6月12日 橋本市長の発言について思うこと その2

沖縄にいるアメリカ兵に対して、性風俗産業の活用を進めた件について考えてみます。一般的には、性風俗産業そのものに対して強い嫌悪感をお持ちの方が 特に女性には多いのかもしれません。しかし、男性の場合99.9%が中学生や高校生のころには部屋にエロ本を隠し持ち マスタベーションにふけったことがあるはずだし、程度に差こそあれ性風俗産業のお世話にもなっていると思います。
 女性に全くもてなかった私が性犯罪に走らずに済んだのは 性風俗産業のおかげかもしれませんから 世間にいくつもある必要悪のひとつといえるのではないでしょうか?この世の中きれい事ばかりでは成り立たないと思います。
 勿論、その場で働く女性が胸を張って「そのような職業についています」とは申告しにくいだろうし、大なり小なりその恩恵を被った男性陣も大っぴらに 「お世話になり、ありがとうございました」 とお礼を言いにくいのは事実でしょう。
 そのように、ちょっと大っぴらには語りにくい性風俗産業の活用を 公のそれもテレビカメラに映っている場で推奨されても アメリカ側の方たちが対応に困ってしまって、結果的には反発を招いたのは致し方のない結末かもしれません。
 昨日も書いたように 何時戦場に駆り出されるかわからない兵隊さんたちの性欲のはけ口はどうしても必要だと思いますし、沖縄で10代の女の子のアメリカ兵による性犯罪の被害はあとを絶ちません。
 橋本市長にしたら 兵隊さんたちの暴発しかねない危ない性欲は 性風俗産業で働く女性で発散してもらって、一般の沖縄の女性の被害をなくしたくて 発言しただけだと思います。
 だけれども、性風俗の推奨をするのは、例えば話し合いが終わって、打ち上げの席で酒でも酌み交わしながら、若いおねーちゃんたちをはべらかせた場で すべきであったのではないかと思います。デリケートな内容の話なのだから、話を持ちかける雰囲気とタイミングをもう少し考慮して、相手が納得して受け入れ易い状況を作ってから行動に移るべきだったのではないかと思います。昨日は橋本市長をりっパな政治家と表現しましたが、この件に関しては残念ながら政治力がたりなかったのではないかと思ってしまいます。
 いずれにしても、昨日の「従軍慰安婦」についての発言も「性風俗産業の推奨」も表面的な内容にとらわれないでいただきたいと思います。繰り返しますが橋本さんの主張は 何も「従軍慰安婦」の存在を否定しているわけでも、そのシステムによってつらい思いを沢山された女性への配慮を放棄すべきだと言っているのではなくて、そのようなシステムがあたかも旧日本軍にしか存在しなかったような事実認識を改めましょう、と提案しているわけだし、「性風俗の推奨」にしても、あくまで沖縄の女の子を守るためにはきれいごとばかり言っていても根本的な解決にはつながらないから 即効性のありそうな具体案を提示したに過ぎない、ということを日本人なら理解してあげて頂きたい、という ことです。

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