5月26日 田んぼに水が張られました

五月ももう残りわずかになって 田んぼに水が張られて 田植えが間近に迫ってきたようです。と言う事は うっとおしい梅雨入りが迫ってきているという事かもしれません。雨降りの天気が お好きな方は あまりいらっしゃらないとは思いますが 日本の食糧の根幹をなす米作りが順調に行くためには 例年通りこの時期にタップリと雨が降ってくれなければ困りますので 集中的に降って 災害にならない範囲で 雨降りを歓迎しようと思います。

梅雨はうっとおしいですが その分梅雨が明けた時にホッとできますから 何事もポジティブに考えるようにしましょう。但し梅雨の時期になると 男性は水虫の脅威に悩まされる時期でもあります。テレビの水虫の薬のコマーシャルも そろそろ始まり秋口まで続きます。正直な所 私も以前は水虫にかなり悩まされておりました。足の指の爪まで水虫にかかって 黄色く変色して 分厚く変形して ひどい目にあっていた時期もありました。

病院にある抗真菌薬を内服し 根気よく治療を続けましたので 完治するまでには 半年以上もかかりましたが 現在は何とか水虫と縁を切った生活に戻れました。大学時代に アルバイトで 旅館の従業員を一夏務めましたが その時から水虫の症状を自覚しましたので その旅館で 館内はいつもはだしにスリッパ履きの生活でしたから 恐らくその時に 感染したのだと思います。塩野義製薬に勤めていた数年は ずっと革靴を履いての生活でしたので 特に梅雨から夏場にかけては ひどい目にあっておりました。

現在は 裸足にサンダル履きで 足の裏を出来るだけ乾燥した状態にしておりますので この時期になっても 症状を全く自覚しませんので 完全にこの病気とは縁を切れたのだと思います。この厄介な病気でお悩みの方は はっきり言って外用薬は 直接的で一時的な効果は 実感できますが 爪水虫にまで感染が広がっている方の場合 長期にわたる抗真菌剤の投与を継続しなければ 殆ど完治しませんので 病院の皮膚科を受診して 内服薬による治療を試みられることをおすすめします。結構薬代はかかりますし 数か月にわたる根気のいる治療が必要だと思いますが 上手くいけば一生この病気と縁が切れますので 頑張ってみることをおすすめします。

水虫は 殆どが男性の病気みたいですが やっぱり女性は お風呂で足の裏 指と指の間まで キチンと洗っておられるから 感染することが殆どないのかもしれません。特にこの時期 男性の足の裏が臭くないわけはないし 女性で足が匂う方は殆どいらっしゃいません。もしもナーちゃんの足がクサかったら 流石に百年の恋も冷めてしまいそうですが ナーちゃんはおしっこもうんこもしない存在ですから 足の裏がクサかったりするわけがありません。

もうだいぶ昔になりますが 夏の日照時間が かなり短かったために 米の収穫量が 例年に比べてかなり少なかった年がありました。1993年の「平成の米騒動」と言われた年です。お国の発表したコメの作況指数が74で 「著しい不良」等と 国民の不安を煽るような表現をしてしまいました。落ち着いて考えれば 例年の74パーセントは米があるのです。それまでどちらかと言えば 日本の米は余り気味の状況でしたから 古米を消費してしまういい機会が出来たと喜べばよかったのです。

所が 愚かなことこの上ない日本人は 日本に食べられる米が殆どないかのように勘違いしてしまい 一斉に普段は絶対にやらないコメの買い溜めに走りました。そんな愚かな行為に走った愚かな人たちが あまりに多かったために 現実に米屋さんやスーパーで流通しているコメが 一切なくなってしまいました。普段はコメの販売など行わない 電器屋さんまでが コメを仕入れてきて 客集めの為にせっせと販売していました。

