5月18日 枚方市獣医師会の結束は高まっています

枚方市獣医師会は 恐らく初めてではないと思いますが 数十年ぶりに訪れた危機的状況に これまでになく結束しているように感じます。先日から書いているように 狂犬病集合注射で副反応の起こってしまった可能性のある犬の出現により 獣医師会に激震が走りました。注射を担当した獣医師は 勿論責任を感じていますが この事件を獣医師会全体の問題として 全会員が他人事ではなくて自分に関わる事件としてとらえて 真剣に取り組もうとしています。

最初に副反応の疑いのある症例が見つかったことを各会員にメールで知らせた時も 飼い主と面談したことを報告したメールにも 直ぐにほぼ全員から 熱い反応が返ってきました。「雨降って地固まる」ではありませんが 降りかかってきた災難に全員で一致団結して立ち向かう事によって これまでは感じたことのない強い結束力を感じられました。

私たちは同業者でありますから ある意味ではライバルであり商売敵みたいな意味合いを持った者同士の 集まりです。けれども同業者でなければ分かり合えないような連帯感で何となく繋がっていたように思います。しかし 大きな災難が降りかかったことによって とても個人では抱えきれないけれど 皆で一致団結すればきっと乗り越えられるような気持ちになり いわば運命共同体のような感覚になりました。

現在まだ苦しんでいる犬がいるので とにかくその症状を失くしてあげるのが先決ですが 上手く回復してさえくれたら きっと「災い転じて福となる」の結果になってくれることを 心から祈っております。

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