える事は 禁止されているのだそうですが 観光客がその条例の存在を知らずに餌を与えているのか 知っていても知らんふりで与えているのか 分かりませんが バナナなどの果物をまとめて与えているので ヤクシマザルも集団になってしまい 猶更被害が拡大してしまっているのだそうです。
常識的に考えて 野生の動物にエサを与えたりしたらその動物の食習慣に変化を与えてしまう可能性がありますから 餌を与え打と言う行為が凄く悪いことだと 当然分かるはずだし 少なからぬ住民に被害が出ているのですから 当然役所などから野生動物への餌やりを 禁じる条例がある事は 十分にアピールしているはずです。観光客してみれば 動物たちに餌を与えて 自分がえらくなった気分でも味わいたいのでしょうが その行為が地元住民に被害を与えていることなど 知らぬふりをしていれば済んでしまう 位の意識で どんどん軽はずみに 自分たちの自己満足のために 餌を与えているのだと思います。
屋久島の人たちとしても 観光客が大切なのでしょうから あまり厳しい対応は難しいのかもしれませんが 餌を与えている所が見つかれば 少なからぬ罰金を徴収することなどを 十分に告知しておいて 目に余る観光客からは 罰金を徴収するなどの対応策を実行する必要があるのではないでしょうか。まあお役所仕事ですから 九時五時で終わってしまうのでしょうから それ以外の時間に与えれば 大丈夫だという抜け道位すぐにおもいつくのでしょうから 完全に防ぐことは 現実的には難しいのかもしれませんが 実際に住民が実害を受けているのですから 一時的にでも 徹底した対策を取って 野生動物への餌やり撲滅を図らなければ 逆に餌やりが観光名物になってしまう可能性もありますから 頑張って馬鹿な観光客の悪行を止めさせるように気合を入れて対応していただきたいです。
サルにしても 人間のお菓子や果物は 木の実や昆虫よりも ずっと口当たりがいいので 一度美味しいものを味わってしまうと それまで機嫌よく食べていた食べ物が食べ辛くなるのでしょうから 結局はそのサル自身が辛い思いをするだけだと思います。一生に恐らく一度だけしかその場を訪れない 観光客にしてみれば 野生の猿に喜ぶ餌を与えて その場でのその時だけの自己満足は満たされるのかもしれませんし 地物住民の被害なんか知ったこっちゃないと考えるのも 今ではごく普通なのかもしれませんが 全うな人間なら 自分の行動にもっと責任をもって頂きたいと思うのですが 今どきのお若い方々に そんなことを望んでも無理な話なのでしょうか。日本と言う国が どんどん残念な国になってしまっているようで とても悲しい気持ちになります。 

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