10月1日 1970年の本日発表された国勢調査結果で日本の人口が一億人を超えたのだそうです

1970年と言えば 大阪万博が開かれた年で 私は中学一年生でした。その後人口は増え続けて 2008年には一億三千万人を超えてピークに達したのだそうです。しかしその後は少子化現象が顕著になり 人口は減少を続けているのだそうです。少子化現象は 当然高齢者の比率を高めますから 日本はかなり深刻な少子高齢化現象が 見られるようになったのだそうです。予測によるとおよそ四十年後には人口が一億人を割り込み 高齢者の比率は現在のほぼ倍になりそうなのです。
私は 勿論今後四十年も生きられるわけがありませんから そんな惨めに衰退してしまった日本を見ることはないはずですが 現在二十歳前後の方々が 丁度私と同じ年齢になるころですから そんなにとんでもなく先の話ではないのかもしれません。それだけ人口が減少してしまって 高齢者ばかりの国民構成では とてもその後の日本に明るい未来は期待しがたいのかもしれません。勿論世界の歴史を見ても スペインやポルトガルが広大な植民地を抱え込んだ時代があれば 大英帝国は 日の沈まない国と呼ばれた時代もありました。ジンギスカンの率いたモンゴルは歴史上支配が及んだ面積は最大と言われています。それらの国々が現在それほど惨めに衰えてしまった様子ではありませんが かつて繁栄を極めたなごりは感じられない様にも思います。
日本も極東に位置する小さな島国ですが かつては「メイトインジャパン」の商品が 世界を席巻した時代もあったのです。日本の国力はピーク時に比べて 現在はかなり減少していることを認めざるを得ないのだと思いますが 人口が減少を始めた時期と相関性がありそうにも思えます。これから日本の人口は減少する一方でしょうから 日本の世界に対する影響力も右肩下がりであるのは明白なのかもしれません。
正直な気持ちは 自分が死んでしまってからの日本を心配しても始まらない様にはおもいますが 一応は日本人としての誇りと自覚を持っているつもりなので 多少は心配しないでもありません。だけど世界の歴史を振り返ると いろんな国が 右肩上がりで成長を遂げ ある程度成熟してしまうと 衰えてしまうのは必然的な流れかもしれません。私たちの世代は 日本の衰退をそれほど実感しないうちに死ねそうですから まだラッキーなのかもしれません。
私が子供を作らなかったのは 可愛い子供にそんな惨めな日本で生きていかせることを望まなかったからかもしれません。でも本日たった今生まれている赤ちゃんも確実に存在しますから 国の勢いこそ衰えても 真面目に一生懸命に生きていけば それなりに納得のいく生き方 死ぬ時に満足感を得られる人生がおくれる日本ではあってほしいと願っています。

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