3月13日 久し振りに けいはんな記念公園に遊びに出かけました

この公園は うちから車で二十分以上かかりますから 結構遠いのですが お弁当を持って出かけるのには丁度いい公園なので 屋外でお弁当を食べられる時期には 昨年までも何度も通いました。今年も大分暖かくなってきましたし お天気もそこそこ良かったので 今年初めて お弁当を持って出かけてみました。お弁当と言っても 私は自分がまた病院に出かける一月前になってしまいましたので 炭水化物禁止令が出ていますから キュウリやキャベツ レタスなどの野菜にウィンナーソーセージを炒めたものと スクランブルエッグを加えて ダイエット効果には疑問符がつくパワフルなサラダを作りタッパーにつめました。奥様のお昼ご飯としては レンジでチンするスパゲティにキャベツとソーセージを加えて炒めて ケチャップで味付けした手抜きのナポリタンスパゲティを用意して やはりタッパーに詰め込みました。
何時もの様に公園の近所にある酒屋さんの駐車場に車を停めました。駐車場を一時的にでもお借りするので 何時も飲み物とオヤツの為のお菓子を買います。公園にも駐車場はありますが 私たちの目的地である 公園内の有料区域「水景園」とは真反対の位置にありますから 凄く無駄にダラダラと歩かなければなりません。更には結構駐車料金が高いので 初めて来たときに停めて以来 利用していません。すごく遠いし高いのでは 利用されなくても致し方ないでしょう。勿論熱いお茶は水筒にタップリと用意してきていますが いつも奥様に水筒が大きすぎるし 重くて面倒だと文句を言われるので 私が肩にかけて運びます。
水景園 と言う有料区域は 無料の地域が結構混み合っている時でも たかが二百円でも払わなければならないので 凄く人口密度が低くなり 静かで落ち着ける場所なのです。それに嬉しいのは 六十歳を超えると無料になるので 私は昨年の五月以降は無料で入場しています。高齢者割引が適用されることに 最初は嬉しいような 悲しいような気分でしたが 最近はだいぶ慣れてきました。本日は平日でしたが やっと暖かくなってきて 結構お天気が良かったせいか 老人たちが結構な数つどって訪れていました。何処かの老人ホームの遠出のお散歩かもしれません。私も引退したら どこぞの老人会に入るのかもしれません。恐らく最初は抵抗があるのでしょうが 同世代の友達が出来るのでしょうから 悪くはなさそうに思います。
人通りの殆どない場所のベンチに腰かけて 持参したお弁当を食べ始めました。隣のベンチには 幼稚園前位の女の子を連れたお母さんがやってきました。女の子がよちよち歩きなのですが 結構活発に動き回るので お母さんも落ち着いてお弁当を食べるどころではないみたいです。子供は可愛いけれども ずっと育て上げていくのは 手間暇も 勿論かなりのお金もかかる大変な作業だと思います。私は子育てと言う 人類として子孫を残すための活動を放棄してしまいましたから 何となく後ろめたい気分になってしまいました。
ご飯をポカポカとしたのんびりの雰囲気の中で ゆっくりと頂いてから 何時も行く池の傍に行きました。ここには人がやってくると 餌を求めて沢山の鯉たちが群がってきます。専用の餌を百円で販売していますが アイスクリームのコーンを砕いたような代物です。私はいつも 鯉たちの為に安売りの時に買いだめして冷凍庫に放り込んでおいた食パンを解凍して持参します。それからフードメーカからどっさりと送られてくるペットフードのサンプルをどっさりとリュックに詰め込んで持ち込みます。勿論鯉フードではないのですがバラまくと みんな争って食べてくれます。勿論食パンも大人気です。
何時もは周囲に誰もいないので 遠慮なく持参した鯉たちの餌をばらまくのですが 本日は例の御老人たちがそこそこの数うろついておられます。一応看板があり「鯉には販売している餌しか与えないでください」と書かれていますので あまり大っぴらに餌をまくのはちょっと気が引けます。しばらく様子を見ていると 老人たちに集合の声がかかり 全員で移動していかれました。誰もいなくなりましたので 久し振りの鯉の餌やりを楽しみました。殆どの鯉が黒い普通の真鯉なのですが 一匹だけ白い鯉が混じっています。
別に体表の色が他の子とは異なるだけなのですが 私も奥様もどうしてもその子を特別扱いしてしまいます。その白い鯉が 食べやすい様に餌を撒いてあげてしまうのです。所がこの白い子が凄く不器用ですぐ目の前に餌を撒いてあげても 上手に食べられないうちに他の鯉たちが群がってきて 横取りされてしまいます。出来の悪い子ほど 愛情が湧いてしまうようで ついついその白い鯉の目の前に餌を投げ入れてしまうのです。場合によってはわざと誰もいない所に餌を撒いて そこに他の鯉が群がっているうちに 白い鯉の目の前に餌を撒いたりしますが そんなに気を使ってあげているのに それでも上手に食べてくれません。
