4月18日 久しぶりに羊羹を買って食べてしまいました

私は体質的にお酒が苦手です。その分甘いものが一般の男性に比べて好きなのだと思います。今日夜に病院を閉める少し前に患者さんがいなかったので 近所のスーパーまで晩御飯の材料を買い出しに出かけました。私は恥ずかしいのですが これだけ太っているのでこの年齢になると致し方のないことかもしれませんが糖尿病です。普段から血糖値やヘモグロビンA1cの値を気にしていますので なるべく甘いものは食べないように気を付けています。でも体を動かして疲れた時など 無性に甘いものが食べたくなります。本日の夜がそんな状態でした。

晩御飯のおかずもなるべく豆腐類や野菜を中心にしようと心がけていますが 今日はどうしても甘いものに興味がわいて甘いもの売り場に足が向いてしまいました。甘い食べ物の極みと言えばおはぎや万頭の類、羊羹そしてチョコレートだと思いますが 今日は和の気分でしたので羊羹をチョイスしてしまいました。羊羹にもいろんな種類のものがあります。以前にも書いたことがありますが母の実家が福岡県の八女という地域で最近は多少知名度が上がってきましたが八女茶が特産物です。観光バスの休憩所になるくらいの大きな菓子屋だったので母の実家で色んな和菓子や羊羹を製造していました。羊羹は当然特産である八女茶をたっぷりと使った緑色の茶羊羹でした。

子供のころには母の実家からちょくちょく段ボール箱でお菓子が郵送されてきました。勿論子供の喜ぶチョコレートやキャラメルも入っていましたが そこそこ上等の和菓子や茶羊羹がかなりの量いれてありました。ですから子供のころ我が家には茶羊羹が常備されている状態でした。子供ですからその羊羹がそこそこ上等のものであることなんか勿論分っていませんでしたが 贈答用にも使われる位のいいお値段の羊羹だったのだと思います。しかし子供のころにはそのありがたみが理解できず お客さんが来た時などに茶菓子として頻繁に茶羊羹が出されて 残り物が子供にも回ってきますが 羊羹と言えばいつもいつも緑色でお茶の味がする代物ですから辟易としていました。

今思えばそこそこ上等の羊羹を食べ飽きていたわけですから 贅沢な話だったのかもしれませんが テレビドラマなどでたまに羊羹が茶菓子として登場する場合 普通は小倉羊羹や栗羊羹で外観が茶色でした。ですから一度でいいから茶色の羊羹を食べてみたかったのをよく覚えています。大人になって初めて茶色の羊羹を食べた時には 勿論食べなれた茶羊羹とは色だけではなくて味も異なり かなり感動したのを覚えています。

本日購入した羊羹はスーパーで売っている5センチ×7センチ位の一人で一回に食べ切れるサイズでしたが価格は確か100円の栗蒸し羊羹でした。価格相応に栗のかけらをゼラチンで固められたような代物で 勿論それほど美味しさを期待していたわけではありませんが とりあえず甘いものにありつけたので 貪るようにほんのひと時で食べてしまいました。残ったのは甘いものへの誘惑に負けた自分への情けなさばかりでした。せめてもの罪滅ぼしに晩御飯は抜きの処分を甘んじて受けました。

まあ、人間はその人によって異なるのでしょうが色んな誘惑と戦いながら生きているのだと思います。勿論その誘惑を受け入れても自分や他人に迷惑をかけない範囲であれば 受け入れても構わないのでしょうが 私の場合の甘いものは 血糖値を確実に上昇させてしまいます。糖尿病という厄介な病気と一生戦わなければなりませんから 月に一度ぐらいなら大目に見てもいいのかもしれませんが なるべく元気で長生きしたいので極力甘いものの誘惑には負けないように頑張っていこうと反省した一日でした。

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