6月9日 1993年の本日 皇太子さまが雅子さまと結婚されました

皇太子様が 33歳の時に 思い続けておられた雅子さまと目出度くご結婚されました。皇太子さまは 天皇家の長男として生まれて 育っておられるのですから それこそ物心ついたころから いずれは天皇陛下になることを約束されている と言うよりも義務付けられている といった表現の方がピンと来る気がしますが 本当に小さい年齢の頃から その為の教育を受け 育て方をされてきたのでしょうから いつの間にかいずれは天皇陛下になられる覚悟は自然に備わっておられると思います。
でも雅子さまは 一般人とは言っても 我々庶民とは 別格の御家柄だったみたいですが あくまでごく普通の 凄く聡明であり 外交官として活躍されていたわけですから 頭脳も明晰であり とても美しいお嬢様だったのでしょうから 大切に育てられた 箱入り娘だったのだと思います。そんなお嬢様が 皇太子さまに強く望まれたとはいえ 皇太子妃 いずれは皇后さまと言う身分になるために皇族となるのには 相当な覚悟が必要だったと思います。
雅子様は 皇太子妃としての心労が重なり 一時期はかなり体調を崩されていたみたいですが 最近はその類の情報は流れていませんから お元気になられたのでしょうか。正直 皇室関係に対して 尊敬の概念は人並みに持っているつもりですが 興味は殆どありませんから 申し訳ありませんが 雅子さまの近況も 殆ど存じ上げておりません。今上天皇の生前退位が現実のものとなったみたいですから 再来年には 皇太子さまが天皇陛下に即位されて 雅子様も皇后陛下になられる予定です。
皇太子さまは 見た目はお若いのですが 私よりも三つお若いだけですから 確か今年57歳になっておられるはずです。つまり再来年 即位されるときには59歳 普通の会社勤めなら 定年間際の年齢です。私は皇室関係の方が出席されるような堅苦しい雰囲気の 催し物には一切参加しませんし 皇室についても殆ど興味がありませんので 天皇陛下と皇太子さまの お仕事がどれくらい質的にそして量的に違うのか 見当もつきませんが 日本の元首になられるわけですから その責任と重さは 我々一般庶民の 想像をはるかに超えたものであろうと思われます。
そのような責任重大であり 常に周囲から注目されている状態で御勤めを果たされるのですから そのストレスは莫大なものなのでしょう。そんな大変な役職に 一般人なら 定年間際の年齢で就かれて 恐らく死ぬまでそのお勤めは続くのでしょうから 凄く過酷な運命だと思ってしまいます。それも 今回は特例的に 今上天皇の生前退位が認められて 多少なりとも前倒し 繰上り即位になっているのに 皇太子さまが一般人の定年間際になって 即位されるのです。人間の一般的な働き盛りは やっぱり三十代から五十代ぐらいではないでしょうか。これぐらいの年齢であれば そこそこ実戦経験を積んでいて 若さや体力もかなり残っているはずですから 日本の元首としての重責を果たすのには 適した年齢ではないでしょうか。
現在は天皇陛下の生前退位が認められていませんが その理由は 昔若くして天皇に即位された方に対して 年長者が実権を握り院政を敷いた問題があるからだと私は解釈していますが 間違っているのでしょうか。但し現在の天皇陛下には 政治的な発言ですら 出来ないしきたりの様ですから 院政を敷いても その権力を行使する機会は現実的にはないはずです。だとしたら日本で一番身分が高くて 一番責任が重たくて 恐らく一番しんどいお仕事をされる天皇陛下として働かれる年齢を もう少し若くて元気な時期に頑張っていただけるように 生前退位を積極的に推し進めることが 皇室の方々の人権を守ることになるのではないでしょうか。私の様な 無知で愚かな一般庶民が 天皇陛下について 意見を述べるなど恐れ多い事だとは自覚しているつもりですが 皇室の方々だって 生物学的に言えば 同じ人間なのですから その方々がその大変なお勤めを果たし易くなってほしいと願うのは 国民として認めて頂きたい事です。
まあ何にしても 私はもうすぐ仕事をリタイアして 後はのんびりと悠々自適の暮らしをするつもりなのに ほとんど同じ年齢の皇太子さまは 勿論これまでも私なんかには 想像もつかないぐらいの重荷を背負われて生きてこられたのだと思いますが 更に大変な役職に浸かれて 恐らくは死ぬまでその責務が続くのでしょうから 本当にご苦労様な事だと思わずには おられません。

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