10月1日 本日はネクタイの日なのだそうです

1884年の本日、小山梅吉さんと言う方が日本で初めてネクタイの製造を始めたことに因んでいるのだそうです。尚 小山さんは 帽子をメインに扱う商売をなさっておられたそうで 国産のネクタイ第一号は 意外にも蝶ネクタイだったのだそうです。ネクタイとは 私は全く縁のない生活をしております。所謂スーツやブレザーを着用する機会が 全然ないからです。当面私がネクタイを締めるとすると 恐らく父親の葬式の時だろうと想像されます。まあボチボチ友人でも 早死にする者が現れるのかもしれませんし 親戚筋で考えると 父の弟 私の叔父さんにあたる方が 八十代後半ですから 可能性があるのかもしれません。今更おめでたい結婚式に招かれる可能性は 殆どありませんから 多分占めるとしたら黒ネクタイだと思います。
私は一つ目の大学を卒業してから 三年ほど 塩野義製薬に勤めておりましたので その時はいわゆる病院周りの医者相手のセールスマンのような仕事でしたから 当然毎日スーツを着て ネクタイを締めておりました。私の父が 結構服装にはこだわる人間で 生涯サラリーマンでしたので 年がら年中スーツを着用しておりました。馴染の洋服屋さんがあって スーツは必ずオーダーメイドで誂えておりました。その為 私も最初に作った二三着のスーツは その店でオーダーメイドで誂えてもらいました。価格は 当時で十万円位したと思います。私の初任給は 十三万円位でしたから 分不相応な贅沢でしたが 父の拘りがカッコよく見えたので 頑張って購入しました。
スーツにあわせて ネクタイもそこそこ上等のものをチョイスしていたように思います。ネクタイ自体は 合唱団の演奏会の時に揃いのブレザーに揃いのネクタイがユニフォームみたいなものでしたから 一応簡単な結び方は身につけておりましたが 社会人になってから もっとちゃんとした結び方を覚える必要性を感じて 父と同じ結び方を見よう見まねで習得しました。結び方の正式な名称としては セミダブルウィンザーノット と言うのだそうです。結び目がきれいに三角形で 程よい大きさになり 自分でもなかなかカッコいい結び方だと思っておりました。
塩野義製薬に勤めていた二年半ほどは 殆ど毎日スーツを着用していましたから 当然ネクタイも締めておりました。休日にプライベートで遊びに行く場合でも ブレザーにスラックス姿なので ネクタイを締めていたように記憶しています。多分その時期に 私がネクタイを締める機会を使い果たしたのだと思いますので 今後はそれこそ葬式にでかけるとき以外は締めないと思います。但し 私の年齢が上がっておりますから 知人 友人の年齢層も高くなっていますので案外葬式に出席する機会は増えてくるのかもしれません。
ほんの一瞬ですが ネクタイピンに興味がそそられた時期がありまして 幾つか集めてみましたが 私が身繕いに関して こだわりを持つ期間が長続きするはずもなく すぐに無関心になって 今ではどこに行ってしまったのか 見当もつきません。こんな私ですが たまにはスーツを着てネクタイを締めて 外出する機会があってもいいのかもしれませんが 現在の体格に合うスーツなんか 存在しませんから 新しく注文しなければなりませんし それなりにお金もかかりますから そんな事は叶わぬ夢と終わるでしょう。私と同期の連中でも 未だに会社勤めをしている者もいますから 毎日ネクタイを締めて出勤しているのでしょう。私の様にだらしない人間とは 縁遠い生活だと思うと ふと寂しくなってしまいます。 

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