5月8日 本日は漫画家さくらももこさんとそのキャラクターちびまる子ちゃんのお誕生日なのだそうです

さくらさんが生まれたのは1965年で 私よりも8歳若いようです。「ちびまる子ちゃん」と言う漫画は 今のお若い方もよくご存知なのでしょうか。初めてテレビアニメ化されたのが 私が岐阜大学に通っていたころですからもう三十年近くも昔の話だと思います。エンディングにかかる「踊るポンぽコリン」は 大ヒットしてたしかNHKの 紅白歌合戦でも歌われていたように記憶しています。

「ちびまる子ちゃん」は恒久的な人気アニメーション「サザエさん」と同様に登場人物が一定の年齢 小学校の一定の学年でごく当たり前にストーリーが継続していきます。小学生の主人公まる子とそのお姉ちゃん 爺ちゃん婆ちゃんと 両親の確か六人家族のごくありふれた日常を描いたアニメだったと思います。私は さくらさんと生まれた年代が近いので 最初の頃の時代設定は 私の子供の頃と妙にリンクして 凄く懐かしくて 見ていて心が温かくなる とても楽しいアニメーションでした。

最初の頃のストーリーは さくらさんの実体験に基づいていたのだそうですけれども 当然かもしれませんが そんなにいつもいつも面白いことが起こるわけはありませんから 少しずつフィクションが加わっていって 自然に時代背景や設定が変化していったのだそうです。最初の頃に登場したインスタントラーメンのコマーシャルソングなんか 凄く久し振りに耳にして とても懐かしく当時の記憶がよみがえりました。

私の年代の人間には とても懐かしくて 凄く心が引かれる魅力的ストーリー展開でしたが 当時私と一緒に大学に通っていた級友たちは ざっと十年ほど世代が離れていましたから 当然私にとっては懐かしくても 彼らにとっては未知の出来事だと思います。日曜日の六時から 「サザエさん」の前に放送されるアニメ番組でしたから 当然小学生ぐらいの子供さんをメインのターゲットにしていたのだと思います。小学生のありがちな日常を切り取った 心のほのぼのとするようなストーリーでしたが どうしてあんなにヒットして 話題になったのか その当時から少し不思議に思っていました。

「サザエさん」は私が子供の頃からずっと放送されています。もう長いこと実際の放送を見てはいませんが 相変わらず日曜日の夕方六時半から放送が続いているのだと思います。「サザエさん」もごくありふれた一家の繰り広げる何気ない出来事を題材としている アニメーションで 特に面白おかしくて笑える番組ではないし 真剣に見ていたら感動できるストーリーでもありません。ただ日本人の原風景みたいなものを ほのぼのと繰り返し放送しているのだと思います。TBSと言うテレビ局が消滅しない限りは ほぼ永久に放送が継続されていくのだと思います。

ちなみに 日本のアニメーションの歴代視聴率第一位は「ちびまる子ちゃん」であり 第二位が「サザエさん」なのだそうです。ごく平凡なありふれた日常を描いたアニメが視聴率の一位と二位を占めているのは やはり日本人の求める幸せが 極平凡なありふれた生活にある と言う事かもしれません。

「ちびまる子ちゃん」も「サザエさん」もどれだけ年月が過ぎても一切登場人物の年齢が変わらずにいることは やはり日本人が成長して子供から大人になってしまっても 何時までも平和な そしてあまり深刻な悩み事など抱えていないのであろう子供に帰りたい気持ちがあるから 放送されているとなんとなくだけれども ついつい見てしまう理由なのではないでしょうか。

私ももうすぐ仕事を引退して 子供のようにその日一日何をして遊ぼうかとワクワクできる生活に 戻っていこうとしています。そのワクワクを少しでも長続きできるように くれぐれも健康には気を付けて 元気で長生きできるように心がけようと思っています。

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