4月10日 本日は婦人参政記念日なのだそうです

1946年の本日行われた総選挙から 初めて婦人にも投票権即ち参政権が与えられたのだそうです。私は1957年生まれで 今年誕生日が来てしまうと ついに還暦を突破してしまう年齢ですが 小学生の頃から 男女平等と教えられてきましたし 下手に男尊女卑的な発言をすれば 女子から手厳しい反発を喰らいかねないような雰囲気の中で育ちましたから 私の生まれる少し前まで 女性に選挙権が与えられていなかったことが 不思議に思えます。本来
そもそも現在の私と奥様の関係においては 完全に女性上位が確立されています。まあ私が 本当にだらしなくて 無責任で いい加減な人間ですから 何事においても 奥様の仰ること なさることの方が適切であり 正しい事であるのは間違いがありません。その点は 二人とも基本的に完全に納得しておりますので 奥様の指示や命令に対して一切私が口答えすることも 拒否することもございません。例え逆らおうとしても 口では簡単に言い負かされますし 手を出しても まさか女性に男が本気を出すわけにもいきませんから 結局は好いようにあしらわれて 私が謝罪するしかありません。
病院にご夫婦で来院される方たちを見ていても 殆どの場合 奥さんの方が主導権や最終的な決定権を持っておられるように思います。ですから治療の方針や 手術をするのかしないのかなどの重要な決定を必要とする説明をする場合 どちらかと言うと奥さんに対して話しかけている場合が多いように思います。男性の方がどうしても消極的な考え方の方が多いみたいなので 尚更奥様に積極的な結論を出していただきたくて 熱心に説明してしまっているように思います。
「ウーマンリブ運動」と言う言葉は既に 死語になっているのかもしれませんが 1970年代に 女性の解放運動として アメリカで始まり直ぐに日本でも盛んになりました。男女雇用機会均等法などが成立したのは この運動の影響であると言われていますが その頃ウッカリした発言をしてしまうと 女性を差別した とか男女平等に反する意見だ 等と吊し上げの対象となってしまいました。現在は少しでも女性に対して失礼な発言や行動をすると 直ぐにセクハラと大騒ぎされてしまいますから困った時代だとは思いますが。
私は本来女性を大切に扱い 敬うべき存在だと思っております。勿論 男の方が女性よりも優れているとか 勝っているとか全く考えておりません。しかし現在でも男尊女卑の考え方が残っているのは 町界のない事かもしれません。女性が独創的で斬新な意見を述べると 女のくせに生意気だ等と言われることは珍しくありませんし 先日問題になった 大相撲の土俵に女性が上がれない事等も かなり時代錯誤の見当違いの風習が残っているように思います。
そもそも女相撲と言うのは かなり歴史があり 由緒正しい行事 と言うかスポーツとして認知されていた過去があるようです。土俵上の女人禁制なんて言うしきたりは 明治時代になってから出来上がったものなのだそうです。そんなつけ刃のような習慣に縛られて 先日のお偉いさんが倒れた時に 本来なら直ぐに緊急時の対応が出来るような準備をしておくべき運営側が 何時まで経っても適切な対応が出来ないという不手際に 見るに見かねて その場に居合わせた女性医師が診察と治療を始めたわけですから 運営側の相撲協会は お礼を申し上げてこそしかるべきなのに 土俵上から降りる事を勧告するアナウンスを繰り返し流してしまったのです。アナウンスを流したのは 日ごろアナウンスを担当している行司さんだったのかもしれませんが その場にもいたはずの相撲協会の幹部からアナウンスを辞めるように指示が出なかったのは 緊急事態であるにもかかわらず 女性が女人禁制であるはずの土俵上にいる事への拘りしかなかったのですから その態度が相撲協会の総意と判断されても致し方のない事の様で 非常に残念に思います。
選挙の投票権と言うのは 現在ではすべての国民に与えられているのが当然 と言う感覚になってしまっているのかもしれませんが 最初は男性でもその身分や収入によって限定されていたのが 男性全般に認められるようになり やっと女性にも認められたのが70年ほど前の本日なのです。一人一票しかありませんから 大した力はないように思われるかもしれませんが 国民全員が 日本の現状についてしっかりと考えて 少しでも日本をよくしてくれる政治家が誰であるのかを もう少しだけでも真剣に考えて 投票することを心掛ければ 今のアベチャンの腐りきった政治から 脱却できることと思いますから 日本国民に平等に与えられている 政治を変える権利を もっと大切に考えて 行使していくべきだと 私は思います。

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