1月17日 21年前の本日 阪神淡路大震災が起こりました

阪神淡路大震災が起こったのは明け方ですがまだ かなり暗かったように記憶しています。グラグラっと来たので目が覚めて 私はあわてて寝床から抜け出すと 取り敢えず台所に行って 食器棚と冷蔵庫が倒れないように押さえていました。冷静になって考えてみると かなり危険な行動をしていたようです。もしもっと揺れがきつくなって食器棚などが倒れてきたら 下敷きになって危険な目に遭っていたのかもしれないからです。まあ押さえていたので 食器棚のグラスなども全然倒れずに済みました。

ようやく揺れが収まると 取り敢えず一階の病院に降りて 異常がないか確認しました。薬棚から薬の瓶が一つだけ転げ落ちていましたが 割れたりしていなかったので 元に戻しただけで事はたりました。それからまた二階に戻り直ぐにテレビをつけました。NHKにチャンネルを合わせると 直ぐに臨時ニュースが入りました。神戸を中心にかなり大規模な地震が起こったようでした。

もうかなり昔の事ですから記憶が薄れていますが 枚方でも震度三位の揺れが観測されたみたいでした。私が経験した地震としては 最大の揺れ方でした。枚方近辺では実質的に被害はなかったみたいでしたが 連日報道されるニュースでは 毎日死者の数が増えていき その被害の大きさに驚きました。正直な気持ち 自分が多少なりとも関わった災害では 初めて経験する甚大な被害でした。

地震の多い国である日本に暮らしているものとしては ある程度は地震による被害を覚悟している気持ちはほんの片隅にあるのかもしれませんが 台風なんかは天気予報を見ていれば ある程度覚悟して身構えられますけれども 地震は突然 全く予期せぬ瞬間に始まりますから その恐ろしさが倍増するように思います。阪神に起こった地震の場合は その後の津波の被害は殆どありませんでしたが 東北の地震ではその後の津波による被害がテレビなどのニュースで報道されていても 現実に起こっている現象とは俄かに受け入れがたいものでした。家がそっくり流されてしまっているのも恐ろしい映像でしたが 田畑を津波による海水が 押し寄せて割と短時間で引いてくれたのかもしれませんが 塩害で相当な年月は田畑として 使い物にならなくなってしまう被害も 凄く恐ろしいと思います。

大阪に住んでいて神戸は割と距離的に近いので ボランティアとしてどのような形でもお手伝いに伺わねば と考えていましたが 被災地にたどり着く交通手段が結構大変だったので もう少しアクセスの状況が改善されてからと考えているうちに ボランティアの出番は終わってしまったみたいでした。ただ神戸で被害に遭ったペットを大阪でまとめて面倒をみている施設には 二回ほど出かけて 獣医師として幾らかお役にたつことが出来たのかもしれません。

日本では 主な地震対策としては 地震が起こることを予測することに主眼を置いてやっているようですが 結局東北で起こった未曾有の大地震についても全く予測できていませんでした。アメリカなどでは 地震を予知することは諦めて 実際に起こった地震に対する対策を中心に準備しているみたいです。

日本も現実的に地震を予知できる可能性が殆どないのであれば 実際に地震やそれに伴う津波に対する対策に主眼を置くべきではないでしょうが。東北の地震に伴う津波が起こった時も 津波から非難するための 堅固で高さのある建物は 現実に人命を救い役立ったようですが 備蓄してあった水や食料が 一階にしまってあったために 津波によってその全てが流されてしまって 全く役立たなかったのだそうです。実際に津波が押し寄せてきたときに そのような大切な品々を備蓄すべき場所は 子供が考えても分るはずです。

私はあと数年先には 南の島に移住することを真剣に考えています。どの島のどのあたりに住居をおくのかは まだ未定ですがいずれにしても海岸からそんなに離れた場所ではないでしょうから 津波による被害は想定しておかなければならないのかもしれません。これまでの私の人生は かなり波瀾に富んでいたようには思いますが 最後の最後になって そんな天災に襲われては 台無しになってしまいますから そのような被害に巡り合わないように祈るしかないのかもしれません。

日頃から 後ろめたい事の無い行動を心掛けているつもりですし 私の人生でそんなに運が良かったと思える出来事にも巡り合ってはいないように思います。まあ私の人生で一番良かったことは 奥様と言う非常にチャーミングでありかつ しっかり者の女性と巡り合えたことかもしれません。奥様も一応私が死ぬまでは側にいてくださるような意思表示をしてくださっていますから 私としてはそれ以上に望むことはありませんが それ以外はそんなにいい思いをしていないように感じています。ですから 今後の人生においてもそんなに運の悪いことは起こらずに済んでくれるのではないかと 少しは期待しながら生きていこうと思います。

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