5月10日 1889年の本日 東海道線にトイレ付列車が登場したのだそうです

今のお若い方には信じられない話かもしれませんが 最初に列車に取り付けられたトイレは 開放式のものでした。何を開放するのかと言うと トイレの話ですから 勿論小便や大便をです。つまり走行中にトイレで排泄された小便や大便は 当然かなりのスピードで走行している列車から解放されますから 風圧によって 線路上や その近辺に飛散したわけです。当然線路上やその近辺には 飛散した排泄物が落下しますから 臭いし不衛生なので 被害が出る訳ですが これを列車の黄害と呼ばれていたのだそうです。開放式トイレが使用されていた時期は結構長かったのだろうと思います。
だって私が子供の頃でさえ 列車のトイレは駅に停車している間は 使用禁止でした。つまり走行している間でなければ糞尿が飛散しないので 停車中は 使用が禁止されていたのだろうと思います。その後流石に糞尿を垂れ流すのはあまりに不衛生だという事で 一時期貯留式のトイレが使用されていました。貯留式とは タンクに糞尿やトイレを洗浄する水をタンクにためておくやり方ですが 列車には沢山の人が乗っていますので 短時間で貯留タンクが満杯になってしまうので 貯留式は 定着しないうちに 利用されなくなってしまったのだそうです。
その後循環式トイレが開発されました。循環式とは トイレを推薦する水を 何度も再利用するので タンクが満タンになりにくいやり方です。トイレを洗浄する水は何度も再利用するので 青い書毒液を大量に混ぜていましたので 見た目にはかなり真っ青な水が流れていたのを 覚えておられる方も多いように思います。現在 新幹線などで利用されているのは 真空式と言う最新式のものです。タンクを真空に近い状態にしておいて 汚物をその引圧でタンク内に取り込むので 洗浄する水が最小限で済むのです。よく新幹線のトイレの音を真似する芸人さんがいますが ジュボッと言う音はタンク内に糞尿が吸い込まれるときの音を表現しているのです。
私は引退してから キャンピングカーを購入しようと考えております。そこそこ上等のクラスの車なので 一メートル四方位のフリースベースがあります。シャワーを浴びるシャーわーブースにする人もいるかもしれませんが 私はそこにカセットトイレを設置しようと考えています。私は夜中に 残念ながらおしっこに二度三度起きてしまう生活をしておりますので 車内にトイレがないと困ったことになってしまいそうだからです。勿論車内でシャワーを浴びれるのも魅力的ですが その為には かなりの量のお湯を沸かさなければなりませんし 排水タンクもかなり大きめのものを用意しなければなりません。ですからのんびりとシャワーを浴びてはいられないでしょうから トイレの設置を考えました。
カセットトイレですから カセットに自分たちの糞尿が 溜まったものを トイレにでも流して 水でそのカセットを洗わなければなりませんが 私は獣医師ですから 犬猫の糞尿の後始末や検査で しょっちゅう犬猫の糞尿とは接する生活をしておりますので 自分たちの糞尿の溜まっていたカセットを水洗いするぐらいは それほど苦痛とは感じません。勿論車内のトイレを使用するのは 必要最低限に抑えて 昼間ならなるべく公衆トイレを利用しますし 草むらで立ちションして 車内のトイレ汚さないように務めますので それほど頻繁にカセットを洗う作業が必要にもならないと思います。
本日は トイレの話ばかりを書いてしまいましたが 人間だれでもトイレと無縁の生活は出来ませんから 我慢して読んでやってください。但し ナーチャンだけは絶対におしっこもうんこもしないと 私は固く信じておりますので 宜しくお願い致します。

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