6月10日 大阪市の問題児隔離指導案について思う事

私は中学校の現状を全然知らないので 隔離されそうな子供が実際にどのような行動をとっているのか 全然見当がつきません 立命館大学を卒業した三十数年前は 校内暴力のかなり盛んな時代だったみたいで 同期に卒業して教師になった友人が かなり苦労しているという話を聞いて心配した位です。

大阪市の問題児の発生頻度は日本でもトップクラスだそうですが 具体的にはどれくらいの数の生徒が どのような行動を取り 一般の生徒にどれくらいの迷惑をかけているのか もっとわかりやすく報道してほしいと思います。どの様な問題行動を起こす問題児なのか ある程度見当がつかないと その指導が適切なのか 行き過ぎなのか一般人には 殆ど判断できません。

それから 問題児を学校外の施設に集めて指導するという事ですが そんな極めて悪質な問題を起こす子供を簡単にそのような施設に集められるのでしょうか。そんな悪質な問題を起こす子供の親が まともな親のはずがないと思いますから 隔離教室に登校することに協力的な態度を取るとは考えられません。問題児の各家に迎えに行って 強制的に連行しなければ集められないと思います。決まった時間に迎えに行っても 親がそれまで家に閉じ込めておいてくれたら 可能かもしれませんが 非協力的で迎えに行く時間よりも早くに子供が出かけてしまえば まさか捜しに出かけるわけにもいかず 強制的に連行することも難しくなります。

そもそもそんな問題を起こす子供ときちんとしつけをしないその親が悪いのに そんな問題児に対して貴重な税金を無駄遣いされること自体が 一般市民から見れば 凄く腹立たしい事だと思います。問題児を集めて 特別な指導をするのだから それなりの料金を親に請求するのが適当ではないでしょうか。まあ、わずかの給食費ですら払わない親が珍しくもないご時世ですから 子供にまともな躾のできない親が 請求されてもその料金を支払うことなど ほとんど期待できないとは思いますけれど。

普通に授業を受けようとする子供たちが 問題児によって迷惑や被害を受けないように 取り敢えず普通の学校から除外することには大賛成です。非常識な行動をとる人間に 普通の人が享受できる権利を要求する資格はないと思います。ですから 問題児を集めて特別な指導をする、という試みには全く期待できませんが 問題児が一般の学校から除外されることにより一般の子供たちが被害を受けずに済むことには大いに期待できますから、今回の大阪市の指導案には大賛成です。

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