12月24日 国家予算が決まりました

 国家予算の一般会計分が新聞を賑わしています。来年は消費税の増税分などで収入増が見込まれるので 国債の発行予定額が今年よりも僅かに少なくなっています。このことで安倍さんはさも鬼の首をとったかのように自信満々に見えますが 別に借金の総額が減少したわけではなくて 借金をする額が減少しただけで借金の総額は40兆円以上増えるのです。国の借金が増え続けているのに なぜあのように自信満々なのか不思議に思います。

 第二次安倍政権が出来てちょうど一年が経ちます。「アベノミクス」という言葉が聞かれだしてからは一年と数か月が経ちました。そもそも「アベノミクス」という言葉が使われ始めた頃は 小泉さんの政策を踏襲するはずだったはずです。公共投資などのいわゆる金のばらまきをなるべく抑えて 少しずつでも借金を減らすことを目指していたはずです。所が来年の予算は史上最大規模です。公共投資や防衛費までが増大しています。少しでも日本の借金を減らそうとする意図なんてまるで感じられません。

 私はこのブログで何度も書いていますが「アベノミクス」ではっきりと形に現れているのは「円安」と「株高」だけだと思います。国民が望んでいるのは「円安」でも「株高」でもありません。円安によって輸出産業は息を吹き返したのは事実でしょう。輸出産業に勤める人にとってはボーナスも沢山出て有難いのかもしれません。「株高」によって 証券会社が潤ったのは間違いないでしょう。一般の投資家でも多少は儲かった人がいるのかもしれません。でもパチンコ屋さんのお客さんと一緒で 一部の儲かった人がいるけれど 目立たないそんした人が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?大体バブルの時代でも大損をして人生を棒に振った人がかなりいたのですから。

 「円安」によって 輸入に頼る食料品やガソリンなどは円安差損によって 確実に値上がりして大部分の国民を苦しめています。株が上がろうと下がろうと投資に無縁な一般の国民の生活には何も響かないのです。アベノミクスによって国民が恩恵を被るのは デフレから脱却して好景気によるインフレ傾向なのです。確かに輸入商品は確実に値上がりしていますが 国民が好景気を実感していませんから 値上がりした商品にはあまり興味がわかないのは当然でしょう。デフレの象徴と言われた牛丼の価格は「すき家」が史上最安値の価格を期間限定ですがつけました。庶民の生活には 好景気によるインフレ傾向は全く感じられず 相も変わらぬデフレを実感せずにはいられないのです。

 誰もが 景気が良くなって 皆の収入が上がって ニコニコと機嫌よく生活できる日が来るのを待ち望むのは当然だと思います。安倍さんが首相になってやっぱり駄目だった民主党のがっかり政治からの脱出を期待するのは致し方が無いのかもしれません。でも安倍さんは以前にも政権を担当して無責任な投げ出し方をしたことをなぜ国民は綺麗サッパリと忘れ去ってしまうのでしょう。

 自民党に衆議院だけではなくて参議院まで圧倒的な議席を与えてしまって 安倍さんが自分はできる政治家だと勘違いをするのはしょうがないのかもしれませんが いい加減国民が「アベノミクス」なんて実質国民の生活を楽にする効果なんて全く期待できないことに早く悟るべきではないかと思います。世の中の事は何もわかっていない私が偉そうに書いていますが 同感していただける方もそんなに少なくはないと思います。

 何もクリスマスイブの夜にこんな夢のない悲観的な事ばかりを書きたくて書いているわけではないけれど、日本にはキリスト教信者なんてほとんどいないのだから キリストさんの誕生日よりも天皇陛下のお誕生日をもっと強く意識すべきではないでしょうか。 

  私のブログにやっと写真を掲載できました。やり慣れた方にすれば ごくごく簡単作業かもしれませんが 全く初めての作業なので実は非常に苦労して 試行錯誤を繰り返して やっとの事で なんとかかんとかこのケーキの写真を掲載できました。本日はクリスマスイブなので 奥様にプレゼントしたケーキです。私は一口も食べていないのでお味の方は分かりませんが 奥様が二日かけてきれいに召し上がったので そこそこ美味しかったのだと思います。取り敢えずなんとか写真掲載に成功したので これに懲りずに頑張って写真を掲載できるように頑張りますのでご期待ください。

F1000647.JPG

ブログ一覧