6月2日 アベチャンの国民に対する嘘が止まりません

悪い予感が的中したみたいで 案の定と言うか やっぱりと言うか 皆が心配していた通りに アベチャンが消費税の増税を再延期することを 正式に発表したみたいです。アベチャンは散々 リーマンショックや東北の大震災クラスのダメージが日本を襲った場合以外は再延期しないと発言していました。そもそも前回に増税を延期した時には 再延期は絶対にしない と宣言していました。

嘘をつくことはいけないことだ 等と言う事は幼稚園に通う子供でも知っている 基本的な人間界のルールです。「新しい判断だ」等といけしゃあしゃあと開き直られたら 呆れ返るしかありません。消費税を増税することは 当然国民にとっては痛みを伴う事です。家計の苦しい中 毎日の買い物での出費が更にかさんでしまいます。しかしその痛みの代償として 福祉のある部分を充実させることができるわけだし たまりにたまった国の借金を少しでも減少させることが出来る可能性があったのです。アベチャンにしてみれば 福祉の充実など現実的には どうでもいいことでしょうし これまでの政権が貯めに貯めこんだ借金のほんの一部を返済したって 何のメリットも感じないのでしょう。

消費税を上げなくても 福祉の充実を図れるのなら 何故消費税を十パーセントにあげることを決定したのでしょうか。増税が決まったのは確かに民主党政権の時であったのかもしれませんが 当時野党であった自民党も賛成票を投じましたから アベチャンも納得して賛成したはずの事なのです。何か前政権から受け継いでしまった負の遺産でもあるかのような態度に思えてしまいますが如何でしょう。

そもそも消費税を導入した時には 消費税と言う税金は福祉を充実させるために使う目的税 と言った意味合いが強調されていたように思います。国民が日々の生活の中で直接痛みを伴う税金ですから 国民に直接跳ね返る福祉の充実の為 と言う旗印があったはずです。所が 国民が消費税を払う事が習慣になってきて 感覚がマヒしてくると次第に目的税的な意味合いが薄れてきてしまいました。

アベチャンとしては 来る参院選を戦う前の現段階では 国民のために消費税の増税は見送ります。そしてマタマタ国民のために福祉の充実は足踏みをせずに実行いたしますなどと 見え見えの国民に対するおべんちゃらを並べ立てているのです。どっち道 参院選が終わってしまえば のど元過ぎれば熱さを忘れる式で またまた[新しい判断」と言う大嘘をついて 知らん顔をするつもりなのでしょう。

アベノミクスについて 昨日ラジオで経済評論家みたいな輩が 効果は確実に目に見えてきている 等と分けの分らんことを言ってアベチャンに尻尾を振っていました。確かに円安誘導には成功しましたから 輸出産業が元気を取り戻しましたし それに付随してか 求人が増えて大学生の就活は楽になってきているかのようです。しかし我々庶民にとって一番大事なのは自分たちの生活が楽になってきているという実感を得られているのかどうか なのだと思いますが 残念ながら楽になっていると感じられる方がいらっしゃることは否定しませんが 大部分の方には実感できていないように感じます。

好景気になれば 自然とインフレが進むはずなのに 現在も最悪の事態ではないのかもしれませんが 何となくデフレが進んでいるように思えるからです。アベチャンが 今回の消費税増税再延期を決めたのも デフレからしっかりと脱却できていない と言う資料によるものだと思います。アベチャンは 増税再延期を主張するのであれば その前提として ここ数年自分が展開してきたアベノミクスが所詮絵に描いた餅であって 実質を伴っていなかったことを 明確に認めて 国民にきちんと謝罪すべきだと私は思います。出来たら 国民に嘘ばかりついてごめんなさい と言う言葉を添えて。

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