4月10日 小保方さんの記者会見を見て思ったこと

私はSTAP細胞の発表された時点で この若い女の子がこんなノーベル賞ものの大発見の研究責任者であることの胡散臭さがどうにもぬぐえませんでしたが。今回の記者会見を見てもやっぱり納得のいかに事ばかりです。

理化学研究所という名前は以前から知っていましたが 日本の研究機関としては凄く権威のある立派な組織であるように紹介されています。ホームページを拝見して求人の項目に入ってみました。博士号を取得して十年ぐらいの研究実績のある人をただ一人だけ募集していました。その一人にはいきなり研究室を与えられて十分な設備や研究スタップまで準備されるみたいです。

小保方晴子さんは早稲田大学の理工学部で博士号を取得されたみたいですが普通に大学で博士号を取得するのには四年で大学を卒業して大学院に進みスムーズに行っても博士号取得には五年かかるはずですからストレートで大学に入っても二十七歳で博士号を取得するはずです。現在三十歳の彼女が博士号を取得してからまだほんの三年しかたっていないはずです。その人物が何故理化学研究所のそれもかなり重要なポストに位置するのかさっぱり理解できません。

相当に強力なコネでもあったのか それなりにチャーミングな女性ですから 女の体を武器に活用したのか知りませんが彼女の研究者としての実働年数と研究実績からして 彼女のついている世紀の大発見の責任者というポストは明らかに釣り合いが取れません。

記者会見の中身にも納得がいきません。調査委員会の調査結果が発表された時には凄く威勢がよかったのに 今度の会見ではやたらと腰が低くて お詫びばかりしています。そもそも論文のデータに表示ミスがあるのなら いち早く正しいデータを明らかにするのが筋でしょう。すくなくとも捏造ではなくてうっかりとしたミスならそんな事は簡単にできるはずなのにそれをすぐにしないところが余計に怪しく感じられます。

画期的な発見であればあるほどその論文が発表されたら世界で一斉に再現実験が行われるはずであるのは常識なのに 「実験のやり方には独特のコツがある」等と発言すること自体がおかしいでしょう。小保方さんにしか再現できないようなことを 論文で発表すること自体が大間違いなのだと思います。

とにかくこの問題については小保方さんの行動も発言も全てが怪しく感じられてとても「STAP細胞」の存在なんてしんじられません。でもそれ以上に不可解なのが理化学研究所の対応です。本来なら身内の研究者の世紀の大発見の発表を徹底的に擁護すべき立場なのに 今回の発表は全て小保方さんの個人プレーであり その全ての責任は小保方さん個人にあり、理研にはその責任が全くないようなスタンスです。

もし本当に「STAP細胞」が存在するのであるならノーベル賞がもらえるはずの大発見です。その大発見を発表する論文に初歩的なうっかりミスなど本来なら存在するはずがありません。理研としても細心の注意を払って論文を審査し その再現性に至るまで十二分に確認してから発表に踏み切るはずなのに 今頃になってやっとその論文の調査をして実験を確認するなどという事は常識では考えられません。

今回のこの騒動は一遍のミステリー小説のようで 一体だれが何の目的で起こしたのか、そこには大いに興味がありますし 存在するはずのない「STAP細胞」がどのように葬り去られるのかその結末もみてみたいように思います。しばらくはどのように決着がつくのか楽しみに注目していこうと思います。

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