7月4日 本日は語呂合わせで 「梨の日」なのだそうです

私はどちらかと言えば 似たような形の果物 リンゴよりもナシの方が好きです。リンゴよりも 甘みが強く感じますし みずみずしくて シャリシャリした食感も好みに合うからです。でも果物としては リンゴの方が 食べられる と言うか販売されている季節が長いし 種類も沢山ありますから 一般的には リンゴの方が人気があるのでしょうか。欧米では そのシャリシャリとした食感が疎まれているみたいで あまり果物として人気がないようです。アジアでは 割のナシの人気が高いのだそうです。私は 梨はスーパーでも食べたくなって 自分で購入しますが リンゴをわざわざ 買ってまで食べようとは思いません。

私が子供の頃は ナシと言えば 青梨の代表選手「二十世紀」しか 知りませんでした。「二十世紀」と言えば 鳥取県を思い出すほど かつては圧倒的な出荷量を誇っていたのだそうです。まさか鳥取砂丘では栽培されていないのでしょうが 水はけのよい砂地がナシの果樹の生育に適しているのだそうです。私の父方の実家がある 福岡県でもそこそこ出荷されているみたいで 夏には頻繁に段ボール箱で 送ってきていました。ですから 夏休みの昼間の外出から戻った時には 冷蔵庫で冷やしたナシの皮を剥いて よくかぶりつきました。子供の頃ですから 皮を剥くのが面倒で 皮のまんまかぶりついたことも多いのですが ナシはリンゴよりも甘くてみずみずしいので 害虫がつき易くて 皮に農薬が多いので リンゴの様に皮を食べてはいけない と言われていましたが 本当の所はどうなのか疑問です。

何時の間にか 青梨の「二十世紀」よりも 赤梨の「香水」や「豊水」の方が 人気が出てきたみたいで スーパーにも赤梨の方が沢山並んでいるようになりました。赤梨の方が青梨よりも 甘みが強いし適度にみずみずしい と言う理由で 生産量も逆転してしまったのだそうです。今では 生産量の一位と二位は 千葉県 茨城県となり 「二十世紀」と言う品種にこだわり続けた 鳥取県の生産量が 五位位に落ちてしまったのだそうです。確かに「二十世紀」を丸かじりすると 果汁がボタボタと滴り落ちるほどみずみずしいのですが 「香水」や「豊水」は滴り落ちません。私は個人的には 滴り落ちるほどみずみずしい「二十世紀」の方が 食べなれているせいか 美味しく感じます。

一般的な人気は 赤梨に軍配が上がっているみたいですが 青梨の方が 日持ちするので アジアの各地に結構な量 輸出されているのだそうで 尚更スーパーにならんているのをあまり見かけなくなってしまったのかもしれません。今年も そろそろスーパーの店頭に並ぶ季節ですが 最初の時期は 当然お値段がお高めですので 価格が落ち着くまでは 辛抱します。たかが果物の価格ですから 高いとは言っても知れていますが 根っからの貧乏人なので 辛抱してしまいます。このけちん坊の性分は 多分死ぬまで直らないと思います。

冷蔵庫で良く冷やしたナシ それも二十世紀を果汁をしたたらせながら 丸かじりするときに 子供の頃の夏休み 外出から戻った時の幸せな気分を思い出せると思いますので 今年もまたちょくちょく梨を買って 楽しもうと思います。

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