11月20日 今年初めてお鍋を作りました

もうだいぶ前に炬燵を使い始めていますから お鍋のスタートとしては例年よりも遅いように思います。昔と違って今はスーパーにいろんなお鍋用のスープが山ほど売っていますから お鍋の準備も簡単です。土鍋に買ってきたスープをそのまま流し込み 後は具材をグツグツ炊くだけです。

洋風のトマト味やカレー味の鍋は とても口に合いそうにないので 鶏がらスープやみそ味の 日本的なスープを選んでしまいますが年をとった証拠でしょうか。お鍋の良い所は お野菜やキノコ類をたっぷりと食べられるところだと思います。私のお鍋に欠かせないのは 勿論白菜から始まりますが 春菊が大好きです。私はニラやセロリといった匂いの強いものは苦手でありますし 春菊も独特の香りが強いのだそうですが 子供の頃から何故か大好きでした。

それから白ネギも欠かせません。ネギもその匂いというか味が苦手な方が結構いらっしゃいますが ネギの香りというか味が大好きなので 今は無くなりましたが 一昔前はラーメン屋さんでラーメンを注文すると ネギの刻んだのがざるにどっさりと入ったものがついてきて ご自由に薬味としてお使いください、というのがよくありました。薬味として出てくるのは青ネギでしたが それこそ山のようにどっさりとラーメンにのせて頂いていました。それぐらいねぎは大好きな野菜です。

キノコ類で一番好きなのはエノキダケでその独特の香りと食感がお気に入りです。勿論ブナシメジやマイタケも美味しいのでどっさりとお鍋に放り込みます。昔から「香りマツタケ 味シメジ」と言いますが このシメジとは ブナシメジなどのまがい物ではなくてホンシメジの事だそうです。非常に貴重でありお値段もマツタケに引けを取らないのだそうです。普通のスーパーとかには売っていなくて百貨店などでたまに出回るだけなのだそうですが 一度味わってみたいと思っています。

それから肉、若しくは魚が少しでも入らないと盛り上がらないので 買い物に行って目についたものを入れます。奥様とちょっと贅沢をするときにはフグを買う事もありますが 私はフグは価格ほど美味しいとは思いませんので もっと安いお魚の盛り合わせをたっぷりと入れることも少なくありません。普段はたらの切り身で十分なので新鮮で美味しそうなのを見つけたら 買います。魚類が駄目なときには殆ど鶏肉のミンチを買って 卵と塩コショーを混ぜて スプーンですくってつみれ団子にします。豚肉のスライスが安くて美味しそうだったら それをチョイスすることもあります。勿論懐具合が寂しい時には 竹輪で辛抱することもよくあります。

味噌などでしっかりと味がついていなければ 味ポンに浸して食べます。ポン酢は出来たら自分で手作りしてみたいし 作るのはそれほど難しくありません。カボス、スダチ、ユズなどの果汁と醤油、味醂、それにだしを取る鰹節や昆布があれば二三日で出来上がります。但し本当に美味しい味ぽんを食べたければそれから数か月は寝かしておかなければならないのだそうです。だからまだ暑い夏のうちに準備をして寝かせておけばちょうど今頃食べごろになるのだと思いますが なかなか暑い時期に冬のお鍋の為の作業をできません。結局お鍋を食べ始めるころに気付いても手遅れで 出来合いの味ぽんを買う事になってしまいます。来年の夏こそは冬のお鍋を美味しく食べるための準備ができたらいいなと思っています。

お鍋の締めはいつもご飯を入れて雑炊にします。溶き卵を流し込み刻み海苔でも散らせば 最高の御馳走です。満腹で雑炊を作らないときには 翌日にそのスープを使ってインスタントラーメンを作ります。お鍋の具材の旨味が凝縮されていてこのラーメンも非常に美味しいです。お鍋は炬燵で頂くと 体も心も温まりますから 今年も度々お世話になると思いますがよろしくお願いします

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