10月15日 野菜の高騰が続いています

少し前に 同様のネタで書きましたが 以前として野菜の高騰が続いているようです。勿論頑張っていつもの価格をキープしてくれている野菜もありますが いわゆる葉物野菜キャベツや白菜、レタス、春菊などが高値で安定してくれています。まだ白菜はそれほど高くなっていませんから 丁度お鍋の季節を迎えて その重要な脇役を務める白菜があまり高くなっていないのは 助かります。でも私がお鍋に入れる野菜で一番好きなのは春菊ですが 近所のスーパーでは売っていません。なぜ春菊を置いていないのかと店員さんに尋ねたら あまりに高すぎて どうせ仕入れても売れないだろうから 仕入れるのを控えているのだそうです。確かにそのスーパーは 歩いて二三分の所にありますから どうしても通ってしまいますが どちらかと言うと 割と安物を多くおいていりそれ相応に安く販売してくれるお店なのです。
一言でスーパーマーケットと言っても 調味料や乾物などの食材、肉や野菜なども かなり上等の品をそろえていて 勿論価格設定もそれに応じて高めであるお店も時々あります。そんな価格設定の高めのお店には たまにしか出かけませんが その店でないと売っていない調味料や食材が欲しい時には わざわざ出かけます。でも私は根が貧乏人なので普段通うお店としては それほど上等ではない食材を それなりに安めの価格設定しているお店に頻繁に通ってしまいます。例えば賞味期限がその日までの商品ですがその為に大きく割引して売っていれば 勿論その日に使い切るつもりで飛びついて買ってしまいます。
現在は賞味期限のほかに消費期限を表示してある食材も多くなってきています。意味合いの違いは美味しく食べられる期限を表しているのが賞味期限で 安全に食べられる期限を示しているのが消費期限だったと思います。つまり消費期限を過ぎてその食品を食べてしまうと危険かもしれませんよ と言う意味だと思います。私は基本的に賞味期限も消費期限も殆ど気にしていません。私が子供の頃には まだそんな期限の表示が厳密ではなかったのかもしれないし 消費者の認識が不十分だったからかもしれませんが 古くなった食品でも 母親がクンクン臭いをかいで 大丈夫と判断したら 普通に食べていました。そんな大雑把な判断で 私は食あたりをした経験がありませんから そこそこ信頼性の置ける判断だったのだと思っています。
数年前に 賞味期限だか消費期限だか よく覚えていませんが 伊勢の名物「あかふくもち」がその表示に関して不正があったと言う事で 大きくニュースとして取り上げられました。お店としたら 赤福餅を上等の生菓子として印象付けたかったのかもしれませんが あまりにその期限を短めに設定していたがために 表示を訂正するなどと言う不祥事に発展したのだと思います。私の認識としては あかふくもちなんて確かに名前はおめでたいし 伝統のある名物かもしれませんが 所詮あんころ餅にすぎません。
私はかなり昔に 旅行のお土産としてあかふくもちを頂きましたが すぐに冷蔵庫に入れて そのまま一週間ほど忘れてしまっていました。表示されている期限は 当然かなりすぎていましたが 私は自分で匂いを嗅いで ちょっぴり表面を舐めてみて 安全を確信して 残さず食べてしまいましたが 勿論私の体調に変化はありませんでした。勿論一週間が経過していましたから 多少干からびた感じはありましたが 十分に美味しく頂けました。賞味期限なり消費期限なりをいつにするのかは 作ったお店に判断を任されているのだそうですが 結局はそのお店がたかがあんころ餅を 上等の生菓子と印象付けたいために その期限を必要以上に短く設定しすぎていたから 起こった不正事件だったと認識しています。
話が横道にそれてしまいましたが そんなわけで 私はスーパーで売っている食材の期限も 一応目安にはしますが 信頼するのは自分の五感です。においや味、見た目で安全が危険かを判断しています。それにしても私は次回の病院での検査が十一月の一日なので 今月は炭水化物禁止令が 作動中です。かといって食べ物自体を制限してしまうと 仕事への意欲が低下しますし 健康にもよろしくありません。ですから 野菜ばかりを食べる生活を続けています。その中での野菜の高騰は かなり厳しく感じてしまいます。別に生活がひっ迫しているわけではありませんから 高値のついた野菜を購入すればいいのですが 高騰している理由を考えると 何となく買いたく無くなるのです。高騰している原因は 度重なる台風の被害で 野菜の収穫量が減少したことだと思います。品薄になれば 資本主義社会である日本では 当然かもしれませんが高値で取引されてしまいます。つまり被害を受けられた農家の方は 凄く苦しんでおられるのだと思いますが 逆に被害を免れた農家の人々が 単に運よく品薄になってしまった種類の野菜を作っていただけで 大儲けをしているような気がします。被害を受けて苦しんでおられる農家の方々の救済に役立つのであれば 高値がついていても喜んでその商品を購入しますが 運よく被害汚受けなかった農家に大儲けをさせるためには 高騰している野菜を購入したくない気持ちなのです。
幸い 白菜とえのきだけをはじめきのこ類は あまり高くなっていませんから それらを中心にしたお鍋で今月を乗り切っていくしかなさそうです。お鍋のメインの具材は 相変わらず鶏肉のミンチのつみれが殆どです。鳥ミンチのつみれは 私の父親の好物で 子供の頃お鍋と言えばそればかりを食べていましたから 私もその伝統を受け継いて 似たような鍋を作っては繰り返し食べています。但し出汁の取り方が違います。昔我が家ではお鍋に水をはり そこに出汁をとるための大きめの昆布を浸していました。いわばシンプルに昆布だしだけで 野菜や鳥ミンチからも勿論出汁は出ていたのでしょうが そのお鍋で 各自の取り皿にスープを少し取り ポン酢と醤油 薬味としてゆず胡椒を少々加えた味付けで食べていました。現在はお鍋用のスープが色んな種類を販売されていますから その日の気分でキムチ鍋にしたり ごまみそ鍋にしたり 白湯鍋にしたりと変化に富んでいます。
現在は柚子胡椒なんて 何処のスーパーにも 瓶入りやチューブ入りのものが売られていますが 私が子供の頃には九州でしか販売されていませんでした。父親が九州に出張に出かけた時に 購入してくる貴重品でした。ちなみに明太子も 今ではどこのスーパーでも買えますが 子供の頃には関西では販売されていませんでした。私が初めて明太子を食したのは 中学生の時にお土産に頂いた時でした。九州の文化が全国に広まっているのは 九州生まれの人間としては やっぱりうれしい事です。
台風が頻繁に訪れる季節が過ぎてしまうと 被害と無縁であった地域に暮らす私たちは すぐにそんな台風による被害を忘れてしまいますが 被災された方々は せっかく丹精を込めて育てられた作物を収穫前に ほんの一瞬の台風の襲来の為に ダメにされてしまったのですから 悔しい気持ち 悲しい気持ち それに大事な収入が無くなってしまって 凄くお困りだと思います。幸いなことにこの大阪府の枚方と言う地は ここ数十年にわたって 殆ど自然災害の被害を受けていません。被災していないのは多分運が良いだけだと思いますが 自分に直接影響がなければ すぐに被災のあった事実を忘れ去ってしまいますが 現在も苦しんでおられる被災された方々に 心からお見舞い申し上げます。人の幸不幸なんて 長い目で見れば みんな似たり寄ったりの平等だと思っています。凄く悪いことがあったからには いずれ凄くいいことが起こるはずだと 明るく考えて 苦しい時期を乗り越えていってください。

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