6月17日 なかなか梅雨入りしませんね

もう六月も半ばですし 田んぼの田植えも 殆ど終わっているように思います。例年の梅雨入り日が 関西だと六月上旬と言われているのだそうで 確実に一週間以上遅いようです。1963年には 四国と近畿地方は梅雨入りを発表されないままに 何故か梅雨明けだけが発表されたという不思議な年があったのだそうです。私がまだ6歳の時の事ですから その年がどんな年だったのか 全然記憶にはございません。まあ四国も近畿地方も 降雨量的には 例年と殆ど変りが無かったのだそうですから 梅雨が存在しなかったわけではないみたいだし 極端な水不足に悩まされたわけでもなかったようです。

まあ梅雨入り宣言や 梅雨明け宣言と言うものは 気象庁が行う恒例行事のようなもので 本来大した意味はないのだそうですが 梅雨入り宣言と言うのは この日を境に雨が降り続くきっかけとなる日を意味するだけのものでしょうし そのハッキリした境目がたまたま1963年は あいまいだっただけの事でしょう。梅雨明け宣言も ちょくちょく後から日にちを変更する事がありますから 現実的にはほとんど意味のないものと言えるでしょう。梅雨明け宣言がされたからと言って 影響を受ける人間なんて 殆ど存在しないでしょう。

今年の春ごろ 桜の開花宣言をその日にするか否かで 報道が過熱したことがあります。桜の花が咲こうと咲くまいと 本当にどうでもいい事のはずなのに その基準となる桜の木を 近所の人が注目するだけではなくて テレビなどのマスコミが沢山押し寄せて その日に開花宣言が出るのかどうか と言う事を盛んに煽り立てていたのには呆れてしまいました。更には そんなに沢山のマスコミが押し寄せていること自体を報道している番組までありましたから 日本の平和ボケもいい加減にしてほしいと思いました。

1963年は 現実的には 降水量は平年並みでしたから 農作物への影響や 水不足が深刻化することもなくて 済んだみたいですが 今年は既にダムの貯水率が かなり低下してきているみたいなので 水不足になりそうだし 稲の生育だけではなくて 野菜の収穫量への影響も 心配です。最近では 水不足が騒がれても 殆どが取水制限位のもので 私たちの生活に影響は殆どなかったように思いますが 子供の頃には 給水制限まで行われて 自宅の水道をひねっても水が出ないので 近所にやってきた給水車の前に 長い行列を作って 料理を作るための最低限の水を求めて お鍋やバケツを持って 並んだことが微かに記憶として残っています。

これから暑い季節を迎えるのに お風呂やシャワーそして洗濯などで 自由に水が使えないのは かなり厳しい生活になりますので 雨が降ってほしいものです。例年だとこの季節 梅雨前線が 日本列島の真上にどっかりと腰を据えますが 今年は南の海上にあることはあるらしいのですが 何故か全然北上して来ないために雨が降らないのだそうです。

自然のなすことについては 幾ら人類の文明が 進歩しようと 全く力が及びませんから いつもよりも有難いことなんか 望みませんけれど 平年並みの現象が続いてほしいものです。人間も普段は健康の有難味を感じておりませんが 例えば下痢が続いてふらふらになってから 普段のようなコロンとした大便を排泄したいと願い それができたときには 何とも嬉しくなるようなものかもしれません。

今年も何とか 平年並みで結構ですから 雨が降ってほしいと願います。でも何年か前にも やはりなかなか梅雨入りしなくて 水不足が心配されて 皆が雨降りを期待していたら 集中豪雨が度重なり 各地で被害が続出したことがありましたから 雨は降ってほしいけれど 穏やかに平均的に 人間の都合ばかりを前面に出してのお願いになってしまいますが 聞き届けてくださいますよう 神様にお願いしてみましょう。まあ普段からの信仰心がない私の願いなど 叶えてもらえるわけはありませんよね。

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