10月3日 日本人の運転マナーの悪さ

本日往診車を運転している時に不愉快な思いをしました。昼から 猫三匹にワクチンを注射するだけの 簡単な往診に出かけました。三匹とも大人しくワクチンをうたせてくれたので ご機嫌で病院に戻るついでにスーパーで晩御飯の買い物をしようと考えていました。スーパーへ向かう道中 何故か凄くゆっくりしか走れません。前方を確認すると 四台前を走る車が 凄くとろとろ走っているから 後続の車はノロノロ運転を余儀なくさせられていました。
運転する以上 勿論道路交通法は順守すべきですが 一般的に制限時速プラス十キロで走行するのが 一般道では常識ではないでしょうか。時速四十キロが制限速度の道を 四十キロで走っている車でも かなり世間的には迷惑ですが 本日むかついたその車は四十キロ道路を三十キロでのろのろと走っているのです。それも道の真ん中を堂々と走っているので 後続の車が追い越そうにもなかなか難しい状況でした。
その車は更に 右左折するときに絶対にウィンカーを出さないのです。右折するときに 交差点の真ん中にウィンカーも出さずに停車していました。対向車がすぐにはやって来ない隙間が空いているのに 右折しないのです。結局黄色信号になっても すぐには発進しないで 赤信号になって走り出しましたから その車一台しか右折できませんでした。後続の車がイライラしてクラクションをかなり鳴らしていましたが 耳の遠くなったジジイなのか 全く無視していました。
まあ取り敢えず その車とは縁が切れたのだから いいやと考えていましたが そんなとろとろ走る車ですから 次の青信号で右折しても すぐに追いついてしまいました。他に二台車が増えましたから 私の車から数えて六台前を相変わらずのろのろと 周囲に迷惑を振りまきながら運転していました。そしてさらに厄介なことに私が目指しているスーパーへその迷惑かけまくりの車も入っていったのです。勿論ウィンカーを出さずに。
三時頃でしたから それほど混み合う時間でもなかったのかもしれませんが駐車スペースが並んだ二台分しか空いていませんでした。前向き駐車をお願いする看板の真ん前です。勿論その車は後ろ向き駐車をしようとして何度も切り返しを繰り返していました。私は勿論ルール通りに前向き駐車をしました。但しどべたくそのジジイにぶつけられるのが嫌だったので その迷惑自動車が駐車を終えるまで車に留まっていました。私がエンジンを切ってから 二三分後にやっと迷惑自動車が駐車を終えたようです。 そのジジイが降りるのにタイミングを合わせて私も車から降りました。駐車場に引かれた線に対して斜めに停車しているのでその爺さんは納得がいっていない様で首を傾げていましたから 私が咳払いをしながら 「前向き駐車をお願いします」と言う看板をゆびさしました。
そのジジイは本当にボケていて気が付いていないのか わざと気づかぬふりをしているのか 初対面ですから分りませんが 私の指差した看板をチラッと見てから 店に向って歩き出しました。私はムカッと来たので そのジジイの真正面に立って進路をふさぎ 思いっきりメンチを切ってやりましたが やはり無視して私を迂回して通り過ぎていきました。このジジイは本当にボケているのだと思いました。
ボケているから 周囲に色んな迷惑を振りまいていることに対して 全く自覚がないのだと思います。来年還暦を迎える私から見て 完全にジジイに見えますから 当然70歳以上のはずです。でもその車には 紅葉マーク 正式には 高齢者運転者標識というのだそうですがついていません。このマークが 出来た当初は75歳以上の者が運転するときには 表示することが義務付けられていました。義務付けられている以上は 表示していないと道交法違反で 罰金と減点がありました。所がその後ルール変更があって70歳以上の者が運転するときには紅葉マークを表示することが努力義務として定められています。表示するように努力しましょう と言った意味合いなので 別に表示してなくても何の罰則もないのです。もし罰則があるのなら 警察に通報してやろうかとも思いましたが 単なるお節介にすぎない事になってしまうので 諦めました。
高齢者が事故を引き起こしたり 高速道路で逆走したりしていますから 例えば70歳を過ぎて運転免許を更新する場合には それなりのレベルを要求する実技検査を受けることを義務付けるべきではないかと思います。実技検査をパスしなければ 免許の更新を認めないようにしておけば そんなボケ老人が車を運転して 迷惑を振りまいたり 実際に事故を引き起こすことが減少するのではないでしょうか。交通事故は起こした側も 起こされた側も凄く不幸になる出来事ですから 高齢化社会が進む日本では その辺りの対策を積極的に進めていくべきだと私は思います。

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