4月12日 振替休日が 法律的に制定されました

1973年の本日 国民の祝日に関する法律 と言うものが 改定されて 振替休日なるものが制定されました。但し振替休日なる言葉自体が その法律には存在していないのだそうです。法律と言うのは その道の専門家が 専門家にしか分り辛いためにそうしてあるのかどうかは定かではありませんが その法律の条文としては 法律独特の分りにくい難しい表現で 振替休日を表しているのだそうですが そのような言葉では 一般国民にその意図が伝わりにくそうなので 俗称として「振替休日」と言う言葉がもちいられているのだそうです。

昔日本人は 外国人から「エコノミックアニマル」等と呼ばれて 嘲笑われていた時代がありました。日本は第二次世界大戦で 初めて対外戦争に破れてから 何とか敗戦の雪辱を果たそうとして 経済活動に打ち込みすぎたがために そんな蔑称で呼ばれてしまいました。日本の経済力を軸とした国力は 敗戦から急激にv字回復を示しましたので その急速な回復ぶりにやっかみも込められていたのかもしれませんが 日本人があまりに頑張りすぎ 働き過ぎていた時代であったのも間違いないのかもしれません。

そこで政府としては 何とかもっとゆったりと休日を過ごせるような制度はないかと 探してみた所 それまでは国民の祝日が日曜日と重なってしまった場合 国民としては何だか損をしたような気持になっていたのをくみ取ってくれたのかどうかは分りませんが 翌日の月曜日を休日に振り替えることによって 幾らかでも国民がのんびりできるのではないかと言う判断をしてこのように法律が改定されました。私はこの改定によって 国民の休日が増える事の趣旨には賛成します。とても良いように法律が変化したと思います。

所が後に登場するハッピーマンデー法と言うのは とんでもない悪法だと思います。国民の祝日が制定されたのは その日に因んだ大事な理由があるのです。所がこの悪法は 単に国民の休日を増やさんがために 祝日をその時期の月曜日に変更してしまったのです。それでなくても 現代の風潮として 祝日を単なる休日としてしか考えないようになっているのに 何の謂れもない日に祝日を持ってきてしまっては その祝日の意味合いを考える機会が全く失われてしまいます。

例えば体育の日と言えば 東京オリンピックの開幕した日に因んで 10月10日と定められました。別に今更 東京オリンピックが開催された時代を思い起こして どうのこうの等と申し上げるつもりはありませんが 私が子供の頃には10月10日に 必ず地域の大人も参加する市民運動会の日でした。ある意味 その地域のオリンピックみたいなもので 走るのの得意なオジサンたちが スターになれる特別な日だったのです。勿論その日が 東京オリンピックの開幕に因んだ祝日だ 等と考えながら運動会を頑張ったわけではありませんが 兎に角その日は 皆で頑張って運動をする日だという気持ちで凄く盛り上がっておりました。今年は10月14日が 体育の日ですが 今も同様に市民運動会の類がこの日に開催されているのでしょうか。何となく私にはピンと来なくなっていますが 何の謂れもない日に運動会をやっても それほど盛り上がらないように思うのは 私だけでしょうか。

まあ現在の所 自営業をしておりますので 祝日と言っても水曜日以外はお休みになるわけでもないので 祝日が増えようと 連休が長く続こうと 自分には全然関係がありませんので どうでもいい話ですし もう少ししたら毎日が日曜日のご身分になりますから そうなってしまったらますます興味のない話になってしまいそうです。少しでも早く毎日が日曜日の立場になりたいと願う今日この頃です。

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