現在の日本では 確かに米が主食の一番手であることは 認めざるを得ませんが 例え一月位 コメを一粒も食べない生活をしても 殆ど不自由はないのです。おコメは確かにスーパーから姿を消しましたが 現在第二の主食とも言える パンはいつものように販売されていました。麺類を見れば うどんやお蕎麦 ラーメンにパスタなどは 幾らでも普段の値段で手に入るのです。大阪人なら 大好きな粉もの お好み焼きやたこ焼きでお腹を膨らしても それ程不満を感じないで 生活できるはずなのです。なのに愚かな日本人は 何故か米粒が無ければ生きていけないと 勘違いしてしまって 普段は見向きもされていなかった 古米や質の悪い米が 臨時発売されるという情報を耳にすると 長い行列を作って 目の玉が飛び出るぐらいの高い値段で有難がって 購入していました。

私は 妻に一切愚かなコメの買い溜めをしないように くぎを刺しましたので 当然いつか米が我が家から無くなる日を迎えましたが 別にパンや麺類 粉ものを普通に食べて生活しておりました。所が 私と当時の奥さんの両親が やっぱり愚かな日本人だったみたいで 我が家に米粒が一粒もないと知ると 十キロずつ米を送ってきました。無論私は 大して困っていないので いらないと意思表示しましたが 両家の親たちは やっぱり愚かで情けない日本人気質だったみたいで 買い溜めしていた米を送りつけてきました。送り返して 何もいらぬ摩擦を起こす必要はないと思い 受け取りましたので その日からまた 普通に炊飯器で米を炊く生活に戻りました。

結局その二十キロの米が無くなる前に 翌年の米の収穫が始まりましたので その後は普通に米が販売されていましたので 殆ど米騒動の影響は実感できませんでした。ただ私はこの米騒動をみて 日本人の愚かさを痛感して 日本の未来は明るくないなと思いました。その後に起こった「狂牛病問題」等でも 本当に日本人ほど愚かな国民は いないのではないかと 恥ずかしくなりました。確かに国産牛に 狂牛病を発症した牛がいたことは 厳然たる事実ですが 骨格筋 いわゆる普通のお肉屋さんや スーパーのお肉コーナーで売られている国産牛肉を食べても 百パーセント実害はないのです。

日本政府がそのポイントだけ きちんとPRしておけば 何の問題も起こらなかったのに 愚かな政府が 国産牛から狂牛病が発症した と言う恐ろしげな事実だけを報道したために 国産牛を食べるのは危険だ 等と言う全く間違った情報が国民に浸透してしまったのです。その為に普段は 輸入牛肉なんて見向きもしなかった奥様達が 国産牛を一切買わないで せっせと輸入牛肉をお買い求めになったのです。こんな愚かな行動の為に 国産牛を生産される農家の方々を どんなにか苦しめたか分りません。

日本人は 昔お国の為に死ぬことを 一番の名誉と考えて お国の為に生きてきましたが 始めて戦争に負けて 世界の類を見ない とんでもなくピンぼけな平和憲法を押しつけられたら 何を勘違いしたのか 後生大事にお守りして 我が身を守ることが一番大切だと心変わりしました。その後は もっと平和的な方法 即ち経済力によって 日本の勢力を拡大しようと考えて エコノミックアニマルとある意味世界から恐れられ またある意味で嘲笑われながら 経済大国にのし上がりました。

しかしあまりに頑張りすぎたことを反省しすぎてしまって 今度はゆとりを持とうとして これまで全力疾走していたのを ゆっくりのんびりと と言う方向に転身しました。しかし今度は あんまりのんびりしすぎたので 世界との競争に置いて行かれて あっと言う間に二流国 三流国に落ちぶれてしまい 慌ててねじを巻こうとしていますが 一旦ゆるんだタガを締め直すのは 困難極まりなくて 焦ってジタバタしているのが 日本の現状だと思います。

まあ私の人生は あと十数年ですから 今更日本の国がどうなっていこうと 大して影響はない様に思いますが あんまり落ちぶれてしまう日本はみたくありません。早くアベチャンに代る日本をいい方向に導いてくれるリーダーが現れて 少しでもいい国になっていって欲しいものだと思います。

 

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