1月7日 本日は七草粥の日だそうです

一般的には お正月におせち料理という名のご馳走を沢山食べて疲れた胃を休めるために 食するお粥なのだそうです。春の七草と言うのは 毎年のように覚え直すのですが 毎年のように忘れてしまいます。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロと言う名は それこそこの七草粥の時にしか思い出さない名前なのだからでしょうか毎年ノーヒントで思い出そうとすると 五つぐらいは辛うじて思い出せるのですが 大抵二つぐらいが思い出せずに ググってしまいます。
昔なら 辞書でも引っ張り出してきて 引き直すところかもしれませんが 最近はネットで 「春の七草」と入力すれば 簡単に七草の名称や写真入りの説明まで 簡単に入手できてしまいますので 便利になったことはありがたいのかもしれませんが そんな簡単な作業で接した知識だからだと思いますが 何度憶えたつもりになっても 翌年のその時期になったら忘れてしまっております。勿論 私が年老いてきて 記憶力が鈍ってきている事も間違いないのでしょうが 簡単に手に入れたものは あっさりと手放してしまうものなのだと思います。
現在は その時期になると 七草粥セットと言う代物がスーパーで販売されてきていますから 例年ならそれを購入してきて お鍋に水を入れて 冷や飯を放り込んで グツグツしてきたら 買ってきた七草を加えて 塩を一つまみ位で味つけたら 七草粥が出来上がります。私は 世間知らずのお馬鹿な糞ジジイですから 七草粥と言うものが 何処にどのように生息しているのかさえほとんど知りませんが 昔の方はこの七草をどのように入手されたのでしょうか。私が本日作りました七草粥は 大根の葉っぱの部分をこの日の為に刻んで冷凍しておいたものに 白ネギの緑の部分や青菜を刻んだもので 七草粥に似た雰囲気のお粥を作り 頂きました。仕上げに溶き卵を流し込みましたので 邪道かもしれませんが 見た目も美しく ぐんと味が引き立っており 美味しく頂けました。
ググったところによる知識を少しだけひけらかすと お雑煮と同様に七草粥も 使われる材料や調理法 勿論見た目も味も凄く沢山の種類があるらしいです。私は 関西それも大阪で幼稚園から育ちましたから 大阪の習慣はある程度身に付いていますが お隣の京都の習慣でさえ殆ど知りません。京都市内には 七草粥にお餅を入れる習慣のある地域もあるのだそうで驚いてしまいます。京都の大学に通っていたころ 京都で泊まり込みのアルバイトをしていた時に 京都の白みそ仕立てのお雑煮を一度だけ食べたことがあります。甘くて独特のとろっとした食感で美味しかったのですが 初めて食べたのでかなり驚きました。京都のお雑煮を食べたのは その時が最初で最後です。
「秘密の県民ショー」と言う番組がレギュラー放送されてから 相当な年月が経ちますが 未だにネタが尽きないように 狭い日本でも私の知らない風習や文化が山の様にあるみたいです。私が引退してから キャンピングカーで日本全国津々浦々まで ゆっくりと回ってみたいのは 日本にあるそのような未知の文化と触れ合ってみたいからです。隣の京都ですら知らないことがまだまだありそうなので 殆ど足を踏み入れた事のない 東北地方辺りでは そもそも言葉がすんなりと通じるのかさえ不安な位ですが ゆっくりとその地域の人情や風物と触れ合ってみたいものです。
大阪のこの地で 七草粥を頂くのが あと何回あるのか分りませんが取り敢えずは大阪風の七草粥を本日は頂いて 今年の無病息災をお祈りいたしました。文末ではありますが このつまんないブログを読んで頂いている 有難い読者のみな皆様のご健康も心よりお祈りいたします。

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