鯉に餌を与える行為は 只持ってきたドッグフードのサンプルを池の水面にバラまくだけの事ですが 何だか自分が凄く偉くなったような気分に浸れるので この公園に来る度にタップリと餌を持参してせっせと撒いてしまいます。全てのフードをバラまいて 鯉の餌やりを堪能してから 別の場所に移動します。池の中の飛び石を渡って 池を横断してから 来た時とは別のルートで 水景園の出入り口にもどります。
出入り口からメインの公園の広場に続く道のわきを小川が流れています。昨年まだ肌寒い時期には ここでザリガニ釣りを楽しみました。水景園の入り口の売店に ザリガニ釣り用の釣竿を貸し出していましたので ザリガニ釣りが楽しめることに気づきました。
お金を出して借りればいいのですが ドケチな私は自分で釣竿と餌を用意してしまいます。針金製のハンガーを解体して その先に絹糸をむすびつけました。糸の先にクリップを装着して 餌としてスルメを取り付けて ザリガニのいそうなポイントに垂らしてみます。近所にザリガニがいれば 大抵二三分でザリガニが餌のスルメをハサミでがっちりと 挟んで結構な力で引っ張りますので ザリガニが食いついたことが 感知できますので そっと引き上げるとザリガニが釣れます。自分の家に池も水槽もありませんから 勿論持ち帰りませんが 岸まで釣り上げられると何とも言えぬ達成感があるのです。私は魚釣りは 子供の頃に池で小鮒を釣った経験しかありませんが このザリガニ釣りが凄く楽しいのです。この公園にやってくる二大楽しみは 鯉の餌やりとザリガニ釣りです。
本日はまだ時期が早すぎて 小川のザリガニがいそうなポイントを覗き込みましたが ザリガニの影も形も見られませんでした。なるべく暖かくなってからの方が ザリガニが成長してきますから釣る楽しみも大きくなるのかもしれませんが 何しろこの小川は無料の地域にありますから ゴールデンウィークの頃には 網を持った子供たちが裸足になって 池の中を走り回り出します。そうなってしまうと 当然その小川にいるザリガニを根こそぎ取り尽くしてしまうのでしょうから その時期になるといくら釣竿を垂らしていてもサッパリ釣れません。
昨年根こそぎ取り尽くされてしまったみたいなので 今年ザリガニの子孫がまた生まれてくれているのか 正直心配ですが 恐らく一昨年の春から夏にかけても 子供たちに取り尽くされたはずの小川にザリガニが発生してくれていましたから 今年も何とか頑張って生まれて育ってくれていることを期待します。奈良に住む大学時代の親友と この前会った時に この公園で合流して一緒に弁当をくって 鯉に餌をばらまいてから ザリガニ釣りバトルをしようと約束しましたから それが楽しみです。
ただその親友は 夫婦ともに未だバリバリ働いているので なかなか忙しくしているようです。この夫婦は 幼馴染なので同い年で 既に還暦を迎えているはずですから もう少しのんびりすればいいのですが 勤勉な働き者夫婦みたいで 私がなるべく早く引退して のんびりしたいと言っても その気持ちを全然理解してくれません。彼は一流企業で勤め上げて 現在は再就職先も一流企業に勤めているよう。サラリーマンですから 厚生年金が相当に受け取れるはずだし 退職金もかなりもらっているはずです。
私なら再就職などせずに 定年を迎えたのをいい機会に 直ぐにのんびりとした生活をスタートしたと思いますが やはりサラリーマンの習性として 毎月一定金額を受け取れないと 年金が受給できる65歳までの期間が心配みたいで せっせと再就職先に通っているらしいのです。人間死んでしまったら あの世にお金を持ってはいけないのだし、下手に遺産を残しても もめごとの種にしかならないのかもしれませんから さっさとのんびりした生活を始めて欲しいと願っております。
そんな事を言っている私ですが 未だに父親が健在なので 仕事を辞めるにやめられない事情がありますし 病院を土地建物ともに売りに出すのですが 買い取ってくれる人が見つからないうちは 仕事を続けざるを得ませんから 本当にフリーになれる日がいつやってくるのか まだ見当がつかないのが正直な所なのです。ただ私がそんなに長生きできる自信がありませんから 真剣に仕事を辞めたいと考えているのは間違いありませんので その願いがかなう日が一日でも早く訪れてくれることを祈るばかりです。

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