2月19日 信州への旅行をスタートしました

私は 毎年この一番寒い時期に 確定申告のしんどい作業を終えた自分へのご褒美として 旅行に出かけます。一番寒いので 人気のある観光地なら 一番空いている時期かもしれないと期待していましたが ディズニーランドなんかは 年がら年中混み合っているみたいで 勿論ゴールデンウィークや夏休みよりは空いているのでしょうが 連日何時間も行列に並ばされました。私は奥様と知り合うまでは ディズニーランドの存在は勿論知っていましたが 単なる遊園地としか認識していませんでした。
奥様がディズニーランドが大好きでしたので 強引に誘われて 仕方なしに出かけてみましたが 初めて経験するディズニーランドは 私の予想をはるかに超えるぐらいに 凄く楽しくて まさに夢の国でしたので せっせとディズニーランドに 通い続けた時期がありました。それから引退してからの移住先として 南の島を想定していましたので沖縄本島や石垣島へ何度か出かけたこともあります。あくまで移住先として考えていましたので 観光地にも出かけましたが 一日は不動産屋さんに物件案内をしてもらう予定も忘れずに立てていました。
南の島はリゾート地として とても魅力的でしたが 何しろ日本の一番南の端っこの 離れ小島です。私の引退後の夢としては一つには 南の島で思いっきりのんびりしたい事がありましたが もう一つには ある程度豪華なキャンピングカーに乗って 全国を津々浦々旅してまわりたい と言うものがありました。リゾート地と言うのは たまに訪れるから楽しいのでしょうが 年がら年中そこで暮らしていたら 直ぐに飽きてしまうのではないかと 幾らか不安な気持ちがありました。
旧友と再会した時に 日本中を旅してまわりたいのなら 日本の中心に位置する場所へ移住する方がいいのではないかと 意見されましたので もっともな事だと移住先を大きく方向変換したのが 昨年の事でした。位置的に本州の真ん中辺りにある 静岡県と長野県辺りに 絞って考えてみることにしました。兎に角 突然の方向変換でしたので 静岡県も長野県も殆ど予備知識がありませんでした。取り敢えず私は富士山が大好きなので 富士山がよく見える富士山の近所にある 富士宮市と富士市に問い合わせのメールを送ってみました。同時に長野県では 高速道路に近くて雪の少なそうな伊那谷地方にある町へ移住を希望しているのだけれで と言った内容でメールを送ってみました。
そうすると 富士市や富士宮市は 人口十万人以上の そこそこ大きな自治体だからなのか 富士山のよく見える地にあって 移住先としても人気のある土地だからなのかもしれませんが 移住してくるのなら 特にお断りはしませんよ、と言った私にしてみれば かなり冷たい対応を受けたように感じました。それに対して 伊那谷の町からは 辰野町や箕輪町 駒ケ根市辺りから 歓迎しますよ と言った気持の伝わってくる暖かいお返事を頂きました。(あくまでも 個人の感想です)
どうせ移住するのなら 私の様な人間でも 歓迎してくれる街へ移住したいと思いましたので 取り敢えず静岡県は移住先候補地から外しました。昨年の秋に取り敢えず メールに対する反応のはやかった辰野町と箕輪町へ 出かけてみました。奥様のお母様が急病で手術することになりましたので 日程の半ばで急に帰阪することになりましたので 十分な下見とはなりませんでしたが 歩くナビゲーターである奥様は 町の概観をほぼ把握されたみたいです。方向音痴の極みである私は 全然分っていませんが 奥様がどこら辺に何があるのか ほぼ理解されているみたいなので 案内人がいなくて自分たちだけで移動することがありましたが 全然不安は感じておりませんでした。
今回の旅行に関しての不安は とにかく雪道に対するものだけでした。先週は 例年になく寒いこの冬でも 特に道路状況が思わしくなかったみたいでした。スタート時間を何時にするのか 最後の最後まで悩みました。せっかくの下見旅行ですから 出来たら目的地に朝一番で到着して 丸一日有効に活用したいのですが 焦ってスタートして 路面状態の悪い時間帯に走って 事故でも起こしたら元も子もない様に思ったからです。前日の夕方まで 中央道あたりの雪道情報を 散々調べて 結局当日の朝 六時半ごろ 幾らか明るくなってから スタートして辰野町役場へ昼ごろに到着する見込みでスタートすることにしました。
何時もの旅行なら 初日の朝ご飯と昼ご飯は 私が弁当を作るのですが 今回は余裕がなかったので 朝ごはんは近所のスーパーでサンドイッチなどを購入して 水筒にコーヒーだけ用意しました。昼ごはんとしては ポテトサラダとナポリタンスパゲティをタッパーに詰めたものを用意しました。予定の時間になりましたので 病院をスタートして 奥様を迎えに行きました。所が奥様を車に乗せたとたんに 私が朝病院のカウンターの所にあるストーブを消したかどうか不安になってしまいました。
