9月8日 1868年の本日 元号が明治になりました

これまでは天皇の即位の他、瑞祥や災異があったときなどに頻繁に改元していましたが 年号の軽薄感をなくすため岩倉具視が一世一元を具申して、天皇が許可されたのでそれ以降は 天皇陛下が即位されるたびに 改元されるようになったのだそうです。現在は 西暦と和暦が混在しております。主な年号は西暦で表現する場合が多いのかもしれませんが 誕生日などはいまだに和暦で表現される場合が多いように思います。
今年 一応一代限りの特例として 平成天皇が生前退位されましたので 元号が 令和と改まりました。しかし私の生活の中で 令和と言う元号を使用する機会が殆どありませんので 今年の五月から元号が変わったことは殆ど実感しておりません。一般の方々は 平成から令和に元号が変わったことを もっと実感されているのでしょうか。
昭和生まれの私としては ついに二時代前に生まれて育ったのですから もっと疎外感や焦燥感があるのかと思っておりましたが まだまだ昭和生まれが 世の中の実権を握っていますし その状況は当分続くのでしょうから それ程悲哀や寂しさを感じなくて済むのかもしれません。但し スポーツ界などでは 平成生まれが 主力になっていますから幾つかのジャンルでは 明らかな世代交代が着実に進んでいるようです。
昔 和暦しか存在しなかった時代には 元号がコロコロ変わっていたら その元号の名前と何年続いたのかを覚えておくのも面倒であったでしょうし 単純に年齢なんかもわかりにくかったのではないでしょうか。岩倉具視さんが 発案して具申してくれて 当時の天皇陛下が認められたので 一世一元号と言う制度に落ち着いたのでしょうから 今から考えると 有難い事だと思います。もう私が死ぬまで元号が変わることはないのでしょうから もう少し令和と言う元号に馴染んでいこうと思います。

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