1月12日 ラグビーのトップリーグが開幕したのだそうですが お客さんが大勢やってきたのだそうです

昨年 日本でラグビーのワールドカップが開催されて 日本チームが 予選リーグを全勝して 初めて決勝トーナメントに進出しましたので それまでラグビーに全く興味のなかった人たちが 俄かラグビーファンになったのだそうです。ラグビーは サッカーに比べて 観戦する上で 最低限度知っておくべきルールが かなりたくさんあるように思います。得点の計算方法も サッカーのようにゴールが決まれば一点という単純なものではありません。十五人それぞれにポジションがあって 果たすべき役割も異なります。少なくとも 各ポジションの名前と 立ち位置やその求められる役割位は 覚えてから ラグビーのファンとして試合を観戦に出かけてもらいたいものです。
前回のラグビーワールドカップで 今回優勝した南アフリカに 歴史的な勝利をおさめて ほんの一瞬だけ注目を集めました。翌シーズンには ほんの少しだけトップリーグの観客数も増えましたし 高校生のラグビー部員もほんの少しだけ増えたのだそうです。ただし その歴史的勝利の効果は 本当に一時的に終わってしまって 一年後には元の木阿弥に戻ってしまったのだそうです。ですからラグビー協会としては 今度のワールドカップの活躍により集まった注目を一時的なものに終わらせたくなくて 必死に頑張っているみたいです。
私は 正直サッカーに殆ど興味がありませんが ワールドカップが開催されていて たまたま日本がここの所連続して出場できていますので 大会開催期間だけ一時的にサッカーファンになる方々には 正直辟易としております。普段から地元のJリーグのチームを地道に応援している方々が サッカー界の最高レベルでのお祭りに 盛り上がるのは 微笑ましくて 凄く好ましく感じます。但し普段の Jリーグにさえ全く興味を持っていなくて 地元のチーム名すら正確に覚えていないような俄かファンが サッカーについて分かったような言葉を吐くのは 不愉快極まりないと思ってしまいます。
ですから ラグビーの俄かファンも たまたま日本チームの主将であったリーチマイケル選手の名前と顔を覚えたのであれば 声援を送るのはいいけれど せめてその所属するチームの特色や ここ数年の成績 彼のポジションや チーム内で求められる枠割 出身国位は 勉強してから応援してほしいと 思います。一つのスポーツをちゃんと応援しようと思えば ある程度日本におけるラグビーというスポーツの成り立ちや 高校生 大学生 社会人のプレーヤーの 立場の違いなども りかいしてから ラグビーファンと名乗ってほしいと思います。
私がラグビーファンになったのは 中学生の頃でした。転向した中学校にたまたまラグビー部があって 結構仲の良い友人がレギュラーとして頑張っていたので 放課後に行われた 他中学との練習試合を見てから 大好きなスポーツになりました。それまでは ドロドロになって練習や試合をしているので あまりいい印象は持っていませんでしたが 男と男が真剣に体をぶつけあって戦っていましたので 素晴らしいスポーツだと気づいてから 見ることも自分でやることも 大好きになりました。
進学した四条畷高校が 私が通っていたころは 京大にもかなりの数の合格者を出す進学校になっていましたが 昔は ラグビーで国体に出場して全国で準優勝した歴史がありましたので 高校内でのラグビー熱は意外に高いのです。体育の授業の延長線上に クラス対抗のトーナメント試合が企画されて みんな目の色を変えて真剣に取り組んでおりました。三年生の時には トーナメントで優勝しましたので 凄く盛り上がったのを覚えております。そのように私は五十年近いラグビーファンですから 俄かファンの方々を 嫌っているわけではありませんが 多分来年にはラグビーに対する関心が無くなってしまうのだろうとしか 思えなくて 正直な気持ちあまり歓迎しておりません。でも日本国民のラグビーに対する関心が少しでも高まればその分 間違いなく日本チームの実力の向上につながることだと思いますので 俄かファンの一割でも二割でもいいので 本当のラグビーファンになっていただけたらとても嬉しいです。

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