朝準備を整えて 一階に下りてきて パソコンで最後の道路情報を調べるためにいすに座りました。寒いのですぐにストーブのスイッチを入れたのは間違いがありませんが 消したのかどうかよく覚えていないのです。小さな電気ストーブですから もしつけっぱなしであったとしても 火事になる危険性は殆どありませんが 電気代が無駄になりそうです。旅行の間中 ずっとストーブを消したかどうだか気になるのは 不愉快なので いきなりのつまづきでしたが 一度病院に戻って確認しました。奥様が病院内に戻ってくれて ストーブが消してあることや 念のために二階に上がって ガスの元栓などを閉めてくれて戻ってくるのを ひやひやしながら待ちました。
問題なかったので 直ぐにスタートしました。前回は 名神高速から 直接中央高速に乗りましたが 今回は岐阜県辺りが結構路面状態が悪そうだったので 新名神から湾岸道路を通って中央高速に乗るルートを選びました。徐々に明るくなってきました。道路のわきの山には雪が白く積もっていましたが 路面の状態は全く普段と変わりなくて 快調に走れました。いよいよ中央道にのりましたが たまに融雪剤を撒いた白い跡が見受けられましたが ノーマルタイヤでも全く不安なく走れましたので ホッとしました。
予定していたよりも早目に十一時ごろに辰野町役場に到着しました。案内係の方には 余裕を持って十二時ごろに役場に到着するとメールしていましたので 午後から案内してもらう予定の交流会館の場所を調べてあったので 出かけてみることにしました。そこは 近所のおばちゃんたちが集まって サークル活動をしたりする場所みたいで 丁度数人のおばちゃんたちが 刺繍のような作業に勤しんでおられました。興味が全くないので よく分りませんが ここでは集まって料理を作ったり 踊りのけいこなどもしているのだそうです。勿論 おばちゃんだけではなくて じっちゃんたちが集って囲碁や将棋を楽しんだりもするのだそうです。
昼になり 前回も案内してくれた担当の女性と合流しました。移住の先輩をご紹介いただいて お話を伺いました。その方は 結構な僻地に住んでおられるようで 田舎の色合いがかなり濃い場所なのだそうです。私も出来たら ある程度は田舎臭の感じられる地域へ移り住みたいと考えていますが 田舎になればなるほど独特の風習と言うか 干渉のようなものが心配です。よく聞く話として 田舎だとご近所さんから 色んな例えば農作物等の頂き物が多いのだそうです。但し 人間関係ですから 須らくギブ&テイクの関係みたいで 頂き物をしたら 相応のお返しをすることが必要なのだそうです。お返しをしないと 礼儀知らずのケチンボだという評判がたつのだそうですから 要注意です。
その方は神奈川県に持ち家があり 月に数日は そちらに帰って空気を入れ替えたり 庭木の手入れをしておられるのだそうですが 月に数日は不在の日があるので どうもその男性には 愛人がいて愛人宅を訪問するために数日家を不在にするらしい と言う根も葉もないうわさが 実しやかに流れているのだそうです。面倒なのでほったらかしにしているのだそうですが 田舎ではそんな根も葉もないうわさが流れる事ぐらいは 覚悟してから 生活を始める方がいいのかもしれません。
そんな田舎の風習が 嫌なら 移住者たちが集まっている住宅地もあるのだそうですが 出来合いの住宅地では わざわざ長野県まで移住する意味合いが 薄れてしまいそうな気がしますけれども 煩わしい田舎の慣習やしがらみとは 無縁の生活が出来そうです。現実に移住を決行するのは 数年先の話なので もう少し自分の要求や 覚悟を固めてから 具体的な移住する地域を選んでいこうと思います。その夜は 前回も泊めていただいた宿泊体験所にお邪魔しました。勿論無料ですし 管理人さんが常駐しているので 安心です。
外食してもいいのですが 管理人さんとご飯を食べながら地元のいろんな話が聞けて 前回も楽しかったので 今回は肉じゃがをタッパーに入れて用意していきましたし 昼ごはんのサラダやスバゲティーを晩御飯のおかずに再利用しましたので ご飯だけ炊いて晩御飯を頂きました。その晩は 疲れていたみたいで ご飯を食べて風呂に入ったら 直ぐに眠ってしまいました。慣れないベッドに普段とは感触の異なるまくらでしたが 直ぐにぐっすりと眠って いつもの大いびきで奥様に迷惑をかけたのだそうです。

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