3月30日  本日 アニメ「巨人の星」の放送が始まりました

梶原一騎原作川崎のぼる作画の少年マガジンに連載されていた漫画がアニメ化されてのテレビ放送が本日始まりました。私はこのブログで度々書きましたが巨人が大嫌いです。けれども不思議にこのアニメは抵抗なく受け入れられました。私は少年漫画など一冊も買ったことがありません。勿論興味がなかったわけではありませんけれど 私の小学生の頃は一冊百円もしなかったと思いますが とても少ない小遣いをはたいて自分で毎週買おうとは思いませんでした。 友人の読み終わったものを借りて 読むぐらいで我慢していました。

「巨人の星」がアニメ化されるのはそれなりに前宣伝が十分だったからかもしれませんが 土曜日の七時からという子供が一番見やすい時間帯であったのもあり、私は第一回放送から見始めました。最初は主人公の星飛雄馬が中学生だったから 特に巨人嫌いの私でも抵抗がなかったのかもしれません。土曜日の夜は七時少し前から テレビの前に陣取りチャンネルをあわせて始まるのを待ちました。直前に必ず入る万代百貨店のコマーシャルは非常にインパクトがあり今でもよく覚えています。

私は野球に興味がわきルールを覚えたのが友達よりも少し遅くて小学校の三年生ぐらいでした。普通は大阪に住んでいたら阪神ファンになるところですがクラスの大嫌いな奴が熱烈なな阪神ファンだったので気がすすまず たまたまプロ野球に興味を持ち始めた頃に ドラゴンズがジャイアンツに三連勝したので 大嫌いなジャイアンツを叩きのめしてくれた球団だったからファンになりました。

そんなことでとにかく巨人が大嫌いな私としては主人公の星飛雄馬が巨人に入団した辺りから 案の定このアニメに対する興味が薄れてきました。それに私は現実にありえない魔球の類が大嫌いで 大リーグボール一号が出てきたところから興醒めして引いてしまいました。

私が一番好きな野球漫画はちばあきおの「キャプテン」です。ごく普通の公立中学の野球部が舞台とした素朴な野球漫画です。弱小野球部が名門青葉学院とごく短期間で互角に戦えるようになってしまうのは非現実的ですが まあ野球漫画のロマンと言える範囲内でしょう。ただ一つだけ納得がいかなかったのは たかが中学野球の試合が全国大会でもないのに テレビ中継されている事です。よしんばテレビで放送されていたとしても興味を持って観る人はいないでしょう。

歴代のキャプテンの中では丸井が親近感が持てて一番好きでした。イガラシは日本人なのに何故カタカナ表記されていたのかがちょっと不思議でした。最後の近藤がキャプテンになりまだまだ続きそうな展開だと思っていたら突然終わってしまって凄く残念でした。しばらくして続編にあたる「プレイボール」が始まりとても嬉しかったです。高校野球を舞台にしたストーリーでしたが続編としては素晴らしく出来が良かったと思います。

ちばあきおさんは ちばてつやさんの弟さんで ストーリーに不自然な所が殆ど無くて大好きな漫画家さんでしたが ボクシングを題材とした「チャンプ」の執筆中に41歳の若さで自らの命を断たれました。漫画家として凄く才能がありファンも沢山いたのになぜ自殺されたのかさっぱりわかりません。執筆中だった「チャンプ)もすごく面白くて今後の展開にワクワクしていたら 残念なニュースが入りとてもとても悲しかったです。

「キャプテン」に続いて好きなのが「ドカベン」でした。たまに現実的でない展開があり首をひねりましたが まあ少年漫画なのだから許される範囲内なのかもしれません。続編的な「大甲子園」は時系列を無視していろんな野球漫画の主人公を大集合させていましたが その矛盾点が気に入りませんでした。

「巨人の星」の続編や「ドカベン」のプロ野球編はあまりにとってつけた感が強くてオリジナルが素晴らしかっただけに ない方が良かったと思います。久しぶりに野球漫画の事を思い出したので 漫画喫茶にでも行って ジックリと読み直してみようかという気になりました。やっぱり漫画は大好きです。いい年をして恥ずかしいけれど面白いものはやっぱりいくつになっても面白いと思います。

 

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