4月30日 1945年の本日 ヒトラーがベルリンで自殺しました。

56歳で 前日結婚したばかりの花嫁とともに服毒したのだそうです。世界史上まれにみる 典型的な独裁者であり ユダヤ人を大量に虐殺したことに関しては 大罪人であることは間違いないように思いますが 最後の最後まで 自分の理想を追求したその姿勢には 幾らか憧れてしまう気持ちがないでもありません。誰だって自分の人生に大きな目標や理想を持つことは当然だと思いますが 大多数の人は あっと言う間にそんな夢や理想と現実の隔たりの大きさに気づいて諦めてしまうのに ヒトラーは その方向性とやり方に大いに問題がありましたが 目標に向かって突っ走る事が出来たのですから 自殺と言う結末はともかく 幸せな人生だったのではないでしょうか。
ヒトラー やナチスドイツを無条件に忌み嫌う日本人が多いのかもしれませんが それは第二次世界大戦に日本やドイツが破れて 戦勝国であるアメリカにとって都合の良いような政策や教育による影響が大きいのではないでしょうか。歴史を語るうえで たられば は厳禁と言われますが もし日本が戦勝国になっていれば ドイツは三国同盟を結んでともに戦った盟友でしたから ヒトラーは 大変な英雄として扱われていたかもしれないのです。戦争は勝った者たちの理屈が正義なのです。
大分前にみたニュースですが 欅坂46が あるステージに立った時の衣装が ナチスドイツをイメージさせるものだったのだそうで 偉くバッシングを受けていました。もう一度書きますが ドイツ軍は第二次世界大戦のとき 日本の友軍 味方だったのです。その制服をイメージさせる衣装を着て登場することが どうしてバッシングの対象になるのでしょうか。勿論欅坂の女の子たちは 用意された衣装を身に付けて 歌っただけなのですから 直接はバッシングを受けたわけではありませんが かつての日本のみかたの軍服に似た衣装を着たことを 責める人たちの感覚が私には 全く理解できません。
関ヶ原の戦いで 徳川家康が率いる東軍が勝利を収めましたから 徳川方に都合のいい歴史ばかりが残っていて 敗れた西軍の大名たちは 須らく悪者扱いされた歴史ばかりが現存しているのです。戦後日本は 日米安保条約を結んだおかげで アメリカの庇護のもとで 再出発を図りましたから アメリカは日本を守ってくれる味方だという感覚がある方が多いのかもしれませんが 第二次世界大戦中は 鬼畜米英と言われていた国なのです。そんなアメリカに押し付けられた日本国憲法によって 戦争の永久放棄なんて言うとんでもない命題を課せられてしまったがために 戦後幾ら時間がたっても 自国を守る軍隊すら正式な形で持てないでいる現状が続いているのです。
私は何も日本に徴兵制度が復活することを望んでいるわけではありませんし 戦争に賛成する意見を述べているのでもありません。ただ日本は自分たちの為のきちんとした形の軍隊を所有していないために 中国や韓国に日本の大切な領土を好き放題に踏みにじられているのに領土問題は存在しない 等と 頓珍漢な眠たい発言を繰り返す 腰抜け野郎国家に成り下がってしまっている と言う事を言いたいのです。このブログでは何度も書きましたが ロシアと言う領土欲の凄く強い国に幾ら経済協力などで尻尾を振ったって 千年待っていても北方領土は変換されません。本気で返還を望むのなら 第二次日露戦争を始めて勝利を収めるしかありません。一旦戦争を始めるのなら 北方四島の返還なんて小さなものを目指すのではなくて 樺太島位はついでにかっぱらうぐらいの気概でいなければ 絶対に勝利は期待できないでしょう。
話が横道にそれてしまいましたが ヒトラーが自殺したのが56歳の時 私よりもずっと年下なのです。善悪は別として 後世に残る大きな出来事をしでかしたのですから 私の平凡で世の中に何の爪痕も残せないようなくだらない人生よりは ずっと充実していたのではないでしょうか。話は変わりますが 本日は 源義経が藤原氏の攻撃を受けて 僅か31歳で自殺した日でもあるのです。勿論義経は 源氏の統領の息子と言う超一流の血筋がありましたし 天才的な軍略を授かっていましたから 悲劇の武将として 後世に名を残すような仕事をしていても 羨むこと自体がおこがましいのかもしれませんが 私の年齢のほぼ半分しか生きていないのに 日本人なら義経の名を知らない人はいないほどの事をやり遂げているのですから 本当にわが身があわれに思えてきます。
更に本日は 足利尊氏が1358年の本日 54歳で病没しています。この人物も日本人なら知らない人はいないと思います。勿論尊氏も名門足利氏の嫡男として生まれて 北条氏が驕り高ぶっていたから 天下が転がり込んできたような雰囲気もありましたが 十五代続く室町幕府を開いたのですから 凄く大きな仕事を成し遂げました。何だか私よりもずっと若くして亡くなられた方たちが 後世にまで残る大きな仕事をしでかしているのに 我が身を振り返ると 情けなくて泣きたくなってしまいますが 名も無き一庶民としては 致し方のない事だと思います。

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